朝顔の育て方は摘芯が大事!その理由と摘芯の時期と方法を解説!

たくさん咲く朝顔
朝顔の花をたくさん咲かせたいのにうまくいかない…
もっと大きく育てたいのにあまり伸びない…

朝顔栽培でこんな悩みはありませんか?

成長不良には様々な理由がありますが、摘芯がポイントかもしれません!
しっかり行うことで立派な朝顔を育てることができるのです。

朝顔が大きくならない、花が少ししか咲かない!

思ったように葉が茂ってくれないとか
花があまり咲かない原因は摘芯していないからという場合があります。

摘芯って何?と思った方は、ぜひ今年の朝顔からやってみて
たくさん花を咲かせてくださいね。

摘芯のやりかた

摘芯とは、朝顔の芽を摘むことです。
簡単にできるので、やってみましょう。

本葉が5〜8枚のころ1回めの摘芯
朝顔の摘芯1回め
一番上の親づるの先端を摘みます。
詰んだところの下の3枚の本葉の脇芽を伸ばします。

脇芽から伸びた芽(子づる)の本葉が5枚のころ2回めの摘芯
朝顔の摘芯2回め
伸ばした脇芽の子づるの先端を切ります。
同じくその下3枚の本葉の脇芽を伸ばします。

その脇芽から伸びた芽(孫づる)の本葉が5枚のころの摘芯
朝顔の摘芯3回め
孫づるの先端を切ります。
これ以降の摘芯は、どのくらいの大きさに育てたいかによって
適時行います。

手で無理に引っ張ったりすると朝顔の茎を痛めることがあるので、
つるの先端を摘芯するときはハサミを使いましょう

本葉の下に残っている双葉の根元からも脇芽が伸びることがありますが、
その脇芽は摘み取ります。
摘芯したら、元気な脇芽3本ほどを選んで伸ばすようにしましょう。

これが基本的な摘芯のやりかたです。

朝顔の摘芯のコツ

摘芯はせっかく伸びた芽を切ってしまうので
ちょっとかわいそうな気がしますが、
成長が早い朝顔ならすぐに脇芽が伸びてきます。

思い切って摘芯しましょう。
元気な朝顔

朝顔の摘芯のタイミング、時期

種をまいて本葉が出ると、約1週間くらいで本葉が5〜8枚まで成長します。

成長の早さは気温にもよりますが、25℃を超えると
一気につるが伸び始めるので、その時が摘芯のチャンスです。
あまり気温が低い時だと脇芽がすぐに伸びてこないので
成長具合を観察して摘心しましょう。

摘心後の肥料や水やり

摘芯後は脇芽が一気に伸び始めます。

水やりはもちろんですが、薄めた液体肥料を夕方水やりの代わりに与え、
栄養不足にならないようにすると元気に育ちます。

暑い時間帯の水や液体肥料のあげすぎは、
病気や根腐れのもとになるので気をつけてください。
希釈倍率も守りましょう。
濃い目に希釈しても大きく育つわけではありません。

固形肥料を与える場合は、株の根元から離して与えます。
株に近いところに置くと根や茎を痛めることがあるので気をつけて!

プランターや鉢の端のあたりの土に指でちょっとくぼみを作って
固形肥料を置くと、水やりで流れて株の近くに流れるのを防ぐことができます。
水やり

仕立て方で摘芯のやり方を変えましょう

大きく育ててグリーンカーテンにしたい場合、
2〜3回めの摘芯はある程度の高さまで育ってからのほうが良いようです。

朝顔はつぼみがつくとそちらに栄養が行き、つるの伸びが悪くなります。

摘芯することでつぼみがたくさんつき、花が多く咲くのですが、
あまり早い時期に咲き始めると株に負担がかかって葉が茂りにくくなります。

場合によっては、2回目以降の摘芯は育てたい高さになってからでもOKです。

 

摘芯をしないとどうなる?

摘芯をしないと朝顔の脇芽があまり伸びず、
親づるだけがヒョロヒョロと伸びることがあります。
朝顔のつぼみはつるが多いほど多くつくので、
摘芯をして脇芽を伸ばしてあげると花がたくさん咲くのです。

朝顔の株の元気がなくなる

摘芯を行うことで朝顔の根のはりがよくなります。
根がしっかりと張っていればたくさんの栄養を吸収しどんどん成長します。

元気で立派に育てるためにも摘芯を行いましょう。

つぼみが少なく花つきが悪くなる

親づるの先端を残しておくと脇芽が出にくくなります。
摘芯して脇芽を育てることで、
つぼみの数も増えてたくさんの花を咲かせます。
朝顔のつぼみ
ただし、あまり大きく育つ前の早い時期に出たつぼみは取ったほうが良いです。
葉やつるに栄養を行き渡らせることで、夏にたくさんの花が咲きます。

育てたい大きさを考えて、かわいそうですが早咲きのつぼみは摘み取りましょう。

大きく元気に育たない

親づるを摘芯しなくても、脇芽が出てくることがあります。

そのまま育てても大丈夫かな?と親づるの先端を摘芯しないで育てると、
背丈だけは伸びるのですが
つぼみができにくくなったり、株が弱ったりします。
根のはりも悪くなるので、栄養を吸収しにくくなるのです。

また、摘芯して出てきたすべての脇芽を伸ばしても朝顔は弱ります。
1ヶ所摘芯したらその下の3本くらいの元気な脇芽だけを伸ばし、
それ以外の芽は摘み取るようにしましょう。

 

朝顔の摘芯まとめ

摘芯することで朝顔の根張りがよくなり、大きく元気に育てることができます。

せっかく伸びた芽を詰んでしまうのは少し勇気が必要ですが、
朝顔栽培の摘芯はとても大事です!
青い朝顔
たくさんのつぼみをつけて、美しい花を咲かせるためにも
ほんの少し手をかけて摘芯してあげてくださいね。