比較的育てやすいサンスベリア。
サンスベリアは寒さや多湿に弱い植物です。
適切な置き場所や育て方でなければ、葉が枯れることがあります。
サンスベアの枯れる原因や復活法を一覧で紹介していきます。
目次
サンスベリアの枯れる原因
サンスベリアが枯れる原因を一つ一つ見ていきましょう。
気温
サンスベリアは熱帯アフリカなどが原産地で、寒さに弱いです。
10℃以下になると少しずつ枯れてきます。
日光
サンスベリアは直射日光が苦手。
葉焼けを起こして枯れてしまいます。
逆に、真っ暗な陰でも元気に育ちません。
生きている植物なので、日光はある程度必要です。
水やり
サンスベリアは葉が厚いですよね。
乾燥に耐えられるように水分が多い葉になっています。
乾燥気味を好み、多湿を嫌います。
水をあげすぎると枯れるので気をつけましょう。
10℃以下になる寒い時期は水やりはほぼしません。
植木鉢の下にある受け皿の水にも気をつけてください。
受け皿に水が溜まったままだと湿ってしまうので、溜まったままにせずにこぼしましょう。
逆に乾燥させすぎても枯れてしまいます。
室内でエアコンの風が当たっていたら余計に乾燥しやすいので、置き場所にも気を付けましょう。
肥料
肥料のあげすぎなども枯れる原因になります。
肥料を適期(5月~9月)以外の寒い時期にあげたり、
葉挿しや株分けで増やしてすぐに与えたりするのはよくないです。
根の異常・病気・害虫
水やりをしすぎて根が腐っていると、気づかずにどんどん枯れてきます。
また、植え替えをしていなくて根詰まりしていても水分や養分が吸収できずに枯れてきます。
他にも、あまりないですが病気に感染していたり、
ハダニなどの害虫がついていたら枯れる原因になります。
サンスベリアの復活法!
サンスベリアが枯れる原因が予想できましたか?
それでは、サンスベリアの復活法を紹介します!
管理場所や育て方が枯れる原因のとき
サンスベリアの置き場所や育て方が原因で枯れるときの復活法を紹介します!
「気温」
10℃以下になる寒い時期は室内に入れておきます。
「日光」
直射日光が当たらない明るい日陰に置きましょう。
室内なら、レースカーテン越しのやわらかな光などを当てます。
「水やり」
あげすぎているなら控えましょう。
土がしっかりと乾いて何日か経ってからたっぷりとあげます。
寒い時期ほど頻度は少なくします。(数週間に1回など)
10℃以下になる時期は水やりはほぼ必要ないです。
「肥料」
5月~9月以外の寒い時期に肥料をあげたり、株分け後すぐにあげたりして、
肥料焼けを起こした場合は、数日間水をたっぷりとあげて肥料を流すようにします。
根の異常・病害虫が枯れる原因のとき
根が腐っていたら、何日か水やりをしないでおきましょう。
それからは乾燥気味に(土が乾いて何日か経ってから水やり)をしてください。
根が詰まっていたら、5月~8月に植え替えか株分けをしましょう。
病気や害虫被害があったら、適切な育て方をしたり薬剤などで対処しましょう。
また、その害虫がどんな環境を好むか調べて育て方を改善するのもいいですね。
乾燥や窒素(N)肥料のあげすぎでつきやすいなどの害虫がいます。
どんどん枯れるときはどうする?
どんどん葉が枯れて、株全体が枯れてしまいそうなときは困りますよね。
そんなときは、元気な緑色の葉を切って葉挿しで増やしてみてください!
株分けと違って葉で増やすので、根が腐っていてもできます。
5月~8月だったら適期ですが、
それ以外だったら、付け根から切った葉を乾燥させてから新聞紙にくるんで、暖かくなるまで棚の中などに入れて保管するのがいいようです。
「葉挿しの方法」
- 葉を付け根から切ります。
- 10cmくらいの長さでいくつかに切り分けます。
- 葉先側の切り口が上になります。下になる側の切り口付近に目印をつけます。
- 日陰で数日間乾燥させます。
- 川砂か赤玉土に切り口(下側)を挿します。
- 数日は水やりせず、そのあとは乾燥気味に水やりをして管理。
根や新芽が伸びたら適期にサンセベリアの土などで植え替えましょう。
まとめ:サンスベリアの育て方
- 気温…10℃以上。
- 日光…強い日は避け、明るい日陰。
- 水やり…乾燥気味に。10℃以下の寒い冬はほぼあげない。受け皿に水は溜めない。
- 肥料…5月~9月。葉挿しや株分け直後もあげない。あげすぎたら水やりで流す。
- 植え替え…5月~8月頃。根詰まりしないように、遅くても2年に一度はやる。
- 病害虫…発見したら薬剤などで対処。
どんどん枯れるときは、葉挿しで増やして予備の株をつくってみてください。
サンスベリアが枯れる原因が分かったら、
適切な置き場所や育て方にして元気に育てましょう。