鎌倉あじさい寺の名所2017!見どころをたっぷりご紹介!

古都鎌倉といえば「あじさい」というくらい、
お寺や小路のあちこちで、あじさいが目につきます。

そんな鎌倉には「あじさい三大名所」と呼ばれるお寺があります。

そのお寺は、「明月院」「長谷寺」「成就院」です。

今回はそんな三つのあじさい寺の見どころをたっぷりとご紹介していきたいと思います!

鎌倉あじさい寺といえば明月院!

明月院のあじさいは約2,500株ほど植えられており、その殆どが「ヒメアジサイ」という日本古来の品種です。

その美しい青色から、明月院のあじさいは”明月院ブルーと呼ばれています。

海外のあじさいは赤系が主流となっており、
また日本のあじさいも多くは青紫に発色します。
そのため明月院のあじさいの様な美しい青色のあじさいは日本の、あじさい寺ならではと言えるでしょう。

 

見どころ・お勧めスポット

せっかくあじさいを見に行くのですから、当然綺麗に咲いているところをしっかりと目に焼き付けておきたいですよね。

近頃はスマホの普及とともに写真を撮る人も多くなっているかと思います。
そんな方々の為に是非みて頂きたい場所、撮影スポットを紹介します。

入口から山門まで

明月院のあじさいは入口から山門まで続いています。
そのなかでも山門と鎌倉石の石階段がある参道は有名な撮影スポットです。

ここは両脇にこれでもかというくらいあじさいが咲いており、ガイドブックにも載るほど。

鎌倉石は柔らかく、摩耗しやすい為、すでに採掘されていないという貴重な石階段です。
すり減った石階段が歴史を感じさせ、あじさいの美しさをより一層引き立てています。

花想い地蔵

明月院の境内にある「花想い地蔵」
こちらはその季節に合った花が飾られています。

お地蔵様にはターコイズブルーの耳飾りと首輪がされています。
右側の立て札には

「人は離れても
はかない花の思い出の中に生きています
大切な人との別れ いとおしい物との別れ
そんな時 ふと目に止まった花が
どんなにか心を慰めてくれたことでしょうか
いつくしみ深き花地蔵」

と書かれてあります。なんだか切なくなりますが、穏やかなお地蔵様のお顔を拝見していると安心したような気持にもなります。

参拝した際は是非見に行って欲しいです。

出口までの竹林

出口までの道で小さな竹林があります。
そこにも山門に負けないほどのあじさいがあるのでチェックしておいてください。

竹林があじさいの明月院ブルーを引き立たせています。
梅雨といえば既に蒸し暑さを感じる季節ですが、竹林が日陰になって涼しいので、
体を休めながら出口へ向かうのにちょうどいいです。

行きでは参拝客が多かったり、暑くてあじさいをゆっくり見られなかった人もここではゆっくり楽しめそうですね。

 

明月院へのアクセス

  • 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
  • 電話番号: 0467-24-3437
  • JR「北鎌倉」駅下車、徒歩約10分
  • JR「鎌倉駅」から江ノ電バス[2番]大船駅行き 「名月院」 下車徒歩5分

拝観時間・拝観料

  • 拝観時間:9:00-16:00(6月のみ8:30-17:00)
  • 拝観料金:300円(6月のみ高校生以上・500円/中・小学生300円)
  • その他:境内奥(菖蒲園)500円

鎌倉で必ず見たいあじさい寺、長谷寺!

鎌倉でも随一の花の寺として親しまれている長谷寺。
あじさいは約2,500株、また、明月院とは違い、種類もなんと40種類にも及びます。

青一色だった明月院と違い、実に鮮やかな色彩です。
場所により、大きく色の異なるあじさいに、見る者の目を楽しませています。

 

見どころ・お勧めスポット

長谷寺はパワースポットとしてテレビに取り上げられたほどの観光地。
ここではそんな長谷寺のお勧めスポットをご紹介します。

眺望散策路

長谷寺のあじさいと言ったら眺望散策路は外せません。

スロープ状の散策路には上段下段と囲むようにあじさいが咲き誇ります。
これぞあじさいの花畑という美しい眺めですね。

また、途中には”良縁地蔵”と呼ばれる小さなお地蔵様がいます。

まるでひっそり内緒話でもしているかのような可愛らしさに癒されること間違いなしです。

見晴台

ここでは鎌倉の街並みや草花、海などが一望できる絶景スポット。
パワースポットともいわれ、その景色はきた人の心を癒してくれます。

散策路ほどではありませんが、見晴台にもじゅうぶんあじさいはありますので、
是非ベストアングルで思い出に残る写真をのこしてくださいね。

 

