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クリスマスローズについて
科名:キンポウゲ科
学名:Helleborus
別名:レンテンローズ ヘレボラス
原産地:ヨーロッパ 西アジア
草丈:30cm~60cm
主な開花期:12月-4月
クリスマスローズは”ローズ”と名前の一部にあるものの、
「薔薇」とは全く異なった種類です。
同じ品種でも咲いたら色が違うなど、
不安定な要素を持つ反面、毎回違った顔を見せてくれる
クリスマスローズを好む人も少なくありません。
色彩も数多く、冬場に鮮やかな色合いで
楽しませてくれることから重宝されています。
クリスマスローズの花言葉はなに?
どんな植物にも花言葉はあります。
花言葉は、その植物の生態や見た目、
伝説などを由来してつけられています。
花言葉を知ることで、
クリスマスローズの新たな魅力を知ってくださいね。
クリスマスローズ全般の花言葉は
「追憶」
「私を忘れないで」
「私の不安を和らげて」
「慰め」
「スキャンダル」
「中傷」
となります。
クリスマスローズは憂いを帯びたような
花言葉が多く見られるようです。
また、花言葉でよくあるのが
花の色別につけられている花言葉。
クリスマスローズの色は20種類以上ある
とされていますが、残念ながら色別の明確な花言葉は存在しません。
白やピンクに”慰め”などの花言葉を当てはめることもあるようですが
こちらも正式なものではなく、上記の花言葉のみとなっているのが実情です。
それではクリスマスローズの花言葉は
何に由来してつけられているのでしょうか?
次にご紹介するのは花言葉の由来と、
クリスマスローズの持つ伝説についてご紹介します。
花言葉の由来
クリスマスローズは古代ヨーロッパでは
クリスマスローズの香りが病人から悪臭を除くとされていました。
またそのことから、ギリシャでは
”狂人を正気に戻す”とも考えられていたようです。
「私の不安を和らげて」「慰め」
という花言葉はこれらの歴史を由来としているようです。
学名であるヘレボルス(Helleborus)は、
ギリシャ語「helein(死に至らしめる)」からきており、
これにはクリスマスローズの根に毒があることに由来しています。
このことから、「中傷」という花言葉がつけられたそうです。
他にも「追憶」「私を忘れないで」という花言葉には
古代ヨーロッパで騎士が戦地へ向かう際、
恋人へ贈った花という事から由来しているとされています。
クリスマスローズの”伝説”
イエス・キリストが誕生した時、
羊飼いたちと一緒にマデロンという少女が祝福に駆けつけました。
贈り物に囲まれた赤ん坊のキリストを見て、
貧しかったマデロンは自分には何も贈るものがないと泣きました。
すると天使が舞い降り、地面に触れると、
そこにクリスマスローズが現れたのです。
マデロンはそれを摘んでキリストに捧げたそうです。
まとめ
クリスマスローズの持つ花言葉は伝説や歴史、
生態などを由来としていたようです。
また花言葉のもつ憂いのような印象のように、
その由来や伝説もどこか切なげなものが多いようですね。
クリスマスローズの魅力はまだまだ奥深いもののようです。