ガーベラは、種から育てることもできます。
自分で取った種からは親株とは違う色の花が咲くこともありますが、それも楽しみの一つになります。
ガーベラの種まき時期・発芽適温やまき方~植え付けの方法をはじめ、
種の取り方や保存方法、種が買える通販サイトまで詳しく紹介します!!
種から育てて花が咲いたら、感動も倍ですね。
ガーベラは多年草なので、種からの育てがいがありますよ。
目次
ガーベラの種まき時期
ガーベラの種まき時期は、
「春」4~5月です。
(秋にまくこともできるようです。)
ガーベラをきちんと発芽させるためには、
20℃~25℃の気温のときに種まきをします。
開花時期は春と秋、3~5月・9~10月です。
ガーベラの種まき~植え付けの方法
ガーベラの種まき~鉢植え・地植えにする方法を紹介します。
種まきの方法
ガーベラは多湿にも弱いので、土(水分)が多いところにまくと種が腐りやすいです。
なので、鉢植え・地植えのどちらにするにしても、
適温の時期に、直播きではなく、育苗トレイ(セルトレイ)やポットなどでしっかりと苗をつくりましょう。
「種まき用の土」
バーミキュライト、ピートモス、赤玉土のどれかを単体で使うか、
市販の種まき用土などを使います。
バーミキュライト、ピートモス、赤玉土など無機質な土は、菌や虫の繁殖が少ないので種まき用土に適切です。
「種のまき方」
育苗トレイなどに用土を入れたら、水をかけて少し湿らせます。
その後、種(綿毛つきでもOK)を1粒ずつまいて薄く土をかけて、日陰で管理します。
土がカラカラに乾燥しないように適度に水やりをしましょう。
育苗トレイに種まきをした場合は、本葉が見えてきたらポットに移植します。(入れる土は同じでOK。)
種まきをしてから1~2週間で発芽します。
発芽したら、少しずつ日に当てて、本葉が4~5枚になるまでポットで管理します。
『卵パックを再利用して種をまく方法』
育苗ポットや育苗トレイがなくても、卵パックに種を植える方法もあります。
- 卵パックの上下を切り離します。
- 卵を入れる部分が尖っている方のパックに、底の部分に切り込みを入れて小さい穴を開けます。
- 用土を入れて水をかけ、種をまきます。
- 種をまいたパックの下に、切り離したもう一つのパックを敷いて受け皿の代わりにします。
- 本葉が見えてきたら、ポットに移植します。
次に、植え付け方を紹介します。
夏に木陰もなくて暑い・冬に霜が降りる…という地域では特に、ガーベラは鉢植えにして育てるのがおススメです。
植木鉢への植え付け方
植木鉢に苗を植え付ける方法を紹介します。
「苗の植え付け用の土」
赤玉土6:腐葉土4に緩効性化成肥料を混ぜた土、または草花培養土。
「苗の植え付け方」
植木鉢は、苗より一回り大きいサイズを選んでください。
蒸し暑くなる前、または10℃以下の寒さになる前に植え付けましょう。
鉢底ネットや鉢底砂を入れたあと、用土を入れて苗を植え付けます。
下葉が土に埋まらないように気をつけます。
あとは、日当たりで多湿に気をつけ、開花時期には肥料をあげて育てましょう。
ガーベラの生育適温は10~20℃なので、
真夏は半日陰、冬は霜がおりる頃には室内に入れたりしましょう。
花壇や庭への植え付け方
花壇や庭などに植え付ける(地植えする)方法を紹介します。
「苗の植え付け前の準備・肥料」
まずは、きちんと土を耕します。
それから、土が乾きにくければ腐葉土を混ぜ、
堆肥または緩効性化成肥料を加えます。
「苗の植え付け方」
30cm間隔で植え付けます。
あとは、極端に乾いたときだけ水やりをし、開花時期には肥料をあげて育てましょう。
ガーベラの種の保存方法
ガーベラの種は、冷暗所で湿気に気を付けて保存しましょう。
しっかりと乾燥させた種は、冷蔵室に入れておく方法もあります。
ガーベラの種は、変わった品種でなければ花から取れるので、
なるべく長期保存せずに数年以内にまくようにするといいですね。
ガーベラの種の取り方&種が買える通販サイト
ガーベラの種の取り方や種が買える通販サイトを紹介します。
種の取り方
花が枯れて花の中心部分が綿毛になったら、綿毛をピンセットや手で抜きます。
その綿毛の先についているのが、ガーベラの種です。
綿毛は取らなくてもそのまま種まきできます。
種が買える通販サイト
ガーベラの種は500円ほどで買えます。
ガーベラの種が買える通販サイトを紹介します。
「e-taneya」
花や野菜の種などが売られています。
http://www.e-taneya.com/category/192.html
「楽天市場」
大きな通販サイトです。
「Amazon」
こちらも有名な通販サイト。
ガーベラの種は通販でもあまり売られていないようです。
種から育てたいときは、これらの通販サイトで買ったり、自分で種を取ったりして育ててみてください。
まとめ
- ガーベラの種まき時期は、気温が20℃くらいの春(または秋)。
- 育苗トレイなどに種まきをしたら、芽がでるまで日陰で管理。
- 本葉が4~5枚出たら、肥料も混ぜた土に植え付ける。
- 日当たりのいいところで、多湿に気を付けて育てる。
- 開花時期には様子をみながら肥料をあげる。
鉢植えの場合は、根が詰まってきたら植え替えもきちんとしましょう。
ガーベラを増やすときは、種まき以外に、春か秋に株分けで簡単に増やせます。
株分けは、株が何年も経って古くなってきたときにも行います。
春と秋に綺麗な花をつけてくれる多年草なので、ガーベラを種からがんばって育ててみてください。