ラベンダーのポプリ&サシェの作り方!簡単な手順をご紹介!

ラベンダーと紫陽花。最強コンビ

ラベンダーの一番の魅力、それはあの香りではないでしょうか。
リラックス効果や安眠効果もあると言われるラベンダーの香り。

お庭やベランダで栽培している人も多いのでは?

今回はそのラベンダーの香りを最大限に生かしたポプリとサシェの作り方をご紹介します。
自分で育てたものを利用するのもよし、
ラベンダーの摘み取り体験などで手に入れたものを使うのもよし!

お気に入りの布やリボンを使って自分だけのポプリやサシェを作ってみませんか?

 

ポプリとサシェとは?違いは?

ラベンダーの香りを気軽に、そして身近に楽しむ方法として代表的なものが
ポプリとサシェです。

それぞれどういうものなのでしょうか。

ポプリの意味と種類

ポプリという言葉の語源はフランス語。
「pop-pourri」という言葉から来ていて意味は「ごっちゃ煮」だそうです。

これはポプリが香りのある花やハーブ、スパイスなどを
混ぜ合わせて作ることが由来となっているようです。

ポプリには

・ドライポプリ
・モイストポプリ

の2種類があります。

歴史はモイストポプリのほうが古く、生の花を瓶に漬けて作られていました。
その後ドライポプリが誕生し、専用の美しい瓶に詰められたポプリは
18世紀のイギリスやフランスで大流行しました。

現代でポプリと言えばドライフラワーの瓶詰を指します。

また最近ではラベンダーを複数本、そのまま使ってリボンで包んだ
「ラベンダースティック」がポプリの世界でも人気となっています

サシェの意味

サシェもフランス語から来ていて「sachet」と書きます。
意味は「乾燥させたハーブやスパイスを入れた小袋」ですが
広い意味で「匂い袋」と考えてよいでしょう。

ハーブやドライフラワーを入れてクローゼットやポーチに忍ばせて
香りを服やハンカチなどに移して楽しむために利用されています。

日本でも昔から香料を入れた「香り袋」と呼ばれる小袋を、タンスや着物に忍ばせて
香りを楽しんでいたそう。

香りを身にまとうおしゃれは万国共通だったんですね。

ラベンダーポプリの作り方

ポプリを作りましょう

それでは早速ドライフラワーの瓶詰めのポプリの作り方をご紹介しますね。
瓶の場合、口が密閉できるものを使えば、香りが長時間持続しますよ。

用意するもの

  • 満開で摘み取ったらベンダー(一番下の花が咲いた直後がおすすめです
  • 瓶(最初の一か月は密閉できるものを。その後はお好きなものでOKです)
  • 保留材(作り方で詳しくご紹介します)
  • 好みのアロマオイル(ラベンダーはもちろん、調合するのも楽しいですよ)

作り方の手順

1、摘み取ったラベンダーをしっかり乾燥させます。
長さが十分あれば、風通しの良い日陰に花を下にして吊るせばOKです。

茎が細かったり、長さに不安が残るようでしたら浅くて広い箱や
籐のかごなどに新聞紙を敷き、花が重ならないように広げて乾燥させます。
約1週間~10日ほど、しっかり乾燥させてください。

2、花と茎を分別します。
軽く触ると花がぽろっと崩れるくらい乾燥したら、
茎から花を丁寧に摘み取ります。
摘み取った花は小さいので、空き箱などに入れていくと散らかりません。
このとき、ゴミや虫などついていたら丁寧の取り除きましょう。

3、瓶の中にドライフラワーを入れ、保留材とアロマオイルを数滴入れます。
・保留材とは…香りを統合し、長持ちさせるためのものです。
保留材自体にいい香りがついている場合がほとんどで、
有名なものは「オリスルート」というもの。