長谷寺へのアクセス

  • 住所:神奈川県鎌倉市長谷3丁目11-2
  • 電話番号: 0467-22-6300
  • JR「鎌倉駅」から江ノ電バス「長谷観音」下車、徒歩5分
  • 江ノ電「長谷駅」下車、徒歩5分
  • 小田急線「藤沢駅」から江ノ電バス「長谷駅」下車、徒歩5分

拝観時間・拝観料拝観時間:

  • 拝観時間:8:00‐17:00(10月~2月のみ8:00~16:30)
  • 拝観料金:300円(小学生100円)

 

花の都、鎌倉あじさい寺の成就院

成就院は、先述した明月院と双璧をなすとも言われたあじさいの名所です。

しかし近年、2019年に創建800年を迎えるにあたり始まった、
成就院参道の修復工事の為、あじさいは残念ながら撤去されてしまいました。

しかし、2011年の東日本大震災による復興支援として、宮城県の
南三陸町 名刹 大雄寺にあじさい262株を寄付しています。

南三陸町 名刹 大雄寺には復興支援として鎌倉から、
約2000株ものあじさいが寄付されています。
是非、宮城県へ行く際には鎌倉と宮城を繋げる心のあじさいを見に行ってみてくだい。

 

開花時期や見頃は?

あじさいは例年通りにいくと6月上旬が開花時期となり、7月中旬までが見頃です。
その中でも6月中旬になると境内のあじさいが一斉に咲き誇り満開の時期を迎えると、圧巻の眺めとなります。

しかし、ピーク時になるとどこのお寺も境内は押すな押すなの大繁盛といった状態で、
参拝客でいっぱいになります。

そこでお勧めしたいのが、雨の降っている時間帯~止んだ直後での参拝です。
雨が降っている時間帯は比較的、他の参拝者が少ないのは勿論ですが、
あじさいは湿度でも色が変わります。
湿度が高いと色が濃くなる特徴がある為、色の変化も楽しむことができるのです。

また、午後には400m~500mの行列ができるほどの人気ですので、午前に行かれることをお勧めします。

 

おまけ「隠れた名所」

ここまではあじさい三大名所をご紹介しましたが、
鎌倉はそもそもあじさいの名所としてとっても有名なんです。

せっかくあじさいを見に鎌倉へ行くのですから、
隅々まで堪能したいですよね。

そこでお勧めなのが「北鎌倉古民家ミュージアム」
築100年の古民家の裏庭で、
100種類ものあじさいがひっそりと咲いている隠れスポットです。

また、あじさいを見ながら、お寺周りをしたら、
へとへとでお腹が空いてしまいますよね。

そんな時には「鎌倉五山 本店」がお勧めです。
ここでは鎌倉の郷土料理、けんちん汁が食べられます。

さらに、こちらの人気メニューはけんちん汁と山菜ごはんが食べられる
「紫陽花セット」です。
あじさいのような彩鮮やかな混ぜご飯と、
鎌倉野菜本来の味わいが楽しめるけんちん汁の組み合わせはまさに絶妙な一品です。

北鎌倉古民家ミュージアムのアクセスなど

  • 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内392-1
  • 電話番号:0467-25-5641
  • JR「北鎌倉駅」下車、徒歩2分
  • 開店時間:10:00~17:00
  • 入場料:大人500円・中高生300円・小学生200円

鎌倉五山 本店のアクセスなど

  • 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1435
  • 電話番号:0467-25-1476
  • JR「北鎌倉駅」下車、徒歩7分
  • 開店時間:10:00〜16:00
  • 一人当たりの料金:約2,000円程度

 

鎌倉あじさい寺のまとめ

あじさいの魅力がたっぷりの鎌倉のあじさい寺。

また、秋になると鎌倉では紅葉が始まり、梅雨の時期とはまた違った顔も見せてくれます。
季節で変化するあじさい寺の魅力。

まずは思う存分、梅雨の鎌倉、あじさいの景観を堪能してきてください。

 

また、あじさい寺で人気の京都の名所もまとめています。

京都のあじさい寺も凄く綺麗なので、
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

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