大切なガジュマルだからこそ、
ついつい手をかけすぎちゃうんですよね。
結果、ダメにしてしまったり・・・。
その代表例がこれからご紹介する“根腐れ”です。
目次
ガジュマルの根腐れとは?
幹や根が腐ってしまうこと
初めは、
土の中の根が腐り、徐々に幹まで進行していきます。
以下の症状がある場合は根腐れを疑いましょう。
- 葉の色が黄変している
- 葉の元気がなくシナッっと垂れている
- 土から腐敗臭がする
- 株周り(特に土近く)にコバエが飛んでいる
- 水やりをしてもなかなか乾かない
- 幹が湿気を含みブニュブニュ,フカフカしている
ガジュマルの根腐れ:原因7選と復活方法
ガジュマルの根腐れで考えられる原因を7つご紹介します。
あわせて紹介する復活方法は、
症状が軽度の場合に対してのものです。
①水の与えすぎ
ガジュマルの水やりの頻度は以下の通りです。
★成長期(暖かい時期)=屋外→毎日
屋内→2日に1回
☆休眠期(寒い時期) =月に1~2回
“与える時は鉢底から水がでるまでたっぷりが鉄則”
→①土の中にたまった老廃物を流すこと
②新しい空気を入れること
【復活方法】
1カ月程水を与えるのをやめましょう。
②水を溜めてしまっている
ガジュマルをはじめ、観葉植物は水生植物ではないため
常に土が湿っていると根が腐ってしまうのです。
≪鉢穴がない鉢の場合≫
水を与えたら、鉢を傾けて水を少し切る。
鉢穴がないタイプは、
知らず知らずのうちに水を溜めてしまいがちです。
最近増えてきた、セラミスやハイドロボールなどの
人工土で植わっている植物は、大体が鉢穴がないので
注意しましょう!
≪鉢穴がある鉢の場合≫
鉢皿には絶対に水を溜めない。
水やり後に溜まる水は、汚いため必ず捨てましょう。
また、鉢底から水を吸わせるのはカリカリに乾燥
させてしまった時だけです。
そのときは、バケツなどに鉢ごと浸すため、
鉢皿から水を吸い上げさせることはありません。
【復活方法】
1カ月程水を与えるのをやめましょう。
③根詰まりを起こしている
ガジュマルは、
2年に1度のペースで植え替えを行う必要があります。
※どの植物も植え替えは必要です。
これをしないでいると、鉢の中が根のみの過密状態に
なり腐りだしてしまうのです
【復活方法】
鉢底から根がはみ出していたら、
一番近い春に一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
ただし、今が春~秋の間ならすぐに植え替えます。
④肥料を与えすぎている
肥料を与えすぎると、根にダメージを与えてしまうからです。
※人間が一度に大量の醤油を飲むのと同じことです。
ガジュマルは肥料なしでも十分に元気に育ちます。
心配な場合は、与えないで育ててみましょう。
【復活方法】
3日間、毎朝たっぷり水やりをして半日陰で管理しましょう。
その後は、乾いてから水を与え、通常の管理にしていきます。
⑤水はけの悪い土を使用している
ガジュマルを含め、観葉植物は水はけの良い土を
好みます。
水はけが悪いと、いつまでも土が湿っているため
根が腐ってしまうのです。
オススメの土は市販の観葉植物の土!
自分で配合する場合は、
培養土 4:赤玉土 3:鹿沼土 3 です。
【復活方法】
1番近い春に、水はけの良い土で植え替えましょう。
ただし、今が春~秋の場合はすぐに植え替えます。
⑥嫌気性菌の増殖
どの土にも必ずいる菌ですが、酸素不足の状態を好み
増殖するため注意が必要です。
他にも、
・汚染された土を使用している
・植え替え時に根をひどく傷つけてしまった
(成長期に行っていれば問題ありません)
などでも根へのダメージを大きくさせてしまうそうです。
水はけの良い新しい土を使用することや、
水やりは鉢底から出るまでたっぷり与えることが予防につながります。
【復活方法】
1番近い春に、水はけの良い土で植え替えましょう。
ただし、今が春~秋の場合はすぐに植え替えます。
⑦深く植えすぎている
ガジュマルのぷっくりと膨らんだ幹を埋めてしまうと、
幹が腐る原因になります。
植え替えの時に、
幹が1cm程埋まる程度にしておきましょう。
ただし、幹を深くするために、あえて深植えすることも
あります。
その場合は、水やりに慣れてから行うことをオススメします。
【復活方法】
引っ張って動くようなら、上に引き出しましょう。
動かした後は、割り箸で土をつついて密着させます。
ガジュマルの根腐れ:重度の場合の復活方法
①植え替える
水の与えすぎなどで、腐敗臭がする場合などは
植え替えましょう。
時期:5月がベストシーズン
春~秋ならOK
用土:市販の観葉植物の土
自分で配合するなら、
培養土 4:赤玉土 3:鹿沼土 3 がオススメ!
方法:「ガジュマルの植え替えまとめ!
時期や方法、準備する土は?」参照
http://flower-trivia.com/?p=5788&preview=true
②挿し木をする
幹が2cm程、腐り始めてしまっていたら、
挿し木をしない限り復活は見込めません。
時期:5月がベストシーズン
春~秋ならOK
方法:「ガジュマルの挿し木方法!
気根を太くする成長のコツ、増やし方は?」参照
http://flower-trivia.com/?p=5991&preview=true
まとめ
ガジュマルは丈夫な植物です。
少々葉が落ちても、あまり落ち込まずに処理後は気長に
待ちましょう!