キンモクセイ

キンモクセイは長年育てていくので、
毎年、害虫や病気に悩まされることは避けたいですよね。

キンモクセイの害虫や病気の対策方法を、
薬剤を使わない手軽な方法も含めて紹介します。

キンモクセイの害虫・対策まとめ!

キンモクセイの主な8種類の害虫の対策方法をまとめます。

カイガラムシ

「カイガラムシ」

カイガラムシ

茎、枝、葉の汁を吸う害虫。

2mm~1cm程の大きさで、
成虫はロウ状の排泄物などでからだを覆って貝状になったりする。
白や褐色のものなどがいる。

時期:5~9月頃

(被害)症状:生育が悪くなる、枝が枯れる、新葉が出にくくなる。
排泄物によって「すす病(葉に灰・黒色の模様が出る)」になることもある。

~対策~

幼虫の時期には薬剤が効果的。

  • カイガラムシエアゾール
  • ベニカDX
  • ベニカXファインスプレー

成虫は、脚がなく動けないものが多いので、ブラシでこすって落せばOK。
大量にいる場合は、枝ごと切り落とす手もあります。

予防

風通しを良くする。(置き場所を変えたり、剪定をする。)

春前の冬期にマシン油乳剤を使う。

ヘリグロテントウノミハムシ

「ヘリグロテントウノミハムシ」

ヘリグロテントウミノハムシ

葉を食べる害虫。

モクセイ科の植物に寄生する。

幼虫は黄色くウジ虫のよう。

成虫は黒く、赤い点が二つあり、てんとう虫にそっくり。
大きさは4mm程。触ると跳ねるのが特徴。

テントウムシをこれと間違って駆除しないようにしましょう。
テントウムシは害虫を食べてくれます。

時期:幼虫4~5月、成虫9~10月

症状:葉のかじり食べられた痕が茶色く変色し枯れる。

~対策~

落ち葉の下で冬を越すので、冬に落ち葉を集めて処分する。

薬剤
スミチオン乳剤など

マエアカスカシノメイガ

「マエアカスカシノメイガ」

マエアカスカシノメイガ

蛾の一種。

幼虫は、モクセイ科の葉を食べる害虫。

糸を出し葉を綴り合わせて食べたりする。
1~2cmの薄緑色の透明感のあるイモムシ。

糸を出し、葉にまゆを作って羽化する。

成虫は、翅の前縁が赤褐色で、全体は白く透けています。

時期:幼虫4~5月、成虫4~9月

症状:食べられた葉が枯れる。大量発生は少ない。

~対策~

沢山群がることは少ないので、幼虫を見つけ次第、捕まえる。

「ガハイパージェット」などの殺虫剤で成虫を退治する。

予防

近くで成虫を見かけたら、退治・予防。
「虫コナーズ スプレータイプガラス用」を夜に点灯する照明に吹きかけて成虫を寄せ付けにくくするなど。

アオバハゴロモ

「アオバハゴロモ」

アオバハゴロモ

蛾の一種。
茎・枝の汁を吸う害虫。

幼虫は、ふわふわした綿毛のような白い虫。綿状の物質を出す。
成虫は、葉にそっくりな黄緑色の蛾。

大きさは1cm程。

時期:幼虫5~9月、成虫7~9月

症状:生育が衰える。大量発生しなければ被害は少ない。

~対策~

薬剤
スミチオン乳剤、オルトランなど。

予防

剪定をして風通しをよくする。

イボタガ

「イボタガ」

イボタガ

蛾の一種。

幼虫はモクセイ科の葉を食べる害虫。

若い幼虫は、頭部に4本、お尻に3本の長い角がある。
齢を重ねた幼虫は角がなくなる。

成虫はヒョウ柄とトラ柄を合わせたような奇抜な模様。
目のような丸い模様も二つある。
翅を広げると10cm程にもなる。

地域によっては、
絶滅の危険性が高い絶滅危惧Ⅱ種に指定されています。

時期:成虫3~4月、幼虫5~6月、

症状:葉が枯れる。大量発生することは少ない。

~対策~

夜の照明に飛んでくるため、自宅の照明には蛾用の防虫スプレーをかけるなどして、
成虫が来るのを防ぐといいかもしれません。

ハマキムシ

「ハマキムシ」

ハマキムシ

ハマキガの幼虫の総称。

その中でも「チャハマキ」がつきやすいようです。

幼虫は葉を糸で綴り合わせて食べる害虫。
大きさが2cm程のイモムシ。

成虫は1cm程の、樹の皮のような蛾。

時期:3~11月

症状:葉が枯れたり生育が悪くなる。

~対策~

冬に葉にくるまれている幼虫を見つけて殺虫する。

薬剤
オルトラン水和剤など。

ハダニ

「ハダニ」

ハダニ

葉などの汁を吸う害虫。

葉裏に多い。

赤や黄緑色などで大きさは1mm以下、クモの仲間。
集団になるとクモの糸のようなものが目立つ。

時期:5~10月。特に梅雨明け~9月頃の高温乾燥期。

症状:葉の吸われた部分が白や褐色にかすれる。生育が悪くなる。

~対策~

