ダリアのドライフラワー&アレンジメントの作り方!

豪華な出で立ちと鮮やかな色合いが
印象的なダリアは、贈り物やブーケなど
としても活用されています。

しかしせっかくのダリアを、
ただ枯らしてしまうのは勿体ないですよね。

そこで今回は生花をドライフラワーにする方法や、
作ったドライフラワーのアレンジ方法など
ダリアを隅々まで楽しめる方法をご紹介します!

ダリアってどんな植物?

まずはダリアを知るところから始めましょう!

ダリアをよく知ることで、
自分の欲しいダリアをイメージできます。

また愛着もより一層深まりますよ。

学名Dalia

科・属名:キク科・ダリア属

原産地:メキシコ

開花時期710

別名:天竺牡丹

花の色:白・ピンク・赤・黄・オレンジ・紫など

ダリアは品種改良により、
毎年新しい品種が発表されています。

その為ダリアは現在、
数万種に及ぶとされ、
世界中の人から親しまれています。

代表的なポンポン咲のように、
28重と幾重にも重なった花弁が特徴的です。

鮮やかな色彩にドレスのような花びらは
ブーケや贈り物としても活用されています。

生花とドライの利点と欠点

それでは、生花と
ドライフラワーの違いは何でしょうか?

またそれぞれの利点と欠点をまとめました。

生花の場合

  • 利点・特徴

生花の最大の利点は、花そのものを
ありのままの姿で楽しめるという点です。

花特有のみずみずしさは、
生花だからこそと言えます。

  • 欠点など

生花の欠点は切り花にしてから
数日しか持たないということ。

“生花”というだけあって、生ものなので、
短いものでは1日たたないうちに
ダメになってしまうものもあります。

裏を返せばその儚さこそ
生花の魅力ともいえますが、
長く楽しみたい人には向かないでしょう。

ドライの場合

  • 利点・特徴

ドライフラワーで最大の利点と言えば、
長期間楽しめるという点です。

これは生花と真逆の性質で、
ドライにしたことにより水分による
劣化の心配がいりません。

結婚式のブーケや贈り物の切り花を
長く大事に楽しみたい人になどお勧めです。

  • 欠点など

ドライフラワーの欠点と言えば
生花に見られた色の鮮やかさがなくなることでしょう。

ドライフラワーのアンティークのような色合い
人気の一つではありますが、生花のような
目を見張るほどの鮮やかさを好む人にはあまりお勧めできません。

 

ドライフラワーを作ろう!

次に本題のドライフラワー作りを始めましょう!

手順をしっかり守って行うことで、
自分好みのドライフラワーを作ることができますよ!

ダリアに向いてる作り方

ドライフラワーの作り方は以下に分かれます。

  • ハンキング法

逆さに吊るして風通しのよいところで乾燥させる。

  • シリカゲル法

シリカゲルを使用しての乾燥法。

  • ドライインウォーター法

少量の水を使用して自然乾燥させる方法。

  • グリセリン処理法

グリセリンに浸すことで水分を取り除く。

  • ワイヤリング法

花にワイヤーを差し込んで乾燥させる方法。

  • 電子レンジ処理法

シリカゲルを使用して電子レンジの過熱で乾燥を促す。

6つです。

それではこの中でダリアに
向いているのはどれでしょうか?

ダリアには水分が多く、
また上記で説明した通り、
多くの花弁が何枚にも重なっています。

またその花弁は薄く柔らかいため、
無理に扱うと完成せず
花びらが落ちてしまいます。

その為、花に触れる工程の多い
ハンキング法・ワイヤリング法は向きません。

また急激な乾燥は繊細な花弁に
負荷を与えるため電子レンジ処理法もNGです。

グリセリン処理法も、花本体をグリセリンに
つけなければならない為、お勧めできません。

そこでお勧めするのは
あまり花本体に触れることなく、
負荷をかけないドライインウォーター法
シリカゲル法です。

次にこの二通りでの
ドライフラワー作りをご紹介します。

 

ドライインウォーター法で作ろう

ドライインウォーター法は本来
カスミソウやアジサイなど、
花の沢山ついたものに有効な方法です。

置いておくだけでできるので、
新たに道具を用意したくない人や
手間をかけたくない人にはお勧めできますが、
絶対に失敗したくない人はシリカゲル法で作りましょう。

用意するもの

  • コップなどの容器
  • お水

ドライインウォーター法での作り方

  • 容器の中に23cmほどお水を入れる

  • 茎を10cm残る程度に切って、容器につける
  • 水がなくなるようなら少しずつ足しながら12週間放置。
  • 様子を見ながら花全体が乾燥しているようなら完成。