オリスルートは別名ニオイアヤメといって淡いスミレの花の香りがします。
他の香りと混ざり合ったとき、ほかの香りを引き立て、
香りをまとめて長持ちさせる力が優れているので、
ぜひ使っていただきたい保留材です。

・アロマオイル…ラベンダーのアロマオイルを用意しましょう。
このままラベンダーの香りのみを楽しむのもいいですし、
ほかのオイルをブレンドしてみるのもおすすめです。

例えば
→リラックスしたい
オレンジ・スイート、サンダルウッド、ゼラニウムなど

→眠れない
オレンジ・スイート、ユズ、ベルガモットなど

→花粉症
ペパーミント、ユーカリ、レモンなど

です。

4、瓶をしっかりと密閉し、よく振り香りをなじませましょう。
涼しくて暗いところで寝かせるのがポイントです。
少なくとも2~3週間はしっかり香りを育ててください。

たまに瓶を振ったり、ひっくり返して中身がなじむようにしましょう。
ラベンダーのポプリはキレイ

ポプリの作り方の3つのポイント

ポイントは3つです。

まず、摘み取ったラベンダーは、しっかり乾燥させてくださいね。
乾燥が足りないと、寝かせている間にカビが生えたり腐敗したり
ポプリが台無しになってしまいます。

次に、ポプリにオイルを加える時は少ないかな、と
感じるところでやめておくのがポイントです。

十分寝かせたあとに、香りが足りなかったら加えるほうが失敗しません。
ラベンダー自身が持っている香りも熟成されていきますので
まずは「少な目」からはじめましょう。

最後は副材料と呼ばれるものの利用です。
これは果物の皮やシナモン、ローズマリーなどいわゆるスパイスです。
普通のスーパーなどで売っているものでOKです。

副材料を加えると香りに締まりが出たり、奥行きが深くなったりしますので
仕上がった香りをワンランクあげたいときには、
お好みのスパイスを一振り追加をお試しあれ!

 

ラベンダーサシェの作り方

コロンとかわいいサシェ

サシェは今やおしゃれ小物としてプレゼントとしても大人気です。
ハンドメイドしてちょっとした手土産にする人も増えているとか。

サシェは「小袋」という通り、形に決まりはありません。

ですので飾りながら香りを楽しみたいならテトラ型、
カバンやタンスに忍ばせたいならクッション型、
クローゼットに吊るしたいなら封筒型のリボン付き

など、使いたい場所や用途で使い分けるのも楽しみの一つです。

ここでは簡単で、かわいいサシェの作り方を教えてくれるサイトを
ご紹介します。

中身は先ほど作り方をご紹介したポプリを利用してくださいね。

テトラ型のサシェ -Chaco Box―
写真付きで丁寧に解説されています。
手順も少ないので、たくさん作りたくなってしまうかわいさがたまりません。

ハート形のサシェ -家庭菜園・ガーデニング・料理と何でも手作り―
見た目もかわいいハート形のサシェです。
平面なので、タンスやバッグ、ランジェリーBOXなどにぴったりです。

きんちゃく型のサシェ -うねうね ごろごろ-
写真や型紙もあり、説明も丁寧です。
少ない布地で作れるので、お気に入りのあまり布で作ってみては?

ハンガーにかけられるサシェ -女性の美学-
クローゼットやハンガーにかけておけば、洋服を着るたびに
ふんわり優しい香りが広がります。オトナなおしゃれですね。

これは簡単!針も糸も使わないサシェ -アトリエ-
簡単!かわいい!お手軽サシェ
なんとこれ、お茶っ葉を入れるお茶パックで作る手のひらサイズのサシェです。
見た目もかわいいので、小さなレディーへのプレゼントにも◎です。

 

ポプリステックの作り方

最近ポプリの新しい楽しみ方として人気なのが、このポプリスティックです。
ラベンダースティックとも呼ばれるこのポプリは、花を茎から丸ごと使います。

インテリアのアクセントにもなるので、茎の長いラベンダーが手に入ったら
ぜひチャレンジしてみてください。

用意するもの

  • ラベンダー(30~50㎝のものを奇数本)
  • リボン(5~6㎜ほどの細身がベスト。約150㎝)
  • 糸(約50㎝)

