甘い香りの小さなお花を咲かせるアリッサム。
寄せ植えにも欠かせないこのスイートアリッサムをたくさん育てて増やしたいけれど、どうすればいい?
アリッサムを増やすには、種まき?
それとも挿し木(挿し芽)でもふやせるのでしょうか。
アリッサムの挿し木の時期やコツを調べてまとめました。
目次
アリッサムを増やす方法は?
アリッサムを増やすには、一般的には種まきが簡単です。
種まきの発芽率も良いです。
もう一つは挿し木(挿し芽)をして増やす方法があります。
今回はこちらの挿し木でアリッサムを増やす方法にスポットを当てました。
アリッサムを挿し木で増やす時期
挿し木の適期
梅雨時の6月ごろがおすすめ。
なぜかというと、切り戻した枝を使えます。
切り取った枝が無駄にならないですね。
そして、5月と9月にもできます。
アリッサムの挿し木の方法
挿し木の方法
- 新芽の先端を5〜8㎝切り取ります。下葉を少し取り除きましょう。
- 水に1〜2時間つけて水揚げします。
- 切り口に発芽促進剤(ネメデールなど)をつけます。
- 平鉢などに入れた清潔な挿し木用土に挿します。
日陰で風通しの良い場所で発根するまで管理します。 - 上手くいけば2〜3週間で発根。
- プランターや花壇に植え付けます。
アリッサムの増やし方のコツ
- 挿し木には元気の良いものを使いましょう。
大きな下葉は取り除きます。 - 挿し穂を切り取るときには、切れ味のよいナイフやカミソリを使うと形成層が潰れません。
ハサミを使うと、切り口が潰れて発根しにくくなります。 - 挿し穂の切り口が乾いてしまうと細胞分裂が行われなくなり、発根しなくなります。
挿し穂を切り取ったら水揚げをしっかりとしましょう。
水揚げの目安は、葉っぱがピンとするまで。 - アリッサムは発根率があまり良くないので、発根促進剤を使うと良いでしょう。
発根促進剤(ネメデールやルートン)など水揚げの水に混ぜて使ったり、つけたりします。 - 通気性のある水はけの良い土を使う。
挿し穂用の用土や小粒の赤玉土などの清潔な土を使うと良いでしょう。 - 容器は平鉢か育苗箱など浅めのものを使うと、挿し穂に酸素が十分に供給され発根率が上がります。
- 挿し穂をさす時は、用土にたっぷり水をかけて濡らしておき、
切り口を傷めないように、細い棒などで穴をあけてから挿します。
さし終えたら、もう一度水を与えます。 - 半日陰で発根するまでしっかり水やりをして乾燥させないように管理することが大事。
発根したら根腐れしますので水やりは控えめにし、徐々に日光に慣らします。 - 定植するときには根を傷めないように、根鉢を崩さないように植え付けます。
- アリッサムは直根性なので、根が傷むと株が弱ります。気をつけましょう。
- 本葉7枚くらいになったらピンチ(摘芯)することで株が充実します。
本葉が10枚くらいになったら定植しましょう。
アリッサムの挿し木のまとめ
アリッサムは夏の暑さに弱いので、夏越えが上手に行くように涼しい環境を作ってあげましょう。
アリッサムは挿し木での発根率は低いようです。
なるべく風通しが良い涼しい環境で管理しましょう。
せっかく挿し木が成功しても、暑さで枯れてしまうことがあります。
夏に弱いアリッサムを品種改良し、耐暑性のあるスーパーアリッサムがあります。
この品種は、比較的挿し木の成功率が高いようです。
また、西日本の暖かい地方の方が、挿し木の成功率が高いようですよ。
今回、アリッサムの挿し木の方法をまとめました。
調べた結果、挿し木はどちらかというとおすすめしません。
初心者さんには、発芽率も悪くないので、種まきから増やす方が簡単でおすすめだと思いました。