アリッサムはスイートアリッサムともいい、
名前からも分かるように、アリッサムの花の蜜から甘い香りがします。
可愛いお花を長く楽しむためにしなくてはいけないことといえば、
花がら摘みやピンチ、剪定があります。
この作業をすることで株を元気にし、花を長く咲かせることができるんですね。
剪定はいつ、どのようにすれば良いのかというのを今回はまとめてみました。
目次
アリッサムとスイートアリッサム
学名:lobularia maritima
別名:ニワナズナ
科名:アブラナ科
原産地:ヨーロッパ南部、西アジア
耐暑性:弱
耐寒性:弱
草丈:10〜15㎝
花期:2〜6月
花序径:2〜8㎝
形態:一年草
アリッサムとスイートアリッサムって違うの?
アリッサムとスイートアリッサムは分類上では違うものとされます。
アリッサムはアブラナ科アレチナズナ属(アリッサム属)に分類され、
スイートアリッサムはアブラナ科ニワナズナ属、(ロブラリア属)に分類されます。
園芸では昔からの呼び名である「アリッサム」がスイートアリッサムを指すことが多く、
現在アリッサムとして栽培されている園芸品種はロブラリア・マリティマ(Lobularia maritima)です。
アリッサムの花を長持ちさせるためにしたいこと
ピンチ(摘芯)
ピンチをすることで枝分かれして脇芽が成長します。
株全体が密に詰まった感じになります。
花がら摘み
種をつけないようにすることで花を長く楽しむことができます。
花が咲き進み茎が間延びしてきたら葉の上で切り取ります。
剪定
風通しが良くなり病害虫が発生しにくくなる。
剪定することで夏越しができる確率が上がります。
アリッサムの切り戻し剪定時期と方法
アリッサムの切り戻しの時期
花が終わった5月〜6月ごろ。
草丈の半分から3分の1くらいまで切り戻します。
秋にもう一度花が楽しむことができます。
9月〜11月ごろ。
秋にもう一度伸びすぎた茎を切り戻すと、新芽が発生しこんもりとした株になります。
アリッサムの切り戻しの方法・注意点
花が咲き終わって株がだらしなく伸びてしまったものを切り取ります。
葉っぱの上あたりでバッサリとハサミで切りましょう。
よく晴れた午前中に行いましょう。
切り口がよく乾燥し、病害虫の被害にあいにくくなります。
清潔なハサミやナイフを使いましょう。
汚れたハサミは、細菌が付いている場合があり、切り口から病気になっていまします。
剪定することで花苗はどうなるの?
苗が疲れた。老いてしまった株。
↓
剪定すると、脇芽の成長が促され、新たな芽が吹きます。
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剪定とは、株を若返らせることができる魔法のテクニックです。
剪定をすることで株が若返ります。
花後、だらしなくなったな、と思ったら思い切って切り戻しましょう。
アリッサムの切り戻し剪定まとめ
- アリッサムを切り戻すことで株の姿を整えます。
- 不要な枝がなくなるので新芽や花へ養分がまわり成長がよくなり花がもう一度楽しめます。
- 剪定をすることにより通風がよくなり、病害虫を予防できます。
- 暑さ対策にもなります。
切り戻しの他にも、ピンチ(摘芯)をすると脇芽が出て株が密になり、こんもりとした姿になります。
また、こまめな花柄摘みをすることで種がつかないため、株を長持ちさせ花を長く咲かせることができますよ。
使用する用具にも気をくばりましょう。
- よく切れるナイフ、ハサミを使って切り口を傷つけないようにしましょう。
- また、清潔なものを使って病気にならないようにします。
それでは、切り戻し剪定を行って、アリッサムの花を長く楽しみましょう。