マーガレットの植え替え!時期と方法、根はどうすればいい?

マーガレットの根

毎年マーガレットの花を楽しむために、植え替えという作業は
とても大切になります。

植え替えをせずに育てていると、鉢内が根でいっぱいになり、
土がほとんどない状態になります。

土は水分や栄養を根に渡す役割をしているため、
このよう状態になると、花が咲かないどころか
株自体が枯れてしまうので必ず行いましょう

 

マーガレットの植え替え頻度

青空をバックにした白いマーガレットの花の写真

マーガレットは根回りがいい植物なので、
2年に1度
行います。

しかし、これは生育状況によります。

根腐れや土内に生息する虫が疑われる場合は、2年を待たずに
植え替えが必要です。

また、株は健康だが鉢底から根が出てきていない場合には
もう1年様子を見てもいいかもしれません。

 

マーガレットの植え替え時期

四季の写真のコラージュ

マーガレットに限らず、植物全般にいえる
「植え替えのルール」があります。

それは…
成長期入りたてに行うこと!

では、マーガレットの成長期はいつなので
しょうか?

  植え替え 肥料 切り戻し 摘心
第一成長期 3~6月 ×
最盛期 5~6月上旬
休眠期 6~8月 × × ×

第二成長期

9~10月

休眠期

11~2月 × × ×

ポイント1.3月下旬~4月に植え替えるべし!

霜が降りなくなったら行います。
多少失敗しても、株が元気なる時期なので
影響を受けづらいからです。

 

ポイント2.花つきの株を入手したら速攻植え替えるべし!

生産者がわざど根詰まりを起こさせたものを
出荷させているからです。

詰まりが起きると、枯れる前に子孫を残そうと
花を咲かせるためです。

 

ポイント3.第二成長期(秋)の植え替えはどうしてものときだけ!

休眠期に向けて、株の力が弱まっているときです。
このときに根を傷つけてしまうと、

修復が難しく病気にかかりやすくなります。
鉢底から根が出ている場合のみ、
根を崩さずに一回り大きな鉢に植えてあげましょう。

 

イント4.休眠期中の植え替えはNG!

休眠期中は、株の力が弱まっています。

休眠期の植え替えを人間で例えると…
真冬(真夏)に風邪を引いた人にマラソンをさせる
ことと同じです。

直近の春か秋まで待ちましょう。

 

マーガレットが好む土

手持ちスコップと土

マーガレットは、水はけの良い土を好みます。

 

鉢植えの場合は、培養土を使うべし!

自分で配合した用土を使用している場合は、
川砂利などを加えて水はけを良くしましょう。

 

路地植えの場合は、必要ならば土壌改良をするべし!

①粘土質の土壌(水はけが悪い)
 →パーライト,腐葉土,ピートモスなどを
  加えてよく耕す
②砂質の土(水はけが良すぎる)
 →赤玉,黒土,腐葉土,ピートモスなどを
  加えてよく耕す

※用土の質が正常でも、数年に一度耕して
 あげるのが理想です。

 

マーガレットの植え替え方法

植え替え前のマーガレットのポット苗と空の鉢

ここでは、マーガレットの根を崩さずに行います。

根を傷つけないため、失敗の心配はありません。

大きく育てたい方や、初めての方におオススメです!

 

手順1.鉢から株を抜く

抜きづらい場合は、鉢をもんだり叩いたり
すると抜きやすくなります。

鉢底から根が出て抜けない場合は、
鉢を割ってしまうことをおススメします。

 

手順2.新しい鉢に鉢底ネットを敷く

鉢底ネットは害虫の侵入を防ぐ役割があるので
必ず敷きましょう。

また、蒸れに弱いマーガレットには次の鉢が
おススメです。

  • 素焼き鉢,駄温鉢
    →〇通気性,排水性が良い
      × 割れやすい
        × 重い
  • グラスファイバー鉢
    →〇通気性,排水性が良い
     〇軽い
     〇壊れにくい
     × 免疫力の低い方には有害な可能性が
       ある

 

手順3.少しずつ土を入れて株の高さを決める

鉢縁から、表面の土までが3cmあくように
土を敷き調整します。

このスペースを「ウォータースペース」と言い、
これがあることで水やりの時にあふれるのを防いでくれます。

 

手順4.箸でつつきながら土をまんべんなく入れる

あとは土を入れるだけです。

この時に箸などの棒でつついてやると空間ができずに、
しっかりと入ります。

 

手順5.水をたっぷりあげて日向で管理

植え替えたばかりだからといって、日陰管理する必要はありません。

 

マーガレットの根を崩して植える

根がほぐされたマーガレット

これ以上大きくしたくない方にオススメの方法です!

メリット1.根張りがよくなり花数が多くなる!

メリット2.傷んだ根を発見しやすい!

メリット3.同じ鉢に植えることができる!

 

手順1.根をもみほぐす

鉢から抜いた後、根を軽くもんでいると、段々と土が
落ちていき根だけの状態になってきます。

 

手順2.茶色や黒く傷んだ根を切る

傷んだ根を放置しておくと、病気の原因になります。
見つけ次第抜き取るか、切り取りましょう。

※一回り大きな鉢に植える方はここまででOKです。

 

(手順3.同じ鉢に植えるなら根を半分切る) 

これ以上大きくしたくない方はここまで行いましょう。

植え付ける時は、必ず新しい土で植えて下さい。
古い土は栄養分もなく、傷んでいるからです。

 

まとめ

植え替えの大切さと、
マーガレットの植え替えがとても簡単なことを
おわかりいただけましたか??

・できるだけ春に行う
・休眠期はいじらない
・水はけのいい土を使う

この3つを守れば失敗はしないので覚えておきましょう!