鉢底石の代用ができるもの一覧!発泡スチロールなどが使える?

苗植え

鉢底石(はちぞこいし)は、鉢やプランターに最初に入れていますよね。

市販の鉢底石を買って使っていると思いますが、代用できるものもあります。

また、鉢底石は必要なのか?という疑問はありませんか?

鉢底石の代用ができるものや使い方、鉢底石の必要性などを紹介します。

鉢底石の代用ができるもの一覧

鉢底石の代用ができるものは、
排水性や通気性を良くしたり、土を流れにくくしたりするものです。

発泡スチロール

大きめに砕いて使います。
洋ラン類の鉢底石の代用にされることが多いようです。軽いのも特徴。

ただ、細かく砕けて土に混ざりやすいです。
自然分解がされにくいので、環境のことも考えて上手に使いたいですね。

コルク

ワインなどのコルクも砕いたりして使えるようです。

ヤシガラ

細かくカットされたヤシガラも使えます。

木炭

木炭は清浄効果もあるので、カビ菌などの予防にもなると思います。

割れた植木鉢、瓦、陶器

これらも、鉢底に入れて使えます。
割れた植木鉢は、プラスチック以外のものなら使えそうです。

砂利や石

ツルツルとした石よりも、ざらざらとした細かい穴のあるような石だと、保肥性(肥料をためておく性質)も高くていいようです。

拾い集めた場合は、綺麗に洗ってから使いましょう。

赤玉土大粒

赤玉土の大粒も良いです。

ただ、長期使用で粒がつぶれてくると排水性や通気性が悪くなるので、長期的には使わないようにしましょう。

鉢底石や代用物の使用量

石

鉢底石や代用ができる物を使うとき、どのくらいの量を鉢底に入れるのかを紹介します。

鉢底ネットを入れてから鉢底石や代用する物を入れましょう。
鉢底ネットは虫の侵入防止にもなります。

  • 小さい植木鉢には、鉢底が隠れる程度が適切。
  • 中くらいの鉢なら鉢の5分の1くらい。(大鉢ほど多めに。)
  • 洋ラン鉢では3分の1くらい。

が目安になります。

ですが、

  • 乾燥気味を好む植物なら多めに。
  • 多湿気味を好む植物なら少なめに。

など植える植物などに合わせて量を考えましょう。

鉢底石や代用する物を沢山入れるほど、用土の量が減ります。そうすると、根の広がるスペースが狭くなってしまうので、必要以上に入れないのが適切です。

 

~鉢底石の再利用法~

ひらめき

鉢底石や発泡スチロールなどの代用できるものを使ったあと、植え替えをするときに用土と混じっていると大変ですよね。

用土と鉢底石(または代用の物)を分けておくと楽です。

市販の鉢底石ネットか、玉ねぎのネットやキッチンの三角コーナーのネットなどに鉢底石(または代用の物)を入れておくだけです。

鉢底石などを再利用するときも手軽です。

 

鉢底石の必要性

鉢底石は、排水性や通気性を良くして根腐れを防ぐといわれています。

ですが、必要かどうかというと、絶対に使わないといけないものではないようです。

普通の草花では、排水性や通気性などが良い用土を使ったり、素焼き鉢やスリット鉢(底~側面に切れ込みがある鉢)を使ったりして、鉢底石や代用できる物を入れなくても元気に育てることができるかもしれません。

ずっと同じ土で植物を育てていると排水性などが悪くなってしまうので、新しい土で数年に一度植え替えをすることで、根腐れの予防にもなります。

乾燥気味を好む草花を育てるときや、鉢底石などを再利用して何度も使う場合は、鉢底石・代用物を入れるといいかもしれませんね。

 

まとめ

鉢底石は、排水性や通気性を良くするためのもの。

鉢底石の代用ができるものは色々あるので、
身近な物で代用できたら節約できていいですね。また、鉢底石を買って再利用するというのも節約になりますよ。

土や植木鉢の種類、水のあげ方などでも、過湿による根腐れの予防になります。

何気なく見ていた鉢底石ですが、代用できるもの・必要性・再利用法などが分かれば、園芸が少し楽になりそうですね。