皇帝ダリアはダリアの花の中でも大きく育つ種類のもの。
なんと、丈は3〜4mにもなります。
植える場所は高く育っても良いところを選びましょう。
お花は秋の終わりから冬に咲き、優しいピンク色でとても可愛いです。
そんな皇帝と名付けられたダリアにはどんな花言葉があるのでしょう。
種類別の花言葉もあるのでしょうか。
では、詳しく見てみましょう。
目次
皇帝ダリアの名前の由来
「皇帝ダリア」と貫禄のある名前は、数あるダリアの中でも草丈が高く、
秋の青空に向かって大輪の花を咲かす姿から「皇帝」と名付けられたそうです。
また、学名のインペリアル(帝国、皇帝)からきているという説もあります。
ダリアの属名はスウェーデンの植物分類学者で、
リンネに師事したアンドレアス・ダールという人の名前にちなみます。
自生地のアステカ帝国(現在のメキシコ)ではダリアは神聖な花とされており、
庭などで栽培されていたそうです。
皇帝ダリア花言葉
皇帝ダリアの花言葉は2つ。
乙女の真心
皇帝ダリアはとても大きく育ち乙女?とはかけ離れているようにも思いますが、
お花が薄いピンク色のものが乙女を連想されるからでしょう。
真心とは、真実の心。偽りや飾りのない心。
アステカ帝国時代に神聖な花として崇められていたということと、
青空に向かってすっと咲いている姿が、凛としていてるところから生まれたのでしょう。
乙女の純潔
こちらにも乙女が付いていますね。
純潔とは、汚れがなく心が清らかなこと。
こちらの花言葉も、神聖な花とされていたところから、
清らかな心の意味を持った純潔という言葉を含んだ花言葉が生まれたのでしょう。
皇帝ダリアとはどんなお花?
学名:Dahlia imperialis (ダリア インペリアル)
英名:Tree dahlia (ツリーダリア)
和名:木立ダリア(コダチダリア)
原産地:メキシコ グアテラマ
開花時期:11月末から12月初旬
皇帝ダリアはダリアの原種
メキシコ原産・ダリア属の多年生植物。
茎が木質化する3種がツリーダリアでその一つが皇帝ダリアです。
皇帝ダリア(Dahlia imperialis、D・インペリアリス)は、
そのなかでも特に茎が太くなり草丈が高くなります。
大きなものでは、高さ5m、花の直径が30cmにもなります。
園芸品種の先祖となる野生種には高地に自生するものが多く、やや暑さに弱いです。
皇帝ダリアの種類
ピンナタ(D.pinnata)
和名:テンジクボタン
高さ2m弱くらいに育ちます。花色は緋赤色。他には赤、紫、白色などがあり、
一重咲きから八重咲きと変異に富みます。
現在あるポンポン咲き、ショー咲き、ファンシー咲きなどの園芸品種は本種の影響があるとされています。
メルキー(D.merckii)
和名:フジイロテンジクボタン
高さ2m弱に育つ。よく分枝する。花色は藤色。
シングルカクタス咲きの元となる種とされるが、現在の園芸品種との関係は明らかではありません。
コッキネア(D.coccinea)
和名:ヒグルマテンジクボタン(別名:ヒグルマダリア)
高さ3mまで育ちます。分枝はふつう程度。
花色は表面は深紅色で裏は薄紅色が基本となる。他に橙色、黄色などもあります。
シングル咲きの園芸品種の野生種とされるが、現在の園芸品種との関係は明らかではありません。
ファレシー(D.juarezii)
和名:無し
花色は緋紅色。八重咲きか半八重咲き。
カクタス咲きの園芸品種はこれが元となっています。
皇帝ダリアの花言葉まとめ
皇帝ダリアの花言葉は見た目とは違う、「乙女」という言葉が付いていましたね。
貫禄があるから「皇帝ダリア」という名前なのに、なんとも不思議な感じですね。
アステカ帝国時代に神聖なお花とされていたというところから、
「乙女の純潔」「乙女の真心」などの花言葉が生まれたものだと思われます。
色々と調べた結果、種類や品種別での花言葉は無く、皇帝ダリアとしての花言葉でした。
ダリアの栽培は原産地がメキシコの高原なので、
暑さに弱いため比較的涼しい場所の方が綺麗に咲きます。
また、切り花にするには蕾のうちに切り取っても咲かないので、
お花が咲いてから切り取ったものを活けましょう。
お花屋さんではこのお花はなかなか見かけないと思います。
皇帝ダリアを自分のお庭で咲かせて、アレンジや花束にして贈ってみませんか。