今回は、
「検索しても色々な記述があって
どれにしたらいいかわからない…」
と迷わないように、
水やり・土・肥料の全てにおいて、
オススメを1つに絞ってご紹介します!
目次
ガジュマルの水やり
★成長期(暖かい時期)=屋外→毎日
屋内→2日に1回
☆休眠期(寒い時期) =月に1~2回
“与える時は鉢底から水がでるまでたっぷりが鉄則”
→①土の中にたまった老廃物を流すこと
②新しい空気を入れること
“鉢皿にたまった水は必ず捨てる”
→①根腐れの原因になる
②ガジュマルが出した老廃物が入った水だから
ガジュマルに限らず、
「水やり三年」という言葉あるくらいに
植物の水やりは難しいものです。
ガジュマルの状態を毎日確認して、
会話ができるようになりましょう!
<コツ>
・カラカラに乾いた状態の鉢の
重さを覚えておく!
→こうすることで、鉢を持った
だけで水やりのタイミングがわかります。
・葉の向きに注目する!
→水が切れると、
明らかに葉が下向きに下がります。
※新芽は柔らかいため、
水が足りていても下に下がったように
見えるので注意します。
葉水
“1年を通して与えましょう!”
やり方は簡単!!
霧吹きやジョロで葉に水をかけて
あげるだけです。
<葉水をする理由>
・ガジュマルは空気中の湿度を
好むため
→この作業をしてあげると、
気根もよく成長します。
・ハダニを予防するため
→ハダニは乾燥すると発生します。
ハダニは、葉の栄養分を吸ったり、
糞で光合成を妨げたりと、
ガジュマルにあらゆる害を及ぼします。
・夏に、葉の温度を下げるため
→朝晩葉水をすることで、
葉の温度を下げ、株へのダメージを
抑えます。
※「お疲れ様、今日も暑かったね」
という感じで与える感覚ですね。
ガジュマルの土
“やや高価な市販の観葉植物の土を使えば間違いなし!”
自分で配合するなら…
“培養土 4:小粒タイプ赤玉土 3:鹿沼土 3”
ガジュマルは観葉植物なので、
水はけの良い土を好みます。
※やや高価な市販の観葉植物の土を
オススメするのは、
・小分けになっていて使いきれるから
・あまりにも安いものは
人工的な土が使われていることが
あるから
という理由からです。
<人工用土をオススメしないわけ>
※ハイドロボール・セラミス・ジェル・カラーサンド等
・水をためすぎて、
根腐れさせやすいから
→人工的用土が使われている場合は、
底穴なしの鉢に植わっていることが多いのです。
そのため、水を沢山あげすぎて、
幹がグチョグチョに腐ってしまうことが
あります。
・植物にとっては土が1番良いから
→室内で虫や臭いが気にならないように
開発された人工用土ですが、
それが植物にも快適なものかと
言われると、決してそうではないのは
お分かりいただけると思います。
育てていきたい場合は、
購入後1年はそのままで、
翌年の春に土に植え替えてげましょう。
ガジュマルの肥料
“N:P:Kの比率が大体同じものが良い!”
“固形肥料が楽でオススメ!”
“成長期(暖かい時期)に与える!”
どの肥料にも必ず、
「N:P:K」の比率は書かれています。
この比率が、大体同じくらいのものが
観葉植物にとっては良いのです。
<肥料の三大要素のおはなし>
自分が育てている植物に必要な
栄養素が多く含まれている肥料を
選ぶと良いですよ!
・N(窒素) =葉の栄養
・P(リン酸) =花と実の栄養
・K(カリ) =茎と根の栄養
<液体肥料と固形肥料>
★液体肥料=即効性がある
固形肥料に比べて頻度が多い
☆固形肥料=ゆっくり効くタイプがほとんど
1度与えれば次は3カ月後でOK
※物によって異なるため、
購入前に必ず確認しましょう。
<与える時期と頻度>
ガジュマルが成長する暖かい時期に
与えます。
★液体肥料=春・・・1カ月に1回
夏・・・2週間に1回
秋・・・2カ月に1回
冬・・・与えない
☆固形肥料=3カ月に1回
冬は与えない
肥料による異変
“葉が黄色くなるのは肥料の与えすぎ!?”
ガジュマルの葉が黄色くなった時、
肥料を与えすぎていないかを確認してみましょう。
ガジュマルは肥料を与えなくても、
十分に育つ植物です。
もし、与えすぎが疑われたら、
一度パタリとやめてみても良いでしょう。
もちろん、
虫・水やり・土・日照など、
他の可能性も考えられます。
土に挿すタイプの栄養剤
“挿すタイプの栄養剤は不要です!”
もちろん、
栄養剤を使用して元気に育っていれば
そのまま使用していただいてOKです。
しかし、
栄養剤を使用しているほとんどの方が
上記の写真のような元気のない状態に
陥っています。
※勤務先の花屋に相談に来られるお客様のほとんどが
このような状態なのです。
<与えなくていい理由>
・栄養剤=肥料ではないから
→栄養剤よりも肥料の方が必要な
栄養分がしっかりと入っています。
栄養剤を与えるなら、肥料を!
肥料を与えているなら、栄養剤は不要です。
・具合が悪いから栄養剤を!はNG
→まずは、なぜ具合が悪くなってしまった
のかを解明しましょう!
根腐れしているなら、
水やりの回数を減らす処置が適切です。
栄養が足りていないのならば、
栄養剤を与えるという処置でもOKですね。
まとめ
★水やりは成長期には多めに。
休眠期には控えめに。
☆1回の水やりは底から流れ出るまでが鉄則!
★鉢皿には水をためない。
☆通年、葉水を与えるとGOOD!
★市販のやや高価な観葉植物用の土がオススメ。
☆NPKの比が同じくらいの固形肥料がオススメ。
★具合が悪いから肥料・栄養剤をの考えはNG!
まずは原因解明を。