プルメリアの育て方!挿し木の時期と方法&冬越しの仕方は?

ハワイとプルメリアのイメージ

熱帯植物のプルメリアのお花は、南国では聖なる花としてレイに使われていたり、
お祭りや献花として利用されています。

プルメリアのお花は香りも良くてお花も可愛いので、自分でも育ててみたくなりますね。

 

挿し木はどうするの?冬越しの方法は?肥料はどうする?水やりは?など、
育て方を調べてまとめました。

プルメリアを育ててみたいあなたの参考になれば幸いです。

プルメリアの育て方・挿し木の時期

桃色のプルメリア

挿し木をしてみたいけどいつするのがいいの?

 

プルメリアの挿し木は5〜9月までの間ならできます。

自分で挿し木から作る場合は、春に剪定したものを使うのが最適です。

 

 プルメリアの育て方・挿し木の方法

植え付けイメージ

プルメリアの挿し木は大まかに分けて2つあります。

  • 挿し木をするだけになったものを購入する。
  • 自分で挿し木から作る。

挿し木をするだけになったものを使う場合

通販などですぐに挿し穂として使える状態になったものが売っています。
植木鉢に植わった株よりも安く売っていますので、チャレンジしてみるのもよいと思います。

 

良い挿し穂の見分け方としては、切り口が膨らんでいるもの。よく乾いている良い状態の挿し木です。

 

初めての人でも簡単に育てられる、土から肥料まで全部揃ったキットなどを使うのが簡単ですね。

 

挿し木はクラブマリンコレクションさんでスターターセットなどが販売されていますよ。

 

用意するもの

  • 4号くらいの植木鉢
  • プルメリア用の土、観葉植物の土など水はけの良いものを用意します。
  • 肥料

 

植え付ける手順

  1. 植木鉢にプルメリアの土などを3分の1くらい入れます。
  2. 挿し穂を入れます。
  3. 土を植木鉢に更に入れます。
  4. 水を植木鉢から流れ出るまでたっぷりとあげます。
  5. 日陰に置いて管理します。
  6. 表面が乾燥してきたら、水をあげます。
  7. 根付いたら、日向へ移動させましょう。

 

自分で挿し木から作る場合

  1. 剪定した枝などを用意します。(枝の先端から25㎝くらいのもの。)
    切り取った枝からは、白い樹液が出ます。
    皮膚につくとかぶれたりしますから手袋をして体につかないように注意してくださいね。
    目をこすったりするとピリピリして大変です。
  2. 切り取った挿し穂から出る白い樹液をよく洗い流してから、風通しが良く、雨の当たらない、日陰の場所に置いておきます。
  3. 切り口がしっかり乾くまで2〜4週間そのまま放置します。
    この時、しっかり乾かしておかないと腐る原因となりますので、とにかくしっかり乾かしてくださいね。
  4. 切り口にカルス(切り口に小さな粒状の膨らみ)ができるまで乾燥するとベストな状態です。

 

※植え付けは購入した挿し木と同じ要領で行ってくださいね。

 

肥料を与える頻度は?

水やりと肥料をあげるイメージ

植え付け時にリン酸分の多いものを施します。

5月から10月にかけては、使用する肥料の規定に従って与えます。
週一回のものはそれに従って与えましょう。

11月頃からは、冬眠に備えて肥料は与えないようにしましょう。

置き肥は取り除きます。

 

また、プルメリア専門の通販サイトでは、
植え付け時に一度あげるだけで良いという、とても便利な肥料もありますよ。

 

この便利な肥料はクレアフロールさんで販売されています。

 

プルメリアの育て方・冬越し・植え替え

白と黄色のプルメリア

冬越しはどうすると良い?

熱帯植物のプルメリアを育てる上で大切なのは冬越しです。

日本の冬の寒さでは、冬を越せませんので、最低気温が10℃を下回るようになったら、室内に取り込みましょう。

 

  • 11月ごろから落葉し始めたプルメリアは、少しずつ水をあげる頻度を少なくしておきます。
  • 冬眠中は置き場所も日が当たる場所でなくても構いません。5℃以上を保てる場所に置きましょう。
  • 冬眠中は水は不要なので12月中旬ごろからは断水します。
  • 冬の管理は凍らせないということを守ればいいので、案外簡単です。
  • 春が近づいてきて枝先に新芽が出てきたら、室内の陽の当たるところへ移動させ水やりも開始します。
  • 気温が10℃以上になったら、プルメリアの鉢を戸外の日当たりの良い場所へ移動します。

 

植え替えは?

1〜2年に一度、4月から5月に植え替える。

使う用土は、プルメリア専用の土や、赤玉土小粒か中粒を7割、腐葉土3割くらいのものを使いましょう。

 

プルメリアの育て方まとめ

黄色のプルメリア

熱帯植物のプルメリアは、寒さに弱いので東北地方より北の地域では鉢植えで育てるのが良いですね。

北海道などでは夜の気温が15℃になるまでは家の中で管理しましょう。

 

11月ごろから徐々に乾かし気味にして、12月中旬以降は冬眠しますので水やりはしないこと。

春から秋は、鉢植えのプルメリアには、表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりとあげます。

梅雨時の雨が多い時は、雨のあたらない場所に移動させましょう。ジメジメしすぎると根腐れの原因になります。

 

休眠中に肥料が残っていると、株が傷みやすくなるので、
11月ごろまでに肥料の効果がなくなるように、肥料を与えるようにします。

 

台風など強風にあって倒れると枝が折れることがあります。台風などが近づいてきたら室内に取り込みましょう。

 

プルメリアにはたくさんの種類があり、とても可愛いお花を咲かせます。
香りも素敵ですのでぜ身近で育てて楽しんでみてくださいね。