ガムテープで貼り付けて取る。

食酢30cc水1リットルくらいの割合で液を作ってスプレーする。

環境に優しい「粘着くん液剤」を使う。

予防

乾燥していたら水やりをする。葉裏にも(真夏の昼間は避けて)水をかける。

コーヒーをスプレーする。

コーヒーのかすを乾燥させて土に埋めておく。

アブラムシ

「アブラムシ」

茎・枝の汁を吸う害虫。

黄緑色で、触覚がある。
大きさ2~4mm程。

甘い蜜を出してアリを引き寄せ、守ってもらう。

時期:4~10月(真夏は少ない)

症状:生育が悪くなる。
アブラムシの排泄物の上に「すす病」が出たり、
ウイルスの媒介によってウイルス病になることもある。

~対策~

牛乳をスプレー容器に入れ、吹きかける。(その後、少ししたら水で洗い流す。)

食酢30ccを水1リットルくらいで薄めた液をスプレー容器に入れ、吹きかける。

薬剤
ベニカXファインスプレー、
家庭園芸用スミチオン乳剤など。

繁殖が旺盛なため、大量にいる場合の薬剤は、長期間効果が持続するものがいいようです。

予防

黄色に集まりやすいため、黄色の粘着テープを吊り下げる。

光るものが苦手なので、アルミホイルやCDなどを近くに置く。

コーヒーをスプレーする。

コーヒーのかすを土に埋めておく。


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キンモクセイの病気・対策まとめ

キンモクセイの主な病気4種類の対策方法をまとめます。

褐斑病

「褐斑病(かっぱんびょう)」

カビによる病気。

時期:4~11月。特に6~9月の高温多湿時期。

症状:下葉から発症し、葉に小さな褐色の斑点が出た後、大きく広がり、葉が枯れる。生育が悪くなる。

~対策~

発症した葉は切り取って、落ち葉と一緒に袋に入れてゴミ箱に捨てるか、焼却処分をする。

薬剤
トップジンM水和剤やダコニールなど。

予防

剪定をきちんとやり、蒸れないようにする。

鉢植えは水をやりすぎないようにする。

先葉枯病

「先葉枯病」

カビによる病気。

時期:春

症状:葉の先端が褐色に変色し枯れる。

~対策~

発症した葉は切り取って処分する。

薬剤
トップジンMなど。

炭疽病

「炭疽病(たんそびょう)」

カビによる病気。

時期:4~11月。特に高温多湿時期。

症状:葉に黒や赤褐色の斑点が出て、穴が開いたりして枯れる。

~対策~

発症した葉を切り取って処分する。

薬剤
GFベンレート水和剤など。

予防

蒸れないようにする。

うどん粉病

「うどん粉病」

カビによる病気。

時期:4~11月。梅雨時期は除く。乾燥した時期に多い。

症状:葉に細かい粉状の白い点が出て、生育が悪くなる。

~対策~

症状が重ければ、葉を切って処分する。

食酢30cc水1リットルくらいの割合で酢を薄めた液をスプレーする。
重曹水でも可能。

薬剤
ベニカXファインスプレーなど。

予防

適度に水やりをして乾燥させすぎない。

 

キンモクセイの病害虫予防のために見直したい6つのこと

キンモクセイの様々な病害虫を予防するために、育てる環境や育て方を見直してみましょう。

「土」

土がなかなか乾かない場合は、土の排水性が悪いということです。
土の排水性や通気性が悪いのは良くありません。

「肥料」

肥料はあげすぎない。特に窒素成分が多いものや化成肥料。
キンモクセイが弱って病害虫に弱くなったり、葉が茂りすぎて病害虫が発生しやすくなったりします。

「日光」

適度に日光に当たっていることも大事です。

「風通し」

風通しが良い場所で育てるのが理想です。
風通しが悪いと、蒸れによって菌が繁殖し、病気にかかりやすくなります。

「剪定」

適度に剪定をすることで、生育が良くなったり、蒸れにくくなったりします。
また、病害虫を早期発見しやすくなったりもします。

「水やり」

鉢植え場合は、しっかりと乾いてからたっぷりと水やりをすることが大事です。
乾燥よりも、水のあげすぎによる弱りや病気の方が生育に悪影響します。

 

まとめ

キンモクセイの害虫は、
小さくて大量発生するハダニやアブラムシは、手作りのスプレーで簡単に殺虫・駆除できます。

大きいイモムシなどは見つけやすく数も少ないので、捕まえたり、被害が大きければ、薬剤を少し使って対処できます。

栽培環境や育て方にも気を付けてキンモクセイを元気に育ててください。


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