この方法は、部屋に飾って生花の状態を
楽しみつつ行うことができます。

ただしダリアは大輪咲のものも多く、
重さで茎が曲がってしまう場合もあるので、
ドライインウォーター法を使用するのは
中輪咲程度の品種にしましょう。

また重さでだれないように
茎の長さは容器の縁より1cm程度上までにしましょう。

 

シリカゲル法で作ろう

シリカゲル法はドライフラワー初心者にも
お勧めの方法です。

花弁の多いダリアは、奥までしっかり
乾燥させることが難しいので、
優しく丁寧に作りましょう。

用意するもの

  • 平たい密閉容器
  • シリカゲル

シリカゲル法での作り方

  • ドライフラワーにしたい
    ダリアの茎を23cm残る程度に切る
  • 密閉容器にシリカゲルを3cmほど入れます。
  • シリカゲルの上にドライフラワーにしたい
    ダリアの茎を埋めるようにそっと乗せます。
  • 上から優しくシリカゲルをかけていく。
    この時花弁の間にしっかり入るよう、
    ピンセットなどで隙間を広げながら
    丁寧に入れていきます。

  • 花がすべて隠れるまでシリカゲルを入れたら
    蓋をして密閉する
  • 1週間前後、冷暗所に保存する
  • 花びらからしっかり水分が
    抜けていたら完成。
    シリカゲルを丁寧に取り除きましょう。

ドライフラワーをアレンジして飾ろう

ドライフラワー作りに成功したら、
さっそくお部屋に飾りましょう!

ここからはドライフラワーの楽しみ方と、
アレンジのコツをご紹介します!

花束として楽しもう

ドライフラワーといったら
やっぱり花束です!

ダリアは一本だけでも存在感抜群なので、
他のお花をいくつかあわせて花束にしましょう!

リース用ワイヤーを使うことで、
茎を短く切っていても他の花と
まとめる事ができます。

大輪咲のダリアであれば、
小さな花と一緒にまとめると、
より一層ダリアの美しさが際立つでしょう。

リースにしよう

近年ドライフラワーを使った
リースが流行っています。

場所をとることなく、華やかで、
長期保存の効くドライフラワーの
アレンジメントにはぴったり。

用意するものは

  • リースベース
  • リース用ワイヤー
  • グルーガン

です。

リースベースやグルーガンも
100円均一で買うことができるので、
お手頃価格で楽しめます。

お好みでレースやリボンを使うと、
一層アレンジメントの幅が広がりますよ。

容器を使ったアレンジメント

色々するのは道具がないし、
大変そう、面倒…

という方はこちらの
アレンジメントがお勧めです。

可愛い小瓶にシリカゲルを12cmいれたら、
その上にドライフラワーを置くだけ!

シリカゲルを一緒に入れることで
長持ちもするので一石二鳥です。

電球型の瓶やジャムの入っていた瓶の
使い回しでもリボンをつけたりするだけで
ぐっとおしゃれにアレンジできますよ。

色合いを合わせるコツ

他の花と合わせたいけど、
色合いが難しい…

と悩んでいる方、
実は多いのではないでしょうか?

初めての方はまず同色系であわせてみてください。

例えば黄色のダリアをメインにするなら、
黄色の小さなお花“ポットマム”などお勧め。

また大輪咲ダリアと極小輪ダリアを
合わせるのもいいでしょう。

さし色が欲しいときに便利なのが“カスミソウ”です。

色も豊富なので、同系色で合わせてもよし、
どの色にも合う白にしてもよしです。

ここで注意したいのが、花の大きさ!

大輪ばかり、小輪ばかり、
ではメリハリが無くなってしまうので、
花の大きさでバランスをとるように心がけましょう。

まとめ

ドライフラワーは花を最後まで
楽しみたい人にはとってもお勧めの方法です。

様々な方法でアレンジメントも可能なので、
いただいたお花をただ枯れさせるのではなく、
日常生活に取り込みながら楽しむことができます。

ダリアは生花での印象が強い花ですが、
是非ドライフラワーとして、
更に磨きをかけたダリアの魅力に引き込まれてみてください!