お彼岸の頃になると、彼岸花が田んぼの脇に真っ赤な花を咲かせているのをよく見かけますね。
なぜ田んぼに彼岸花が植わっているのかというと、モグラやネズミ避けらしい。
そして食糧不足の時に彼岸花を食べていたということもあったそうだそう。
彼岸花といえばなんだか毒草のイメージがあったので食べるなんてびっくりです。
そんなちょっと怖い彼岸花の花言葉はいったいどんなものがあるのでしょう。
目次
彼岸花の花言葉
彼岸花の花言葉は9つ。
なんだか思っていたより怖くないですよ。(笑)
一つずつ見てみましょう。
情熱
「情熱」という花言葉は、燃えるような花姿の彼岸花。真っ赤なお花を咲かせることからきたのでしょう。
情熱とは、ある物事に向かって気持ちが燃え立つこと。また、その気持ち。
独立
「独立」という花言葉は、彼岸花が一本の茎の先に大きな花を咲かせる姿から生まれたのでしょう。
独立とは、他のものから離れて別になっていること。
再会
「再会」という花言葉は、生きている人との再会もありますが、墓前で再会するという意味もあるようですね。
再会とは、長く別れ別れになった人同士が再びめぐりあうこと。
あきらめ
「あきらめ」という花言葉は、悲しいですね。
もう会いたい人には会えないとか、思いを断ち切るなど、そういうことところから生まれたように思います。
あきらめとは、諦めること。断念すること。
転生
「転生」という花言葉は、やはり死を連想させますね。お彼岸の頃に咲くことからでしょう。
転生とは、生まれ変わること。
悲しい思い出
「悲しい思い出」という花言葉は、彼岸花がお彼岸に咲くことから、故人を偲び思うところからきたのでしょう。
悲しいとは、心が痛んで泣けてくるような気持ちのこと。
思い出とは、過去に自分が出会った事柄を思い出すこと。
想うはあなた一人
「想うはあなた一人」という花言葉は、亡くなった人を想う気持ちを、彼岸に咲く彼岸花にみて生まれたのでしょう。
想うには色々な意味がありますね。慕う、愛する、恋するということ。
思い出す、追想するなどの意味もあります。
また会う日を楽しみに
「また会う日を楽しみに」という花言葉は、言葉の通りですね。
やはり彼岸に咲くことから、故人にまた会えるのを楽しみにしているという気持ちから生まれたものでしょう。
蘇る思い出
「蘇る思い出」という花言葉は、亡くなった人のことを思い出すことから生まれたのでしょう。
蘇るとは、死んだもの、死にかけたものが生き返る。蘇生する。
色別の花言葉はある?
白色の彼岸花の花言葉 (Lycoris albiflora Koidz.)
- 思うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
赤色の彼岸花の花言葉 (Lycoris. radiata Herb.)
- 情熱
- 独立
- 再開
- あきらめ
- 悲しい思い出
- 思うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
黄色の彼岸花の花言葉 (Lycoris. aurea Heab.)
- 追想
- 深い思いやりの心
- 悲しい思い出
白い彼岸花は珍しいの?
白い彼岸花ってあまり見かけませんよね。
シロバナ曼珠沙華、アルビフロラといいます。
白い彼岸花は、黄色のショウキズイセンと赤い彼岸花の稔性種(Lycoris var. pumila)との交雑種とされており、
繁殖力が弱く、とても珍しいそうです。
九州に自生。中国から渡来したものと思われるとのこと。
赤と黄色からなぜ白色が誕生したのかとっても不思議なのですが、
白色の彼岸花が誕生したらしいです。
白い彼岸花で有名な「香林寺」が金沢にあります。
参考までに載せておきますね。
〒921-8031 石川県金沢市野町1-3-15
TEL/FAX 076-241-3905
[拝観可能] 境内建物内、お庭
[拝観時間] AM9:00~PM4:30
[休 門 日] 法要日、年末
[拝 観 料] 大人500円、中学生以下400円、団体20名以上400円
[駐 車 場] 10台 極楽寺の有料駐車場も利用可
彼岸花の別名・呼び名
彼岸花は植物界で一番の別名、異名が多く1050もの呼び名があります。
すごい数ですよね。
その中の一例を少し上げておきますね。
- 曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
- 葬式花(そうしきばな)
- 死人花(しびとばな)
- 地獄花(じごくばな)
- 幽霊花(ゆうれいばな)
- 剃刀花(かみそりばな)
- 狐花(きつねばな)
- 捨子花(すてごばな)
- 毒花(どくばな)
- アカバナ
- 痺れ花(しびればな)
- 天蓋花(てんがいばな)
- 狐の松明(きつねのたいまつ)
- 狐花(きつねばな)
- 葉見ず花見ず(はみずはなみず)
- 雷花(かみなりばな)
- ジイジアボウジア
- レッドスパイダーリリー
- ハリケーンリリー
- マジックリリー
- モメラ
- ニガグサ
- ヤクビョウバナ
彼岸花の別名をもっと知りたい人は、
熊本国府高等学校PC同好会のホームページにたくさん紹介されていますよ。
彼岸花の名前の由来
彼岸花という名前の由来は2つ。
お彼岸の頃に咲く花なので彼岸花とされた。
飢餓の時に食べて飢えを凌いだ悲願の花(ひがんのはな)ということから。
彼岸花の花言葉のまとめ
彼岸花の花言葉はいかがでしたか?
花の姿から生まれたと思われるものと、お彼岸の頃に咲く花ということで、
故人に関係するようなものが多かったですね。
また、曼珠沙華というのは梵語で「赤い花」という意味なんですって。
私、調べて初めて知りました。
花の名前や花言葉は花色や花の形状、花の咲く時期などから、つけられたり生まれたりしているのですね。
とても面白いし興味深いですよね。