ラベンダーはハーブの女王と呼んでいいほど
その香りも花も世界中で愛されています。

古代ローマの時代からラベンダーを活用していたという記述もあり
わたしたちのそばに古くからあったことが分かります。

そんなラベンダーですから種類も豊富!

どんな品種がどんな特徴があるのか、
写真付きで解説していきます。

あなたなら、どれをれ育ててみたいですか?

主なラベンダー5種類の特徴と見分け方

ラベンダーは主に系統(グループ)で分けられます。
それぞれ異なった特徴を持っていますので、ご紹介していきましょう。

アングスティフォリア系

イングリッシュラベンダーは粒花が特徴

見分け方としては、幅の細い葉と小さな粒が重なったような花なら、アングスティフォリア系です。

この種類は香りが強いので、香料の原料としてもっともよく使用されています。

花の色は
・薄い紫
・濃い紫
・ピンク
・白
など様々です。

アングスティフォリア系は冬の寒さに強い(約-15℃までOK)ですが
夏の暑さにとても弱いという特徴があります。

北海道のラベンダー畑でよく見かけるのは
このアングスティフォリア系なんですよ。

【主な種類・品種】

●イングリッシュラベンダー
●トゥルーラベンダー など

ラバンディン系

ラバンディン系のグロッソ。大型品種です

ラバンディン系は大きな花穂と太めの茎が特徴的ですので、
特徴をよく観察するのが見分け方のコツです。

この種類は、生長すると約1mにもなる大型品種なので迫力があります。

香りが抜群にいいアングスティフォリア系と、
暑さに強いスパイクラベンダーを交配して作られた系統です。

香りはアングスティフォリア系よりツン、とした
クールミントが混ざったようなさわやかさを含みます。

香料としてはアングスティフォリア系のほうが
高価格となりますが、こちらも根強いファンが多くいます。

暑さに比較的強い種類でもあるので、
初心者にもおすすめです。

【主な種類・品種】
●グロッソ
●スーパーセビリアンブルー など

ストエカス系

ウサギのような花穂のラベンダーを見たことがありませんか?
あの花穂をつけるのがストエカス系ですので、
見分けるのが一番簡単な種類のラベンダーかもしれません。

花の色も紫のほかに赤、白、ピンク、黄色など豊富です。

ウサギの耳みたい!キューレッド

ちなみに耳のような細い花の部分は苞葉(ほうよう)といいます。

香りは薄いながら甘みがあるので、
その可愛らしいルックスと共に観賞用としても人気です。

暑さには強いですが寒さに弱いのも、ストエカス系の特徴です。
寒冷地や降雪地帯では対策が必要になります。

【主な種類・品種】
●キューレッド
●アボンビュー
●エンジェル など

プテロストエカス系

プテロストエカス系の特徴はなんといっても葉!
切れ込みが入ったレース状の美しい葉を持っているかが、見分け方のポイントです。

その様子からレースラベンダーとも呼ばれていて、
こちらのほうが有名かもしれませんね。

香りは特徴的で好き嫌いが分かれます。

寒さにとても弱いので、冬場は平地でも
室内に取り込む必要があるため庭植えには向きません。

レースラベンダーは葉も美しい!
【主な種類・品種】
●ビナータ
●ブライダルレース など

デンタータ系

「デンタータ」はラテン語で「歯のような」という意味で
ギザギザとした切れ込みがある葉は、細かい産毛に覆われた歯のようです。

花穂の先にフリンジのような苞葉があるのも、
デンタータ系の種類の特徴で見分け方のポイントです。

四季性があるので年に2回花を楽しめます。

花色は紫で香りも強いので育てていて楽しい品種です。
暑さにも強いので、関東地方での地植えも可能!

【主な種類・品種】
●デンタータラベンダー
●リンダ・リゴン
●スーパーサファイアブルー など

歯のような葉っぱが特徴的です

 


Sponsored Link

ラベンダー5種類の育て方と活用法

見た目も特徴的な5系統ですが、
性質もまた5系統、5種類でそれぞれ。

育て方から花が咲いたあとにおすすめの
種類別活用方法まで全部教えちゃいます!

アングスティフォリア系の育て方・使い方

暑さに弱いアングスティフォリア系。
それでも挑戦してみたい!というあなたには
「リトルマミー」という品種改良されたラベンダーがおすすめです。

それでもやはりお手入れは重要ポイント!

●剪定
●枝すかし
●日よけ

など、できるだけ涼しくなる工夫をしてあげてくださいね。

株の寿命は短くて3~5年。
挿し木などで増やすことができますので
株が充実してきたら挑戦してみてはいかがでしょうか?