作り方の手順

1、ラベンダーを奇数本用意します。
5本、9本、11本など必ず奇数本にしてくださいね。
リボンで巻いて仕上げるんですが、偶数だと目が揃わなくなるからです。

2、花の下についている葉をすべて落とします。
茎を折らないように、丁寧に葉を落としましょう。
また、ここで取り除いた葉はあとで使いますので捨てないでください。

3、ラベンダーの花を重ねていきます。
ラベンダーの花の部分を上下にずらしながら重ねていきます。
同じ高さではなく、ずらして楕円型に整えるのがポイントです。

4、糸を巻いて固定します。
まず花のすぐ下の位置を、糸でぐるぐると10程度巻きます。
そのままらせん状に花の部分も固定します。
形を整える程度で構いません。
あまりきつく締めないようにしてくださいね。

ボリューム調整のため、先ほど落とした葉を適宜加えてください。

5、下の茎の長さを整えます。
バラバラになっている茎の長さ切りそろえます。
お好きな長さでどうぞ。

6、茎を花の上に折り上げます。
ラベンダースティック折り上げ
先ほど花の下に巻き付けた糸の位置で茎を花の上に折り上げます。
ちょうど茎で花を包むようなイメージですべての茎を折ってください。

【注意】摘みたての水分の多いラベンダーは折らずに寝かせて!
みずみずしいのはとてもいいことですが!、このポプリスティックに限っては
それが失敗のもとになってしまいます。

水分が多いと茎がパキっと折れてしまうからです。

摘みたて新鮮なら、ここまでで作業を終え翌日に持ち越しましょう。
無理は失敗の元ですよ!

7、リボンで巻いていきます。
先ほど折り返した茎の根元にリボンを差し込みます。
このとき片方の端は、固定のために巻き付けた糸の位置で
リボン結びができる程度の長さを残しておいてください。

リボンの巻き方は
茎の上を通る→茎の下を通る→茎の下を通る…を繰り返します。
巻く、というより編む、のほうがしっくりくるかもしれませんね。

特に最初の一番上、一周目は緩んだりずれたりしやすいので
ここだけはギュっと締めるイメージで巻いてみてください。

2周目は一周目と逆に巻いていきます。
1周目が茎の上なら2周目は茎の下、1周目が茎の下なら2周目は茎の上。
互い違いにリボンを通していきましょう。

同じ要領で、花が隠れる位置まで巻きます。

・リボンをきつく巻く…シャープな印象になります。
大人っぽいイメージに仕上がるので、
寒色のリボンなどでキリリとしたポプリスティックにしたいときにおすすめです。

・リボンを優しく巻く…ポップで元気な印象になります。
ふんわり優しいフォルムになるので、明るいリボンにぴったりです。
最後のリボン結びをわざと大きくして華やかさを出したいときにも効果的です。

8、最後まで巻いたら、根元をリボン結びして出来上がりです。
花の根元まで巻いたら、残しておいたリボンとリボン結びします。
もしリボンが多めに余っていたら、茎にも巻くと全体が華やかになります。

 

ラベンダーだからこその楽しみ方

ポプリとサシェの作り方をご紹介しましたが、
これはどのハーブ、花にも応用できます。

しかしポプリスティックだけは、ラベンダーにだけ許された!?楽しみ方と言ってもいいかもしれません。

自分で栽培し、花の終わった後までも香りを楽しむ。
ラベンダーはどの植物よりも最後まであなたを楽しませてくれる、
最高のパートナーかもしれませんね。

 

他にも、ラベンダーリースの作り方や、
ラベンダーのドライフラワーの作り方も紹介しています。

興味があればこちらもどうぞ!