さんさんと降り注ぐ太陽の下、
大輪の花を咲かせる、まさに夏のイメージの花、ひまわり。
近頃では、様々な品種のひまわりも出回っていて
地植えだけでなく、プランター栽培などでも
楽しめるようになってきています。
種から育てて、夏らしい花
ひまわりを咲かせてみましょう。
目次
種から育てるひまわり栽培
小学生の頃、ひまわりの種を植えて育てた経験がある人も多いのでは?
大きな種なので、小さいお子さんでも上手に種まきができるので
学校の教材で夏休みに持ち帰り、育てたりしますね。
品種も多いので、お好みの種を選んで栽培してみましょう。
4月〜ひまわりの種を選びましょう
背丈が2メートル以上になる大きなものから
30センチ程度のかわいらしいものまで
ひまわりにもたくさんの種類があります。
4月頃になると園芸店やホームセンターの店頭に
様々な種が並びますので、
植える場所に合わせて好みの種を選びましょう。
地植えなら、背丈が伸びる大きな品種でもいいですし、
黄色やオレンジ、茶褐色などのいろいろな色のひまわりを
たくさん咲かせるのも素敵ですね!
プランターなら、小型のかわいい品種がおすすめです。
花束などにできる切り花によい品種などもあるので、
吟味して選んでくださいね!
5月〜ひまわりの種をまきましょう
ひまわりの発芽に適した気温は20〜25度です。
暖かい地域では4月下旬から、寒い地域では5月以降がよいでしょう。
遅くとも7月までには種まきをします。
桜の花が散り、葉が出た頃がひまわりの種まきの時期です。
まずポットに種まきをして苗を作ります。
水はけが良いように底石を入れ園芸用の草花の土を使います。
ポット1つに対して3粒、1センチ間隔で種を置き、
その上に1センチくらい土をかぶせます。
種をまいたら、たっぷり水を与えてください。
発芽までは毎日朝晩水をあげて、土がか乾かないようにしましょう。
1週間から10日ほどで芽が出ます!
5月中旬〜苗を育てましょう
ひまわりが発芽すると、まず双葉が開きます。
日当たりのよい場所でたくさん日光に当ててあげてください。
水やりも忘れずに!
次に本葉が出てくるので、一番元気がある芽を選んで
それ以外は間引きして1本にします。
本葉が出たら、水の代わりに薄めの液体肥料を与えてください。
ひまわりは、本葉が出ると栄養を吸収しグングン成長します!
この時期に水や肥料不足になると、
育ちが悪くなるので気をつけましょう。
6月〜苗を植え付けましょう
本葉が5〜6枚出た頃に、植え付けをしましょう。
選んだ品種に合わせて、地植え、プランター植え、鉢植えします。
苗を育てているポットの大きさより少し大きめの穴に
苗の根を傷つけないようそっと植え付けます。
根をほぐしたりしてしまうと
傷んで育ちが悪くなることがあるのでやさしく植えてください。
ひまわりの苗を植える間隔は、
小型の品種なら15〜30センチ間隔、
大型の品種なら40センチ程度空けてください。
成長する背丈が高いほど根が広く深くなるので
植え付け間隔を広く取り、
根が伸びやすいようによく耕すことも大切です。
成長するときにたくさんの水が必要なので、
あまり小さい鉢に植えるとすぐに土が乾いてしまいます。
たっぷりの土に余裕を持って植えたほうが
水やりの管理がしやすくなりますよ!
ただし、ジメジメとした場所は好まないので
水はけの良い土を使い、
日当たりのよい場所で育て、
朝晩の水やりを欠かさないようにしましょう。
あとは花が咲くのを待つだけです。
ひまわりを育てるときに注意する点は?
ひまわりは育てやすい植物なので、
特に難しいことはありませんが、
元気に育てるためのコツはあります。
ひまわりの植え替えは厳禁
苗を植えたらその後は植え替えはしなようにしましょう。
大きく元気そうなひまわりですが、意外にも根が弱い植物です。
定植して根が張ってからは植え替えをせず
同じ場所で育てましょう
ひまわりの剪定や摘芯はNG
大型のひまわりを植えたけれど、
大きくなりすぎたからと言って剪定したり、
枝分かれさせようと摘芯したりはできません。
育てる場所に合った大きさの品種を選びましょう。
小型の品種の場合、枝分かれするものもあるので
一番上のつぼみを取って、脇から出るつぼみを
多く咲かせることができるものもありますが
背丈の調整のための摘芯はできないので気をつけましょう。
ひまわりは根を大切に!
特に大型の品種で注意してほしいのが、
深く根を張れるように耕すことです。
大輪の花を咲かせる大型品種は、
花の重みを支えられるしっかりした茎と根が必要です。
植え付けの時に深くまで耕して柔らかくしましょう。
1ヶ月に1回程度、苗の周りの土に固形肥料を追肥して
肥料も切らさないようにすれば、倒れたりせず立派に育ちます。
ひまわりの病気や害虫予防
ひまわりは病気にかかりにくいので
あまり神経質にならなくても大丈夫です。
日当たりが極端に悪い場所やジメジメしている環境だと
ナメクジが付くことがあります。
見つけたらすぐに駆除しましょう。
よく日光があたり、風通しのよい場所で栽培していれば
あまり気にしなくても元気に育ちます!
ひまわりの育て方まとめ
イメージ通り、日当たりがよい場所で元気に育つひまわり。
とても育てやすく、花も咲かせやすいので
初心者にもおすすめです。
とてもたくさんの品種の種が手に入るので、
どんな花を咲かせたいのか、
大きさはどのくらいがいいのか、
楽しみながら選んで、ぜひ種から育ててみてください。