ポトスの挿し木方法!行う時期や切り方、注意点は?

乾燥などにも強く、細かなお手入れも必要ないことから
近年人気の高いポトス。

インテリアとしても活用され、特に女性の間では
部屋に飾りたい植物として知られています。

まずは小さい鉢植え1つからと買ったものの、
栽培に慣れてくると増やしたくなる人もいますよね。

そこで今回はポトスの増やし方について、
時期や注意点など、まとめてご紹介していきます!

ポトスを知ろう

科名:サトイモ科エピプレムヌム属
学名:Epipremnum aureum
別名:オウゴンカズラ
原産地:ソロモン諸島・東南アジアの亜熱帯、熱帯雨林

生命力が強く、日陰でも元気に育ってくれることから
室内栽培には最適なポトス。

色合いや柄も豊富なため、部屋の雰囲気を壊すことなく
高級感もプラスしてくれ、スペースもあまり取らないことから
インテリアの一つとして人気です。

また花言葉に
「永遠の富」
とあることから、オフィスの入り口や
銀行にも飾られ金運アップのアイテムとしても
用いられています。

温度の調節次第で、冬も枯れることなく楽しめるのも
ポトスの利点の一つと言えるでしょう。

サトイモ科であることから、特徴的なつるは成長も早く、
植え替えなどの際に剪定を行います。

ポトスの挿し木はこの時剪定したつるを使用するので
手間もかからず、初心者にも行いやすいため
園芸が苦手な人にも向いている植物です。

ポトスの挿し木をして増やそう!

ポトスの増やし方は3種類に分けられます。

  • 切ったつるを土に挿して増やす「挿し木」
  • 切ったつるを水に挿して増やす「水挿し」
  • 根っこから切って分けて増やす「株分け」

です。

どの方法でもきちんと増やすことは可能ですが、
一度土から掘り起こさなくてはいけない「株分け」は
手間も時間もかかるのであまりお勧めはしません。

その為今回は切ったつるを植えることで簡単にできる
「挿し木」と「水挿し」のご紹介をしていきます。

挿し木・水挿しの時期

挿し木・水挿しに適した時期は5月~7月頃です。

生育期に合わせて行うことで、挿し木の成功率が上がります。

剪定や植え替えの時期もこの頃なので、
挿し木を行う際は同時にやると手間が省けるのでお勧めですよ。

時期を逃して、寒い冬の頃に行うとうまくいかったり
大きくならないので注意しましょう。

挿し木の方法

用意するもの

  • 消毒済み剪定ばさみ
  • 新しい鉢
  • 観葉植物用培養土

手順

  1. 2~3節程度付くようにつるを切る。
    葉を上から3~4枚程度残し、残りは切り取る。
  2. 新しい鉢に縁から4センチ程度まで
    土を入れて水をかけて湿らせる。
  3. 植える場所を決めて4センチほどを植えこむ。
  4. 土を上から優しくかけて10日前後は、
    土が乾かないように水を与えましょう。

水挿しの方法

用意するもの

  • 消毒済み剪定ばさみ
  • 水の入った容器
  • 新しい鉢(最終的に土に植える場合のみ)
  • 観葉植物用培養土(最終的に土に植える場合のみ)

手順

  1. 2~3節程度付くようにつるを切る。
    葉を上から3~4枚程度残し、残りは切り取る。
  2. 10日前後で根が出て、新しい芽が出る。
    (水耕栽培の場合はこれで終了・以下は鉢に植え替える場合のみ行う)
  3. 新しい鉢に縁から4センチ程度まで
    土を入れて水をかけて湿らせる。
  4. 植える場所を決めて4センチほどを植えこむ。

挿し木の注意点やコツ

  • 挿し木は節が多ければ多いほど成功しやすいので、
    1節のみのつるなどは避けましょう。
  • 発根促進剤などを使用することで、ポトスの成長力がアップし
    成功しやすいので小さすぎたり心配な時には使用しましょう。
  • 土に挿す挿し木の場合、植える場所が定まらず
    難度も土に抜き差しするのは、つるを痛めてしまうので控えましょう。
    事前に植える部分に指をさして穴をあけておくとやりやすくなりますよ。
  • 水挿しの場合は、根が出るまでは毎日水を変えましょう。
    またあまり冷えた水は使わず、できるだけ常温のお水を使用してください。
  • 水挿しは透明の容器で行うと生長の様子がわかりやすいのでお勧めです。
    また水耕栽培の場合もインテリアとして適しています。

 

まとめ

いかがでしたか?

ポトスの挿し木は他の植物と比べてもとても簡単です。

現在では水挿しが主流ですが、
土に植える際には土へ直接挿し木を行う方が
手間も省けるので、自分に合った方法を試してみてください。

またポトスは成長が早く、つるもすぐ伸びるので
もし失敗しても諦めず挑戦してくださいね!