モンステラを育てるための基礎となる
土・肥料について詳しくまとめて紹介します。
一般的な草花の土を自分で配合するときは、
赤玉土・腐葉土が7:3ですよね。
でも、モンステラの土を配合して作るときは、
少し違う配合なんです。
モンステラの土については、
市販で適している培養土と自分で配合して作る方法を紹介します。
モンステラの肥料は、小さく育てていたいか大きく育てたいかによって、
あげ方を変えるのがおススメです。
モンステラの肥料については、
あげる時期や、頻度、肥料の種類を紹介します。
頻度については、小さく育てていたい/大きく育てたいときの2パターンから紹介します。
目次
モンステラの土・肥料
まずは、モンステラの土から紹介します。
モンステラに適した市販の培養土は、
観葉植物用の培養土です。
例えば、こちら↓
軽くて清潔な原料で、光合成を助けるマグネシウム入りの培養土。
【楽天市場】ピンピン育つ観葉植物の土
加熱処理されて清潔・緩効性肥料入りの培養土。
【楽天市場】ゴールデン粒状培養土 観葉植物用
など色々あります。
観葉植物用以外の培養土だと、水もちの程度や成分などが観葉植物のモンステラに合わないかもしれません。それに、腐葉土など有機物が多く入っていて虫が湧きやすいというのもあります。
モンステラを室内で育てる場合、
市販の観葉植物用の培養土を選ぶときには、原料をよく確認してみてください。
観葉植物用の培養土なら、大体は室内用に清潔な土が使われていると思いますが、一応確認した方が安心です。
「天然(有機)」と大きく書かれていたり、
「腐葉土」や「堆肥」が含まれているものは、
室内ではコバエなどの虫が発生しやすく困るかもしれません。
「清潔」と書かれているものや、
腐葉土などが含まれていないものが安心かもしれません。
土を配合して作るときは、
赤玉土・ピートモス・川砂を6:2:2で合わせたものなど、
排水性がいい土を使います。
次に、モンステラの肥料についてです。
室内で育てるモンステラには、肥料も有機でない化成肥料を使います。
これも腐敗臭やコバエなどの虫を予防するためです。
モンステラの肥料は2種類あります。
- 液体肥料(即効性)
- 固形肥料(緩効性)
液体肥料は、すぐに効いて早めに効き目が切れます(1週間くらい)。
固形肥料は、ゆっくりじわじわと効き、大体は2か月くらい効果が持続します。
これらの肥料も、観葉植物用と書かれているものがおススメです。
例えばハイポネックスの観葉植物用肥料。
液体肥料と固形(錠剤)肥料、両方あります。
水栽培(ハイドロカルチャー)で使う肥料は、
それ専用の肥料か、液肥をかなり薄めたものを使いましょう。
観葉植物用以外の花や野菜に使うような肥料は、リン酸(P)が他の成分よりも多い配合になっていると思います。
リン酸は花を咲かせるための栄養成分です。
ほぼ花を咲かせないモンステラにはあまり必要ない成分なので、観葉植物用以外の肥料を選ぶときはリン酸(P)の数字が極端に大きすぎるものは避けるのが無難かもしれません。
それと、葉の栄養になるのは窒素(N)です。
モンステラの葉を元気にするために…と窒素が極端に高い特別な肥料は使わないでください。
モンステラの肥料を買うなら観葉植物用の肥料が一番です。
他の肥料は、余っているものをたまに使う程度ならいいと思います。
次に、モンステラの肥料はいつどのように与えるのかを紹介します。
モンステラの肥料の与え方
モンステラに適切な肥料を選んだら、適切な時期に適度に肥料をあげましょう。
時期
肥料をあげるのに適した時期は、
5月~9月です。
この時期は気温も湿度も高く、
モンステラの生育が活発になる時期です。
この時期に肥料をあげることで、
肥料を良く吸収して生育に役立ててくれます。
ですが、この時期以外は、
