シクラメンがしおれてしまう原因はいろいろあるんです。
せっかく気に入って買った、プレゼントで頂いたのになんだか弱ってしまった。
なぜ?水やりが悪かった?はたまた肥料のやり方が悪かったのか?
いや、置き場所かもしれない・・・。
どのような原因が考えられるか調べてみました。
また、どうすればいいのかという対処法もまとめてみました。
目次
シクラメンがしおれる原因は?
シクラメンがしおれる時は幾つか原因が考えられます。
原因と症状、対策
水不足
シクラメンは成育期や花が咲いている頃は水をたくさん必要とします。
多湿を嫌うのですが、水やりが遅れて乾燥してしまうと葉っぱに元気が無くなってしまいます。
対策
- 土の状態を観察して、土の表面が白く乾燥してきたら、
普通鉢の場合は球根や葉、花に水をかけないように鉢底からたっぷり流れ出るまで水やりしましょう。 - 給水鉢には、8分目まで水を補充しましょう。
- ひどく水枯れしているときは新聞紙で鉢を包み、バケツに入れる。
水を鉢の3分の1ほど入れ、新聞紙に水がしみこんだら取り出しそのまま2〜3時間放置します。
根腐れ
水のやりすぎで根腐れしている可能性があります。
土が湿気っているのに、葉が萎れてきたとは根腐れと思われます。
対策
- 水やりを控えて様子を見ましょう。
寿命
シクラメンは、夏越しできると数年の間、どんどん球根が大きくなり花もたくさん咲かせてくれます。
しかし、10年を越した頃から、突然枯れてしまうことが多くなります。
シクラメンの球根には寿命があります。
- 原種のシクラメンの寿命は約30〜40年
- ガーデンシクラメンの寿命は3〜5年
高温多湿のため
シクラメンは、ジメジメした高温多湿の日本の夏がとっても苦手です。
気温が20℃以上になると、葉が黄色くなったり、花が痛んだりします。
対策
- 涼しく風通しの良い場所へ移動させ、土の状態をみつつ過湿にならないよう、水やりをしましょう。
鉢が炎天下に置かれていた
シクラメンは日光が大好きですが、炎天下に置かれると枯れてしまうことがあります。
対策
- 半日陰の風通しの良い場所へ移動させましょう。
霜に当たったり、寒すぎる環境
シクラメンは、暑さ寒さに弱いので弱ってしまいます。
対策
夜間の気温が10℃くらい必要です。また、昼と夜の気温差は10℃〜15℃以内にしましょう。
シクラメンの自生地の気候と日本の気候の違い
シクラメンは北アフリカ〜中近東、ヨーロッパの地中海沿岸の低木の下や岩場に群生しています。
実は日本との気温や湿度の違いが、シクラメンにとってはとっても辛い環境なのです。
自生地との違いがわかると、シクラメンをどんな環境で育てると良いかが分かってきます。
詳しく見てみることにしましょう。
気温の違い
自生地の気温は日本と比べて、年間を通して高温となります。
自生地の気温は、冬でも10℃前後あります。
日本の1月の平均気温は、東京でももっと低く5℃前後となります。
湿度の違い
自生地の湿度
夏:低湿(アテネでは45%ほど)
秋から冬:温暖敵湿。雨が多く湿度は高め。
春から初夏:気温は上昇するが、湿度は低下する。
日本の湿度
夏:高温多湿(東京で77%ほど)
秋から冬:低温低湿。
春から夏:気温が上昇し湿度も上昇する。
シクラメンのしおれる原因のまとめ
シクラメンがしおれる原因は幾つかありましたね。
水不足なのか、水をあげすぎて根腐れしてしまったのか、よく観察してみてくださいね。
置き場所も要注意ですね。
寒すぎる場所や暑すぎるところ、気温の差が激しいところもシクラメンには辛い環境です。
暖房の効きすぎた部屋や、直接吹き出した風が当たるような場所もNGです。
窓ぎわは夜の冷え込みで株が弱ります。部屋の中央などに移動させましょう。
冬を彩る華やかなシクラメンのお花は、少々気難しいかもしれませんが、
うまく育てると数年の間、お花を咲かせてくれます。
大切に育てて来年も、再来年もお花をみれるといいですね。