胡蝶蘭の寿命は?長持ちさせる手入れ方法と肥料の選び方

花は開花時期とは別に寿命があります。

それは1年のものもあれば数年単位のものも
あるでしょう。

しかし胡蝶蘭の寿命はどの程度かご存知でしょうか?

今回は胡蝶蘭の寿命と共に、長持ちさせる為の
お手入れ方法と気をつけるポイントをご紹介します。

是非実践して楽しい胡蝶蘭栽培をしましょう!

胡蝶蘭とは

学名:Phalaenopsis
科・属名:ラン科・コチョウラン属
英名:Orchid
原産地:東南アジア(インドネシア・フィリピン・台湾など)
花の色:白、ピンク、赤、黄、オレンジ、青、紫、緑、茶

色彩の豊かさに加え、その華やかな姿と
“幸福が飛んでくる”
という花言葉のおかげでお祝いのシーンで
多く使用されています。

新居祝いなどでもインテリアとしても使用できることから
近年人気を集めているお花です。

胡蝶蘭の寿命は何年?

一般的に鉢植えで栽培されている胡蝶蘭は、
一つの花につき1ヶ月以上は楽しむことができます。

胡蝶蘭は花数が多いので、開花がそれぞれずれると、

一つの株で全体を通して3ヶ月程楽しめるでしょう。

また温室栽培の場合は1年で
二度開花させることもできます。

開花期間も長く楽しめる事は胡蝶蘭の
人気の理由のひとつです。

更にもうひとつの人気の理由は寿命が長いことです。

胡蝶蘭は丁寧に栽培することで、
10年単位で楽しめるんです!

中には50年同じ株で花を毎年
咲かせているという人もいるほど。

元々、水やりもあまり必要がないほど
生命力が強く丈夫な胡蝶蘭。

根腐れや病気を気をつけることで、
生涯楽しめるかもしれませんね。

次に胡蝶蘭の寿命を長く保つ為のお手入れ
方法をご紹介します!

綺麗な花を咲かせる為、頑張りましょう。

 

お手入れで長持ちさせよう!

それでは胡蝶蘭のお手入れをひとつひとつ
見ていきましょう!

栽培が難しいとされる胡蝶蘭ですが、
ポイントを抑えればズボラな人ほど
綺麗に咲かせるとも言われています。

難しく考えず、大事な部分をおさえながら楽しく栽培しましょう。

水やり編

一般的に販売されるお花で基本なのは
水やりをほぼ毎日行う事でしょう。

園芸が初心という人でも意識せず行なっている人もいるかもしれません。

しかし実は胡蝶蘭には頻繁な水やりは必要ないんです。

なんと胡蝶蘭が枯れてしまう原因の大半は、
水を与えすぎたことによる“根腐れ”なんです。

根っこの事は、ぱっと見分かりませんが
鉢内に水分が溜まることで根が腐ってしまうんです。

胡蝶蘭は乾燥に強い植物の為、
多少乾燥気味でも問題ありません。

それでは水やりはいつ行うのでしょうか?

ポイントは水苔です。

水苔に触れて乾燥しているようであれば水やりを行うといいでしょう。

また胡蝶蘭は空気中の水分を葉や根から吸収する為
葉にも霧吹きし、水やりもジョウロなどではなく
霧吹きで行うといいでしょう。

受け皿に溜まった水のせいで根腐れを起こすこともあるので、
一度にたくさん与えず受け皿の水は直ぐ捨てましょう。

梅雨などの湿気の多い時期では
2週間以上水やりをしなくていいことも多いので
やりすぎに注意しながら行なってください。

置き場所編

華やかな胡蝶蘭は、お部屋のインテリアにも
ぴったりですよね。

玄関先やリビングに飾って楽しんでいる人も
多いでしょう。

しかし胡蝶蘭の置き場所選びには気をつけるポイントがあるんです。

まず大切なのが明るい場所

胡蝶蘭は明るい場所が好きなので、
綺麗な花を咲かせるには日陰は避けましょう。

次に直射日光には当てないこと。

明るい場所好きな胡蝶蘭ですが、
葉焼けを起こしやすいのも特徴です。

直射日光の当たりやすい窓際などは
夏場にはカーテン越しの日光でも葉焼けを
起こすことがあります。

葉が変色して黒や白などになっている場合
置き場所を移動しましょう。

お勧めはキッチンなどの水回りです。

湿度の大切な胡蝶蘭には水回りの近くは最適。

キッチンに差し込む日光は柔らかいので
葉焼けを起こす心配もありません。

テレビなどの家電製品の近くも寒さに弱い胡蝶蘭には
ちょうどいい暖かさなのでお勧めです。

しかしこの場合は湿気不足にもなりやすいので、
加湿器などで湿度を上げるといいでしょう。

 

胡蝶蘭と肥料

大抵の植物に使われる肥料。

寿命を長く保ったり花を綺麗に咲かせる為に
肥料は欠かせないものとして重宝されています。

しかし胡蝶蘭はあまり肥料を必要としません

元々、木の幹や枝に根を伸ばし生息している胡蝶蘭。

土で自生するわけではないので
あまり栄養を必要としません。

開花時期などにも肥料は必要としないので
水やりの頻度も含め忙しい人にほど
胡蝶蘭は重宝されています。

胡蝶蘭に肥料を与えるのは胡蝶蘭の
生育期である春〜夏の間になります。

この間に一度だけ、水やりと一緒に
液体肥料を与えましょう。

根が緑色に変わる生育期を待ってから行なってくださいね。

 

まとめ

長い期間楽しむ事の出来る胡蝶蘭は
お手入れのポイントを押さえる事で
何十年という寿命を保つことができるようです。

頻繁な手入れも必要ないので、
気軽な気持ちで栽培してみてくださいね。