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朝顔の種の収穫をしよう
花が枯れ落ちてしまったら、種の収穫時期です。
早いうちに種を取ってしまうと植えた時にきちんと育ちません。
種の収穫時期やタイミングの見極めが大切ですよね。
朝顔の種を取る時期
10月下旬~11月下旬の間が収穫時期です。
日本朝顔は10月に入ると花は枯れるので、種が取れるのは10月下旬頃になります。
西洋朝顔は開花時期が遅く、11月に入ると花が枯れ、種の収穫は11月下旬頃になります。
花が終わって1カ月くらい経つと、種が固くなり、栄養も十分に含んだ状態になります。
そしたら収穫時期です。
具体的な収穫のタイミング
花びらが枯れ落ちると緑色の実が残ります。
一番下の実を観察するようにしましょう。
花と同様に下の方から成長が進むので、下の実の種のほうが早く取れます。
実・実のすぐ下についている小さい葉(がく)・実の付け根の茎までが茶色になり、
がくが反り返って乾燥してカラカラになっている時が収穫のタイミングです。
枯れた実がぱっかりと割れる前に種を取ってしまっても大丈夫です。
収穫のタイミングになったら、種をこぼさないように注意しながら取ります。
すぐ下の茎をはさみで切って、実を茎から切り離した後で種を取り出すと楽です。
風が強い・天気が悪い日が続いているときや、生活が忙しいときなどは、
種の取り方を一工夫してみましょう。
花が枯れ落ちてから実がわれる前、種がもうすぐ取れそうになってきたら、
少し細かい網目のネットで実を包んで支柱などに縛ると種が落下してもまとめて収穫できます。
朝顔の種の保存方法
自分で収穫した朝顔の種は、植えた時にきちんと育ってほしいですよね。
きれいな花を咲かせてもらうためにきちんと丁寧に保存しましょう。
種を保存する前にやること
まず初めに1カ月ほど、
常温で湿気の少ない所に紙を敷いて、その上に種をおいて乾燥させます。
種が飛び散りそうな場合は、ザルを被せておくと安心です。
しっかりと乾燥させた種は長期保存できる状態になります。
種の保存方法
【必要なもの】
- 封筒
- 空き缶など蓋付きの容器
- 乾燥材
- 種を封筒に入れます。
(種を翌年以降も長期間保存したい場合は、種を入れた封筒に採取日や花の名前などを書いておくといいですね。) - その封筒と乾燥材を空き缶などに入れて湿気らないように気を付けて冷暗所で保管してください。
※冷蔵庫の野菜室にいれておく場合は、種は毒になる(下痢などの害がでる)ので誤飲しないように注意してください。
(冷蔵庫では場所も取るので、冷蔵庫に入れなくても冷暗所で保管すれば大丈夫です。)
種ができない・少ない原因は?
花の付け根の膨らんでいるところ、実になる部分(子房)を摘み取ってしまった場合は種ができません。
西洋朝顔は種があまりできなくて、変化朝顔という変わった形の朝顔は種をつけない種類もあります。
宿根朝顔(琉球朝顔/野朝顔)は地下の球根に栄養をためて翌年に芽を出すので、種ができません。
朝顔の種を沢山取るには?
種ができやすい日本朝顔を選ぶといいでしょう。
その上、最初に伸びてくる親蔓が5枚程の葉をつけたら成長に合わせて何度か親蔓の先端を切るようにしましょう。(摘芯)
そうすると、脇から子蔓が伸びてきて、種がもっと沢山取れるようになります。
まとめ
- 朝顔の種を取る時期は、10~11月の間。実や実の付近が茶色、がくが反り返ったら収穫。
- 取った種は保存前に1カ月程しっかり乾燥させる。封筒や容器に乾燥材と一緒に入れて冷暗所で保存。湿気に注意する。
- 種を取りやすいのは日本朝顔。摘芯などの手入れも大事。
きちんと朝顔を育てて種を沢山収穫できるといいですね。
取った種を植えると何色の花が咲くかはわからないので、楽しみにしていてください。