【おすすめ活用法】

見た目もキレイ!ラベンダーソープ
香りがいいのでポプリやサシェにぴったりです。
ドライフラワーにしても、花色が変わりにくいので長く楽しめます。

ある程度長い茎が取れたらラベンダーステックもおすすめ。
バスボムや手作り石けんに使っても香りと花色、両方楽しめますよ。

多くの種類があるラベンダーの中では、
ハーブティーや料理にも向く、万能なラベンダーですね。

ラバンディン系の育て方・使い方

ラバンディン系は暑さにも強く、
ぐんぐん生長するので初心者におすすめですが、
購入する前に注意しておいてほしい点が2つあります。

1、株が大きくなるので植える場所に注意
先ほども書きましたが生長すると1mほどの背丈になる系統です。
庭植えにしろ鉢植えにしろ、ほかの植物との混植には向いていません。

暑さに強いと言っても得意ではないので、
積極的な選定や手入れが必要になります。

また、鉢植えの場合は根が張れるよう、大きめの鉢を用意しましょう。

2、種ができません
ラバンディン系は種ができないので、増やすのは挿し木のみになります。

【おすすめ活用法】
茎が丈夫で長く育つので、ラベンダーステックが作りたいなら
種類はラバンディン系がおすすめです。
ドライフラワーは、花色が落ちやすいので期間限定で楽しむなら
迫力のあるものができるでしょう。

ストエカス系の育て方・使い方

ラベンダーの押し花

暑さに強いストエカス系ですが逆に寒さには弱いので
室内に入れる、軒下に置くなど防寒対策が必要になります。

また暑さに強いと言っても得意ではないので
真夏に直射日光を一日浴びる場所などに植えると枯れます。

生長がとても早いので初心者にもピッタリな系統ですよ。

【ストエカス系のおすすめ活用法】
可愛らしい容姿を生かして押し花にしてみるのはいかがでしょうか。
ドライフラワーにすると形も花色も落ちるので、あまり向いていません。

香りは強いほうではないので、ポプリなどにする場合は
アロマオイルで調整することをおすすめします。

プテロストエカス系の育て方・使い方

寒さに強いといわれているラベンダーですが、
プテロストエカス系は寒さにも弱いため、初心者には難しい品種です。

ですが、葉が美しいので育ててみたくなりますよね。
その場合は鉢植えで管理し室内に取り込むなどの工夫をすれば大丈夫!

四季性に優れているので育てて楽しい系統です。

【プテロストエカス系のおすすめ活用法】
花が美しい品種が多いので、葉と一緒に押し花がぴったりです。
こちらもストエカス系と同様に、花色や形の劣化が目立つので、
ドライフラワーにはあまり向いていません。

香りは弱いものが多いので、ポプリやサシェで利用する場合は
ほかのハーブやアロマオイルをブレンドすると◎!

ラベンダーのサシェ

デンタータ系の育て方・使い方

デンタータ系はほかのラベンダーと違う、
ちょっとおもしろい系統で、暑さには強いほうですが寒さに弱いので
庭植えにはあまり向きません。

鉢植えで、冬場は暖かい室内や日当たりの良い窓辺で
育ててくださいね。

四季咲き性なので年2回の花を楽しめます。

【デンタータ系のおすすめ活用法】
ドライフラワーにはあまり向きませんが、野性的な香りがあるので
ポプリにしてほかのハーブやアロマオイルとブレンドすれば
オリジナルの香りを楽しめます。

押し花にしても可愛らしい花をそのまま残せるので、お試しあれ!

 

また、地域ごとの育てやすいラベンダーの種類・品種は、
こちらの記事でまとめています。

ラベンダーの花言葉まとめ!開花時期や見頃の季節はいつ?

 

種類・品種選びのコツ

こんなお洒落なジュレまで!

ご紹介したとおり、5系統(5種類)はそれぞれ個性豊かなラベンダーです。

ラベンダーが咲いたあと、ドライフラワーとして楽しみたいのか、
ポプリなど香りを楽しみたいのか、
それとも鉢植えのまま花自体を楽しみたいのか。

咲いたあとのことを考えて品種を選ぶのも、買ったあとの

「こんなはずじゃなかった」

をなくす、大事な要素の一つです。

心惹かれるラベンダーを見つけたときは
どんな特徴があるのか、もう一度読みに来てくださいね!


Sponsored Link

記事が役に立ちましたら、シェアをお願いします!