モンステラの生育は緩やかだったり止まったりします。
そんなときに肥料をあげてもほとんど吸収されず、肥料過多で肥料焼けなどして弱ってしまいます。
それから、肥料以外の原因で元気がないときも肥料はあげないでください。
適切な時期、モンステラが元気なときに肥料をあげてください。
大きく育てたいときの頻度
モンステラを今よりも大きくしたいときの
肥料をあげる頻度(目安)を紹介します。
大きく育てたいときは、
適切な時期に適度に沢山肥料をあげると良く育ちます。
適度に!というのがポイントです。
あげすぎては肥料焼けを起こしたりして健康に育たなくなってしまいます。
肥料の使用方法(頻度)を確認して、
最低限、肥料がしっかりと切れてからまた肥料をあげましょう。
液体肥料は、10日に一度くらい。
固形肥料は、2か月に一度くらいの頻度です。
固形肥料は効果が長く続きますよね。
なので、9月にあげると11月頃まで効いてしまいます。
そう考えると、
5月~7月は液体肥料または固形肥料、
8月~9月は液体肥料にするといいかもしれませんね。
または、8月~9月に固形肥料を与えた場合、9月の終わり頃になったら土から肥料を取り除いて捨てるといいですね。
肥料のあげすぎに注意して、
モンステラを元気に大きく育てください。
小さく育てていたいときの頻度
モンステラを小さく育てていたいときの
肥料をあげる頻度(目安)を紹介します。
小さく育てていたいときは、
適切な時期に控え目に肥料をあげると、生長が遅くなります。
なので、
固形肥料を適期に1回、その他は必要に応じて液肥を与えてみるといいかもしれません。元気に育っていれば、液肥だけでもいいかもしれません。
弱らない程度に肥料をあげて、
モンステラをゆっくり育ててください。
~挿し木、植え付け、植え替えのときの肥料は?~
挿し木や植え付け・植え替えのときの肥料について、簡単に紹介します。
「挿し木」または「茎伏せ」での肥料
挿し木や茎伏せで増やすときには肥料はあげません。
肥料焼けや菌の繁殖などを防ぐためです。
挿し木用土や清潔な赤玉土などが適切です。
「植え付け」での肥料
挿し木などで増やしたモンステラの植え付けのときには、
肥料はあげないほうが安心です。
まだ株が小さく肥料焼けを起こしやすいです。
「植え替え」での肥料
植え替えでは、
肥料をあげてもどちらでも大丈夫です。
根を沢山切ったりして傷んでいるとき、弱っているときは、
植え替えが終わってからあげると安心です。
市販の肥料入りの培養土を使うか、
肥料入りではない培養土または作った土で植え替えてから肥料(固形肥料)をあげます。
肥料をあげすぎて肥料焼けしたときの症状と対処法
肥料焼けとは、
肥料をあげすぎることで水分が奪われてしまうことです。
その結果、葉が黄色くなったりして、しおれて枯れてしまいます。
肥料をあげた後に症状が出たら、
肥料焼けの可能性があります。
肥料焼けをしてしまっときは、
水を沢山あげて肥料を洗い流します。
数日間、鉢から流れ出るくらいの水をあげるようにし、その後肥料はしばらくあげないようにします。
肥料焼けで枯らしてしまわないように気を付けて育ててください。
まとめ:モンステラの土・肥料(時期&頻度)
モンステラの土は、
- 観葉植物用の培養土
- 赤玉土・ピートモス・川砂が6:2:2など排水性がいい土
モンステラの肥料の時期は、
5月~9月。
肥料は、基本的には観葉植物用の肥料を使います。
- 固形肥料→ゆっくりと数カ月効かせたいとき/植え替えのとき
- 液体肥料→すぐに効果を得たいとき/追肥/肥料を控え目にあげたいとき
肥料をあげる頻度は、
大きく育てたい場合は、適期に適度にあげ、
すぐに大きくしたくない場合は、控え目にあげましょう。
土や肥料を適切に使って、
置き場所や水やりなどにも気を付けてモンステラを元気に育ててください。