梅雨から秋口にかけて、
儚げな姿で見るものを癒してくれる睡蓮。

近年、メダカや金魚などと一緒に育てることで、
自作のできる手軽なビオトープにも活用されています。

また、水遣りが必要ない点など、
こまめな世話がいらないことから、
ガーデニングの初心者でも育てやすく、人気を博しています。

そんな睡蓮ですが、ネット上などでたまに見かけるのが
”花がつかない”という事例。
折角育てた睡蓮、誰しも綺麗な花をつけて欲しいですよね。

そこで今回は、花付きの悪い原因や見極め方、
また対策などをご紹介していきたいと思います。

花の咲かない理由をしっかりと確認し対策しよう!

睡蓮の花が咲かない理由をしっかりと確認して、
対策を試みましょう。

水生植物であることから、陸上植物に比べて
世話や対策に手間の掛かる部分もあります。
綺麗な花を咲かせる為にも面倒な気持ちをグッと堪えて頑張りましょう!

日当たりが悪い?場所や状況を確認しよう

睡蓮はお日様の光が大好物です。
睡蓮の花が咲かないと聞いたらまず浮かぶのがこれ。

日当たりが悪いとなかなか花が咲かないまま、
その年の開花時期が終わってしまう…
なんてことはよく聞きます。

睡蓮は株元までしっかりと日光を当てることが重要なので、
状態をよく観察して、日当たりが適切か見極めましょう。

睡蓮、こんなことになっていませんか?

  • 葉が水面を覆っている
    生育期には次から次へと葉が出てくる睡蓮。
    この葉が、水面を覆ってしまうことで、
    株元への日光を妨げてしまいます。
  • 水が濁っている
    水の濁りは日光を妨げます。
    日当たりのいい場所でも、株元まで日光が届いていないために、
    花付きが悪くなってしまいます。
  • 置いている場所が悪い
    水温などを気にするあまり、
    日陰やあまり日の当たらない場所に置いていませんか?
    睡蓮にとって太陽はエナジードリンクのようなもの。
    足りなくなると花を付ける力が足りなくなってしまいます。

  • 水深が深い
    睡蓮は水に沈めて育てる植物ですが、適切な水深があり、
    深く沈め過ぎると日が当たりづらくなるため、花付きが悪くなります。

対策を試みよう!

  • 葉が水面を覆っている場合
    しっかりと睡蓮の株元に日光が当たるよう、
    葉を間引きましょう。
    睡蓮鉢で育てている場合は、
    生育期は特にすぐにいっぱいになってしまうので、
    5枚程度残るくらいに間引いてしまいましょう。
  • 水が濁っている場合
    まずは睡蓮鉢の水を入れ替えましょう。
    濁りの原因がわかっている場合は、しっかり対処して、
    再発防止をしてください。
     
    メダカや金魚の餌の食べ残しが原因の場合、
    回数を減らすか、量を少なくしてください。
    これらは、ボウフラなどの害虫も食べているので、
    意外にも、餌は頻繁に与えなくて大丈夫です。

    また、肥料に油かすを使っている場合、
    必ず”発酵油かす”を使ってください。
    自分で発酵を行うと水の濁りの原因となる上、
    臭いが出る場合もあるので気をつけましょう。

  • 設置場所が悪い場合
    まずは適切な場所がないか探して見てください。
    マンションのベランダなどで育てている場合、
    午前中しか日が当たらず、午後には日陰に隠れているという場合があります。

    睡蓮の花を咲かせるには日光が必要不可欠です。

    少なくとも朝7時から夕方4時程度までは
    日光の当たる場所に設置しましょう。
    睡蓮は午前中に花が咲き、午後すぎには閉じてしまう為、
    早朝から日光を当てることを心がけてください。
    この時、夏場などでは水温が上がり過ぎないよう注意しましょう。

  • 水深が深い場合
    浅い睡蓮鉢に変えてみましょう。
    適切な水深は株元から10~15センチ程度です。
    鉢自体が深いものは、鉢を帰るか、
    株の植えられている鉢の下にレンガなどの台を置いて、
    株元からの水深を調節しましょう。
    鉢自体が影を作っていないか確認しながら調節してください。

 

根詰まりを起こしていませんか?

