サンスベリアの種類・品種一覧!人気の種類やそれぞれの特徴は?

サンセベリア

剣状の葉で縞模様が印象的なサンスベリア。

葉の縁が黄色のサンスベリアを良く見ると思います。
その代表的な種類・品種は何なのか?

その他、人気の種類・品種はどんなものがあるのか?
葉の形・模様などどんな特徴があるか?

サンスベリアの種類・品種を厳選して紹介します。

サンスベリアについて

サンセベリア

【Sansevieria】

正確な名前は「サンセベリア」。
慣用的にサンスベリアと呼ばれることも多い。

葉の縞模様からトラノオ(虎の尾)という別名もある。
また、和名は「チトセラン(千歳蘭)」。

アフリカの熱帯乾燥地などが原産地の多年草。
乾燥には強く日当たりが悪くても育ちやすい。寒さや多湿には弱い。
草丈はだいたい30cm~1m程。

花は簡単には咲きませんが、開花時期は8月~10月頃といわれ、白色の小花が花茎に沢山集まってつくようです。

サンスベリアが日本に渡ってきたのは明治頃だといわれています。
近年、マイナスイオンが出る・空気を綺麗にする観葉植物として人気になりました。

サンスベリアの種類・品種一覧

サンスベリアは60種類以上が自生しているといわれています。
そして、園芸品種も色々つくられています。

サンスベリアを大きく捉えると、リュウゼツラン科の
「Sansevieria(チトセラン属)」の植物のことを指します。

サンスベリアの種類(原種)は、
「Sansevieria trifasciata(トリファスキアタ)」(和名:アツバチトセラン)が古くから流通しているようです。緑の剣状の葉に深緑色の横縞模様があります。
この種類から作られた黄色い斑入りの園芸品種”Laurentii(ローレンティ)”が人気で、サンスベリアといえばこの品種を指すことが多いです。

ローレンティは、深緑色の横縞模様と黄色い縁取りのある肉厚で剣状の葉が特徴。
1m以上になります。

サンスベリア

では、他にはサンスベリアの種類・品種はどんなものがあるのか、一覧で紹介します。

まずは、先ほど紹介した「Sansevieria trifasciata」という種類(原種)をもとにした園芸品種を紹介します。そのあとで葉の形が違う他の種類(原種)・品種も紹介!

小型のサンスベリア

サンスベリアは1m以上に伸びますが、
小型品種もあります!

テーブルや棚の上に置いて飾っておくのに良さそうですね。
置き場所に困らないサイズだと思います。
なので人気があります。

”Hahnii(ハニー)”

サンセベリア”ハニー”

20cm程。
バラの花びらのように放射状(ロゼット状)に葉がつきます。
葉は幅広で、横縞模様があります。

他にも色々なハニーの品種があります。

”ゴールデンハニー”

サンセベリア”ゴールデンハニー”

横縞模様もありますが、
葉の両縁に幅広の黄色いラインが入っています。
黄色が目立つ葉です。

”シルバーハニー”
葉の縁に同じくラインが入っていますが、
ゴールデンハニーほど黄味は強くありません。

”ピュアグリーン(グリーンハニー)”
深緑色で艶があり、ラインはなく模様も目立たずシンプルな葉です。

 

”ローレンティ・コンパクタ”

サンスベリア

コンパクタというのは矮性種という意味です。
縁取りがあり1m以上にもなる”ローレンティ”の小さいタイプ。
”ハニー”よりも大きくなりますが、50cm前後。

育てやすいサンスベリア?

zeylanica(ゼラニカ)”

乾燥にとても強く育てやすいといわれている品種。
横縞模様の剣状の葉。大きくなります。

 

「Sansevieria trifasciata」の主な園芸品種は以上です。
サンスベリアのイメージに合う品種だったと思います。

その他のサンスベリアの種類・品種

次に紹介するのは、特徴が違う他の種類のサンスベリアです。

「Sansevieria.stuckyi(スタッキー)」

サンセベリア スタッキー

棒状で縦溝入りの葉。
70cm程。
土の下から一本一本葉が立っているのが特徴。

マイナスイオンが他のサンスベリアよりも3倍ほど多く出るようです。

「S.bacularis(バキュラリス)」
”ミカド”

スタッキーに似た葉で、より細い棒状の葉。
生え方も似ています。1m程。

「S.cylindrica(キリンドリカ)」

サンセベリア”キリンドリカ”

太い棒状で縦筋・横縞入りの葉。
段々になって葉が生えます。

「S.boncellensis(ボンセレンシス)」

キリンドリカと同じような葉(縦筋・横縞入りの太い棒状の葉)で、葉が扇状に広がるのが特徴。

「S.francisii(フランシシー)」

棒状の縦筋・横縞入りの葉で、パイナップルのような葉です。

「S.masoniana(マッソニアーナ)」

一株から幅の広い横縞入りの葉が数枚だけ出る。
これは、前で紹介したトリファスキアタ種に似た葉です。

「S.guineensis(グイネンシス)」
”Manoline(マノリン)”

縦筋が入っていて白っぽい美しい葉。
爽やさがあるサンスベリアです。

 

他にも種類・品種は色々あります。
サムライの刀のような葉でそのような名前がついているものや、葉の縁が波打つものなど。

ここでは、特徴が似たものは省き、比較的手に入りやすそうなサンスベリアを簡単にまとめました。
どうでしたか?

 

まとめ:サンスベリアの代表種やその他の種類

サンスベリアも色々な種類・品種がありましたね。

代表的な種類 Sansevieria trifasciata(トリファスキアタ)
人気の品種 横縞と黄色の縁取りが入った剣状の葉が特徴、1m程になる”Laurentii(ローレンティ)”
その他の品種 小型品種”ハニー”・育てやすいといわれる”ゼラニカ”など。

 

その他の種類・品種 棒状の葉が一本一本立っているのが特徴の「スタッキー」や、太めの棒状の葉が段々につく「キリンドリカ」、数枚だけ葉が出る「マッソニアーナ」、白っぽくて美しい「グイネンシス”マノリン”」…など。

剣状の葉の種類・品種も棒状の葉の種類・品種も、性質は似ていて育て方はだいたい同じようです。
乾燥に強く寒さに弱いです。少しくらいの陰なら耐えて育ちます。直射日光は避けてください。

サンスベリアの値段は数千円です。
珍しい希少な品種は一万円以上するものもあります。

気に入った種類・品種があったらぜひ探して育ててみてください。