大事に育てているモンステラが、
葉が割れなかったり、変色して枯れたりしたら…原因などをすぐに知りたいですよね。
モンステラの葉が割れない・枯れるのは、
これが原因!と特定して紹介するのは難しいです。
原因になることをいくつか紹介するので、
一つ一つを確認して原因を特定してみてください。
原因ごとに対処法も紹介します。
目次
葉が割れなくても心配いらないのはこんなとき
モンステラは、割れた葉が特徴ですよね。
その葉の形が好きでモンステラを育てると思います。
葉が割れないときは、色々な原因があります。
モンステラの葉が割れなくても心配ないのは、
小さい・若い葉です。
生えたばかりの葉はまだ割れずハート型の葉で、
大きく育つにつれて割れてきます。
そのように、新しい葉なのが原因なら心配ありません。
ですが、新しい葉ではないのに、
どれも割れなかったり、割れない葉が数枚あったりしたら、
考えた方がいいですね。
次に、葉が割れないまたは枯れるときの原因や対処法を紹介します。
モンステラの葉が割れない・枯れるときの原因
モンステラの葉が割れなかったり、
葉が枯れる原因と対処法を紹介します。
どれに当てはまっているか確認して対処してみてください。
日光の過不足が原因!?
- 日光が当たりすぎている。
- 日光にほとんど当たっていない。
ということはないですか?
外の日当たりや直射日光に当たる場所では、
葉焼けを起こして変色し枯れたりします。
逆に、室内の日が当たらない薄暗い場所では、
葉が黄色くなったりして枯れることや、割れ目のない元気のない葉になることがあります。
また、葉と葉の間隔が長くなる(徒長する)ようにもなってしまいます。
それから、室内の薄暗いところに置いていたモンステラを、
いきなり外の日が強い場所に移動するのも、弱らせる原因になります。
「対処法」
モンステラは明るい日陰や半日陰の場所で育てましょう。
夏の強い日差しや直射日光には当てないでください。
モンステラを暗い室内から外に移動させたときは、
最初は日陰に置いてから半日陰に置くなど、徐々に日に当てるようにします。
肥料の過不足が原因!?
- 肥料を沢山あげている。
- 肥料をほとんどあげていない。
ということはないですか?
肥料をあげすぎると、肥料焼けを起こして乾燥してしおれたり、
割れ目のない葉になったりします。
モンステラは肥料が少なくても育ちやすいようですが、
大きく育つと栄養も沢山必要なので、肥料が足りないことも原因として考えられます。
葉の栄養になる窒素(N)が少ない肥料や、配合率(N:P:K)がどれも10以下の弱い肥料を大きいモンステラに使い続けていたら、肥料の種類も見直すといいかもしれません。
「対処法」
肥料をあげた後に葉が枯れたりして、肥料のあげすぎが原因と分かったら、
数日間、日陰でたっぷりと水やりをして肥料成分を洗い流し、その後肥料は控え目にしてください。
肥料が足りていない場合は、
モンステラに適した観葉植物用の肥料を使用方法に従って適度に与えてください。
水やりの過不足が原因!?
- 水をあげすぎている。
- 水をあまりあげていない。
ということはないですか?
水をあげすぎると葉や茎が枯れる他にも、
根腐れもしやすいです。
逆に水が足りないと、葉先から黄色く枯れることや、葉が丸まったり萎れたりすることがあります。水挿しした後に土に植えたばかりのときは特に、乾燥に弱いので気を付けましょう。
「対処法」
モンステラの鉢受け皿に水を溜めておかないようにし、
しっかりと乾いてからたっぷりと水やりをします。
モンステラの水やりは、葉に水をかける葉水もこまめにやります。
水のあげすぎが原因の場合、根腐れしている可能性もあるので、
しばらくは乾燥気味に育てましょう。
水の不足が原因の場合、室内での置き場所も見直してみてください。
室内のエアコンの風が当たるところにモンステラを置いていると、
風によって乾燥し、葉がしおれやすくなります。
水挿しで増やして土に植えたばかりの頃は、水をたっぷりとあげて育てます。
根詰まりが原因!?
- 水がなかなか染みこまない。
- 鉢底から根がでている。
- 植え替えをしていない。
ということはないですか?
根が詰まっていると、栄養がきちんと吸収できなかったりなどで元気に育ちません。根腐れもしやすくなります。
「対処法」
一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。
害虫・病気が原因!?
- 葉のところどころ色が抜けたり変色している。
- 葉や茎が変色している。ベタベタしていている。
- 茎になにか動かないものがついている。
- 葉が割れる・枯れる原因が他にない。
ということはないですか?
モンステラは病害虫にかかりにくいといわれていますが、
全くかからないわけではありません。
葉のところどころが細かな点状に色が抜けたり黄色く枯れたりしていたら、
ハダニがついているかもしれません。
ハダニなどの害虫が新芽についたり、大量発生して葉の変色が多いと、葉が割れない原因にもなります。
アブラムシもつくことがあるようです。
アブラムシが大量につくと、ベタベタとした分泌物がついて、アリが集まっていたりします。薄暗い場所だったり窒素肥料のあげすぎなどで発生しやすいです。
茎に白や茶色の貝のようなものがついていたら、
それはカイガラムシです。動かないものがほとんどです。
アブラムシがついてから黒く変色したり、
他に原因が思いつかないときは、すす病やウイルス病などの病気かもしれません。
「対処法」
ハダニは、殺虫剤を使うなどして対処した後、乾燥させないように霧吹きなどで水やりします。
アブラムシは、殺虫剤などで対処したあと、
モンステラを日が程よく当たる適切な場所に置いて乾燥させないように育てます。
肥料をあげすぎていたら控え目にするといいかもしれません。
カイガラムシは、割りばしやブラシなどで取って捨てます。
殻ができた成虫には殺虫剤は効きにくいです。
もし病気にかかってしまったら、対処は難しいです。
モンステラがどんどん枯れる…そんなときはどうする?
モンステラが枯れてきて対処をしたけど手遅れだったり、
どんどん枯れる、回復しなそうなとき…
そんなときはどうしますか?
もちろん、対処を続けるのはいいことですが、
それで完全に枯れてしまったらがっかりですよね。
モンステラが完全に枯れそうな緊急事態のときは、
まだ緑色で元気な葉がついた茎を切って挿し木などで増やしてみましょう。
増やした株が無事に育てば、もしものときも一安心ですね。
まとめ:モンステラの葉が割れない・枯れる5つの原因と育て方
「モンステラの葉が割れない・枯れる原因」
- 日光の過不足
- 肥料の過不足
- 水やりの過不足
- 根詰まり
- 病害虫
「モンステラの育て方」
- 室内の明るい日陰(レースカーテンのそば)や、外の半日陰。
- 肥料は少なくても育ちやすいので、あげすぎに注意。
- 水を好みますがあげすぎに注意。霧吹きでこまめに葉水もやる。
- 生育旺盛なモンステラ。小さい鉢は1年に一度、大きい鉢は1~2年に一度など植え替えをする。
- 葉や茎に虫がついていないか確認する。
モンステラの葉が割れないのは、
生えたばかりの若い葉だったら問題ありません。
それ以外で、葉が割れないときや枯れるときは、
日当たりなど原因を探して対処してくださいね。
モンステラは育てやすい観葉植物です。
育て方を見直して適切に育てれば元気に育ってくれると思います。