睡蓮に限らず花付きが悪くなった原因でよく聞くのは
”根詰まり”です。
根詰まりは外見では判断しづらく、
放置しておくと、花付きだけではなく、根腐りを起こすなど、
睡蓮自体をダメにしてしまう可能性があります。

最近花を見てない場合や、数年植え替えを行って内場合は、
根詰まりを疑いましょう。

もし根腐りを起こしていたら、早めに対処してください。

どう対策するべき?

根詰まりをお越していた場合は、植え替えをしましょう!
睡蓮鉢の関係上、株を植える鉢の鉢上げはせずに、
根っこの整理をして、水に使っている茎の部分も整えてください。

また、植え替えを機に株分けをするなどして、
睡蓮を育てる規模を広げるのもお勧めです。

 

肥料の加減は大丈夫?

植物を育てるのには肥料は必要不可欠です。
しかし、睡蓮は水生植物の為、肥料の与え方なども、
陸上植物とは異なります。

適切な肥料と、与え方が綺麗な花を咲かせることに繋がります。

急に花が咲かなくなった

最近まで花が咲いていたのに、突然花が咲かなくなった場合は、
肥料が足りなくなったことが原因と考えられます。

追肥を施して様子をみましょう。

暫く肥料を与えていない

生育期になってからも肥料を与えていないと、肥料が足りず、
蕾を出す力が足りなくなっているかもしれません。

前回肥料を与えた時期を確認して、追肥をしましょう。

肥料を頻繁に与えている

睡蓮は適切な肥料の量や頻度を超えると、
肥料過多で花をつけなくなる場合があります。
水生植物の為、肥料を与える作業は手間かもしれませんが、
まとめて大量に与えたり、頻繁に追肥を行うのは避けましょう。

冬の間中も肥料を与えていた

冬場に、肥料を与えると、肥料負けを起こし、
翌シーズンに花を咲かせなくなってしまうことがあります。

肥料を与えるタイミングを確認して、肥料負けを防ぎましょう。

肥料を与えるタイミングと、適した量は?

肥料は、発酵油かすや、骨粉などを、元肥に使います。
固形の油かすは根に直接当たらないよう
離れたところに与えます。
骨粉などは、用土に混ぜ込み使うと良いでしょう。

また、肥料を買う際は、
水に沈めて大丈夫なものかを確認してください。

睡蓮は根から栄養を吸収するため、液肥はあまり効果がありません。
メダカなどと一緒に育てている場合も、
メダカの生体に良くないので、避けましょう。

肥料を与えるのは、生育期を迎える3月頃から、
開花の終わる9月頃になります。

この間、2ヶ月に1回程度のペースで、
元肥と同量程度の肥料を与えてください。
多すぎると肥料過多になるため、少し少なめを意識して、
様子を見ながら追肥するといいでしょう。

この時、注意することは、根元から離れたところに追肥することです。
根に肥料が付くと、根が傷んでしまう為、
直接肥料が根に触れないよう気をつけましょう。

また、生育期・開花時期の終わった睡蓮は、
休眠期に入るため、肥料は与えないようにしてください。

 

実はこれが花の咲かない原因だった?

前述にある、対策を試しても、
なかなか花が咲かない場合は、実はこんなことが原因かもしれません。

水温の調整が必要かも

睡蓮は日光に当てることで、水温が上昇しやすい環境にあります。
水温があがることで花付きが悪くなるため、
定期的に水を継ぎ足して、水温が上がり過ぎるのを防ぎましょう。

”熱帯性睡蓮”は、寒さに弱い為、
冬場外に出しておくと、水温が下がりすぎて、
翌年の花付きが悪くなります。
冬場は室内へ移動して、10~15度程度に保ちましょう。

品種の問題

睡蓮には様々な品種があり、”熱帯性睡蓮”の場合、
夜咲きのものも存在するため、実はしっかり花が咲いているのに、
確認できていない場合があるかもしれません。

現在育てている睡蓮の品種を確認して、
開花時期などを調べてみましょう。

 

まとめ

なかなか花が付かない理由は、様々な理由がありました。

日当たりや肥料の問題は、これから育てていくに当たって、
切っても切り離せない問題です。
長く睡蓮の花を楽しめるように、しっかりと対策して行きましょう。

また、睡蓮は数多くの品種や色彩に溢れています。
慣れてきたら、新しい睡蓮を増やしたり、株分けにも挑戦してみてください。

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