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マリーゴールドの花言葉の色々
マリーゴールドには良い意味の花言葉と、
あまり良くないイメージの花言葉があります。
どうしてそんな両極端な花言葉があるのでしょう。
「ギリシャ神話のアポロン」のお話からのものと、
「聖母マリアの黄金の花」にまつわるものとがあるからでしょう。
マリーゴールド全体の花言葉は、
「嫉妬」、「絶望」、「悲しみ」と黄色やオレンジの明るい色と花姿とは裏腹な感じですよね。
では、詳しく見ていきましょう。
マリーゴールドの良くないイメージの花言葉
- 嫉妬
- 絶望
- 悲しみ
- 悲観
- 悲嘆
- 別れの悲しみ
- 下品
「絶望」の花言葉の由来は、太陽神アポロンとクリムノンのギリシャ神話からと言われています。
ゼウスとレトとの間に生まれた太陽神アポロンはとても美しい神でした。
美しく男らしいアポロンは女性だけでなく、男性からも慕われていました。
そんな中、一人の美しい少年クリムノンがアポロンに恋をします。
クリムノンは毎日アポロンに会いたくて、
アポロンの神である太陽を見つめることで幸せを感じていました。
そんなクリムノンの思いがアポロンに通じ、アポロンもまたクリムノンに愛を感じるようになりました。
それを知った雲の神が嫉妬し、アポロンを雲で隠してしまいました。
クリムノンがアポロンに会えなくなると嘆き、悲しみ、絶望し、
とうとう死んでしまいます。
そのことを知ったアポロンがクリムノンをマリーゴールドに変身させた。
「絶望」、「悲嘆」などの花言葉はここから生まれたと言われています。
「嫉妬」、「絶望」、「悲観」などの花言葉は、水の妖精クリスティとアポロンの神話からのもの。
水の神クリスティはアポロンに恋い焦がれていました。
しかし、アポロンには恋人の王女レウトコエがいました。
そのことをクリスティは王である父に告げ口します。
怒った父は娘のレウトコエを生き埋めにしてしまいます。
クリスティは自分のしたことで、一人の女性の命を奪ってしまったことを悔やみ、
9日間地面に座ったままアポロンを見続けました。
クリスティの体が黄色の花に変わり、アポロンに向かって咲くマリーゴールドになりました。
このお話からは、「嫉妬」、「下品」、
もう一つは良いイメージの「可憐な愛情」という花言葉が生まれたとされています。
マリーゴールドの良いイメージの花言葉
- 勇者
- 戦士
- 信じる心
- 悪を挫く
- 健康
- 生命の輝き
- 友情
- 生きる
- 濃厚な愛情
- 変わらぬ愛
- 可憐な愛情
- 信頼
- 預言
「健康」、「戦士」、「信じる心」は太陽神アポロンのシンボル。
その彼を象徴する言葉が花言葉になったということです。
「生命の輝き」、「預言」は聖母マリアにちなんだもの。
聖母マリアの祝日は年に10日あるのですが、
その時にいつもマリーゴールドが咲いていたことが由来とされる。
「変わらぬ愛情」はカルタの伝説から。
カルタという少女は、美しいアポロンに恋をします。
太陽神のアポロンのそばにいることが生きがいで、毎日、アポロンを見続けていました。
そのうちカルタの体は痩せ細り、体がなくなり、とうとう魂だけになりました。
その魂が徐々に花の形となり、マリーゴールドになったというお話。
マリーゴールドの色別の花言葉
黄色
- 健康
- 下品な心
- 可憐な愛情
オレンジ
- 予言
- 真心
マリーゴールドの種類別の花言葉
アフリカンマリーゴールド
逆境を乗り越えて生きる
アフリカンマリーゴールドはメキシコからアフリカ北部にもたらされ、
野生化して広がっていったことに由来することから、力強い花言葉になったのでしょう。
フレンチマリーゴールド
いつもそばに置いて
フレンチマリーゴールドはフランスの王室で栽培されたことで、その名がつきました。
レモンマリーゴールド
愛情
贈り物には似合わないマリーゴールドですが、これは愛情という花言葉なので贈りたくなりますね。
でも、全体としての花言葉があまり良くないので、メッセージカードは添えたほうが良いでしょう。
また、その他のマリーゴールドの種類については、
下記で、一覧で紹介しています。
⇒ マリーゴールドの種類・品種一覧、全33種!どんな色や別名がある?
まとめ
マリーゴールドの花言葉には、ポジティブとネガティブの両方の花言葉があることがわかりました。
贈り物にするのはどちらかというと向かないお花ですので、どうしても贈りたいという場合は、
ポジティブな花言葉を添えることをお勧めします。
花言葉の由来って面白いですよね。
きちんと花言葉を知って、相手を不快にさせないようにお花を贈りましょう。