日本の暑さや寒さが苦手なマーガレット。
品種改良が進んで育てやすいものも出てきましたが、
地球温暖化も進んでいます。
万が一枯れてしまった時のことを考えて、
挿し木で増やしておきましょう!
目次
マーガレットの挿し木の難易度
マーガレットの挿し木は『とっても簡単』です!
花の増やし方というと、主に「株分け」「挿し木」の
2種類になります。
マーガレットは、成長するとともに茎が茶色く樹のように
なるため(=木質化)、『挿し木』で増やします。
マーガレットの挿し木をする時期
マーガレットの挿し木は、『5月』or『9月』に行います。
個人的にオススメするのは9月です!
→毎年9月に行う切り戻しの時の枝を挿し穂にできるため、
無駄をなくせます。
大株に育てたい方や、
年内に花を咲かせたい方は5月に行いましょう!
→生育条件の良い春に行うため、大きく育ちやすく、
その年の秋には花が咲くこともあります。
また、マーガレットが一番苦手な夏の時期を切り抜ければ、
それに抵抗力を持った丈夫な株になります。
マーガレットの挿し木にオススメの用土
マーガレットの挿し木で失敗する原因の
ほとんどが用土です!
マーガレットは、栄養がバランス良く入った市販の培養土で
簡単に育てることができます。
しかし、挿し木をする時は『栄養分がない用土』を選びましょう!
- 市販の挿し木用土
- バーミキュライト
- 鹿沼土
- 赤玉土
- 川砂
- 焼きもみ殻
- 軽石
- 桐生砂
代表的なものをあげてみましたが、栄養分がなければ、
正直、どの用土を使用しても成功します。
挿し木方法:手順① 挿し穂を用意する
上の写真のような挿し穂を用意します。
【手順】
①先端から約10cmほどでカット
②切り口を斜めに切っておく
③1hほど水につけて水分をよく吸わせておく
ポイントは、
- 緑の葉を少し残すこと
- 水につける時は葉も浸かるくらい深水でOK
挿し木方法:手順② 根をはやす
根を生やす方法は2種類あるため、順番にご紹介
していきます。
どちらも成功率は高いため、好きな方を選んでもらえれば
良いと思います。
土で生やす
一般的な挿し木の方法です。
【手順】
①栄養分がない用土を小さな容器に入れて湿らせておく
②割りばしなどで用土に穴をあける
③給水させた挿し穂を、その穴に入れ用土をよせる
※倒れる場合は割りばしで支柱を立てて下さい。
④そっと水を与える
⑤用土を乾かさないように気を付けながら、日陰で管理する
ポイントは、
- 綺麗な株にするなら、なるべく立たせた状態にする。
→鉢の縁にたてかせて生やす方もいますが、
重力で歪んでしまう可能性があります。
YouTubeで分かりやすい動画を見つけたので、
ぜひ参考にして下さい。
水で生やす
根が生えていることが確実にわかるので安心感があります。
【手順】
①容器に水を入れて、半日陰で管理する
②2日に1回の頻度で水替えをする
ポイントは、
- 水は少し多めに入れておく
※上の写真の容器でいうと、半分くらいまで入れてOK。
挿し木方法:手順③ 栄養のある用土に植え替える
用土・水、どちらの場合も、上の写真のように根が出てくるまで、
4日~1カ月ほどかかります。
しっかりと根が出てきたら、
栄養分のある用土で植え替えをしてあげましょう。
・根を生やすなら→栄養分のない用土
・育てるなら →栄養分のある用土 だからです。
【手順】
① 鉢に鉢底ネットを敷く
②少しずつ土を入れて株の高さを決める
※鉢縁から、表面の土までが3cmあくように
土を敷き調整します。
このスペースを「ウォータースペース」と言い、
これがあることで水やりの時にあふれるのを防いでくれます。
③箸でつつきながら土をまんべんなく入れる
④水をたっぷりあげて日向で管理
※植え替えたばかりだからといって、日陰管理する必要はありません。
ポイントは、
- 9月に行う場合はなるべく根をいじらないこと
- 水はけの良い用土を使用すること
※培養土を使用していれば問題ありません。
まとめ
冒頭でもお伝えした通り、
マーガレットの挿し木はとっても簡単なのを
お分かりいただけたでしょうか?
・5月or9月に行う
・挿し木には栄養分のない用土を使用する
・根が出たら栄養分のある水はけの良い用土を使用する
この3つを覚えてどんどん新しい株を増やしていきましょう!