ウンベラータの剪定の仕方!切る場所や剪定後はどうする?

ウンベラータは成長が早く、
なんと1年で20cmも伸びるそうです。

インテリアとしても人気が高いため、
室内で栽培されている人も多いですよね。

そのままだとどんどん伸びていつか
天井まで届いてしまう日も来るかもしれません。

そこでウンベラータを剪定して理想の形に整えてみましょう!

今回はウンベラータの剪定方法はもちろん
時期や注意点、剪定後のお手入れ方法まで
まとめてご紹介します!

ウンベラータについて

学名:Ficus umbellata
科・属名:クワ科・フィカス属(イチジク属)
英名:Umbellata
原産地:熱帯アフリカ
別名:フィカス・ウンベラータ

ウンベラータは耐熱性や耐陰性が高く非常に育てやすいことから
インテリアとしても人気が高い植物です。

またウンベラータは成長が早く、
あっという間に枝葉が伸びてしまいます。

剪定をしようと悩んでるうちに生い茂り、
酷いと病気や害虫に侵されかねません。

剪定の正しい方法を確認しながら丁寧に作業していきましょう。

剪定はなぜ必要?

剪定はまず枝葉が伸びて不格好に
なってしまった植物を整えることが目的です。

また見た目を美しくするだけでなく、
余分な枝葉に養分がいかないよう調整することで
残しておきたい枝葉に十分な栄養を送ることができます。

枝葉が茂ると内側が蒸れることで病害虫の繁殖しやすくなってしまうため、
剪定を行い風通しを良くすることで病害虫の予防にも繋がります。

ウンベラータは特に成長が早い為、
定期的な剪定が必要となってきます。

剪定は多くの植物で必要になってくる、
人間でいう健康診断のようなものなのです。

 

ウンベラータの剪定時期

ウンベラータの剪定は春から夏の4月~9月
15度以上あるころがおすすめです。

ウンベラータは寒さに弱い為、秋から冬に
かけての時期に行うと剪定後に回復できず
そのまま枯れてしまうこともあります。

これはウンベラータが秋から冬の間は
休眠期に入ってしまうためです。

剪定後の回復をさせるには春から夏の
成長期に行う必要があります。

 

ウンベラータの剪定方法は?

それでは早速剪定していきましょう!

事前にしっかりと準備をしてから
作業に臨んでくださいね。

ウンベラータの剪定に必要なグッズは?

  • ゴム手袋
  • 切り口に塗る癒合剤
  • 剪定バサミ

ウンベラータの茎や幹・枝を切ると、切ったところから
白い樹液がポタポタ出てくることがあります。

樹液は落ちにくいベタベタとした液なので、
衣類や床につかないよう注意しましょう。

新聞を敷いたりエプロンをするなどしておくと
作業もしやすいですよ。

ウンベラータの剪定方法

  1. 「下向き・内向き・交差している枝」を枝の生えぎわから切る
  2. 切り口へ癒合剤を塗る
  3. 日当たりのよい場所において管理する

注意点とコツ

  • ウンベラータを剪定する時は、
    伸ばしたい方向の枝を切ると、
    そこから新芽が出てきますので、
    それを目安にするといいでしょう。
  • ウンベラータは切り落とした所からYの字に、
    上へ上へと伸びていく習性もあります。
    そういった習性を理解して剪定すれば、
    完成イメージに近づけると思います。
  • ボリュームをもたせたい時は、
    先端の葉の付け根のすぐ上を剪定すると、
    そこから脇枝が出て存在感のある
    樹形へと育ってくれるでしょう。
  • 切った枝は挿し木に使えるので、
    挿し木の際は葉を少しだけ残して、
    清潔な赤玉土(小粒)などに挿すと
    簡単に増やすことができます。

 

ウンベラータを剪定したあとのお手入れや管理方法は?

  • ウンベラータを剪定したあとは通常通り
    日当たりの良い暖かな場所に置きましょう。
  • 植え替え後に剪定した場合、根が土に定着するまでの
    1週間ほどは涼しい日陰で管理するのがおすすめです。
  • 切った後に出る白い樹液は、
    よく拭き取ってそのまま乾燥させれば大丈夫ですが
    切り口が大きくて心配なときは、
    枯れ込み防止に“癒合剤”を塗るのも良いでしょう。

 

ウンベラータを挿し木で増やそう!

  1. 剪定した枝の中から天芽のある枝を選び、
    1~2節残して10~15cmくらいの長さに切ります。
    この時枝を斜めに切ると切り口が斜めになり
    表面積が広くなるので、水分を吸い上げる量が増えます。
    そのため早く根が伸びやすくなります。
  2. 枝の切り口から出てくる白い樹液を水で洗い流し、
    新しい挿し木用の土や赤玉土を植木鉢に入れます。
  3. 植木鉢の土に最初に水をあげてから、枝を土に5cmほど挿します。
    事前に割り箸などの棒状のもので土に穴を開けておくと、
    枝を挿した時に切り口がダメージを受けなくて良いですよ。
  4. 挿し木後は、たっぷりと水をあげましょう。
    普段は土が乾いたら水をあげますが、
    枝が土に根付くまでの間は土が乾く
    手前のタイミングでたっぷり水をあげましょう。

根付いたら、観葉植物用の土や培養土を入れた
ひと回り大きい植木鉢へ植え替えてあげるといいですよ。

植え替えた後は、土が乾いたら水をやるなどの基本のお世話をしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

ウンベラータは日頃のお手入れがあまり必要ない分、
剪定は必須の作業となってきます。

元気なウンベラータを保つ為にも
是非剪定をするようにしてくださいね!