モンステラは水を好みますが、
ちょっとした乾燥にも耐える観葉植物です。
水やりのしすぎに気を付けて、
適度な水やりで育てましょう。
春・夏・秋・冬の季節ごとに水やりのタイミング・頻度は変わります。
また、葉水も大切な水やり方法の一つです。
それらのモンステラの水やり方法や、
乾燥・多湿になっている状態を知る方法などを紹介します。
目次
モンステラの水やり方法
モンステラは湿気のある地域に生息する植物です。
モンステラの水やり方法は、
ジョウロを使った水やりと霧吹きを使った水やり(葉水)があります。
ジョウロでの水やりは、土が中までしっかりと乾いてからたっぷりと!が基本です。
鉢受け皿には水を溜めないようにしましょう。
霧吹きを使った葉水(はみず)の方法は、葉の表・裏・茎などに、
大きな水滴がつかない程度に薄っすらと濡れる程度で水をかけてあげます。
周囲の湿度を下げたり(乾燥防止)、乾燥によってつく害虫の予防などになります。
季節ごとの水やり方法をまとめて紹介します。
春の水やり
3月~5月のモンステラの水やり方法です。
3月はまだ寒くて日が弱いので、水やりは控え目にします。
土が乾いてもすぐにはあげず、何日かおいてからたっぷりと水をあげます。
寒い早朝・夕方以降は避けて、日中にあげましょう。
水がかなり冷たいときは、じょうろに水を汲み置きしてからあげるといいかもしれません。
4月や5月になって暖かくなってきたら、
土の乾き具合などを見ながら少しずつ水やりの頻度を多くしていきましょう。
霧吹きでの水やりも暖かい日中におこないます。
毎日おこなうか、乾燥具合をみて時々水をかけます。
夏の水やり
6月~8月のモンステラの水やり方法です。
雨が多く湿度が高い時期は水のあげすぎに気を付けましょう。
それ以外の暑い日は、乾き具合を見てたっぷりと水やりをします。
春よりも頻度は多めになります。
モンステラを外で育てている場合、夏は朝や夕方に水やりをします。
暑いと水が熱されて根を弱らせてしまうからです。
霧吹きでの水やりは、雨が多く湿度が高い時期はたまにやる程度で良さそうです。
日がよく当たっている場所で水が高温になりそうな場合は、
じょうろでの水やりと同じく日中以外がいいです。
秋の水やり
9月~11月のモンステラの水やり方法です。
秋になったら、水やりの頻度は少しずつ減らします。
土が乾いてすぐにはあげず、何日かおいてからたっぷりとあげます。
なるべく、天気が良く暖かい日中に水やりをしましょう。
乾燥しやすいので、毎日か時々、晴れてる日中に霧吹きで水をかけます。
冬の水やり
12月~2月のモンステラの水やり方法です。
秋よりもさらに水やりの頻度を減らします。
枯れない程度にたまにあげる程度にします。
なるべく、天気が良い日の日中に水やりをしましょう。
乾燥しやすいので、毎日か時々、日中に水をかけます。
水やりと置き場所・鉢の大きさの関係
季節だけでなく、
置き場所や鉢の大きさも水やりの頻度・量に関係しています。
置き場所
モンステラの置き場所が、
日が良く当たるところほど水を沢山必要とします。
薄暗い場所だと、土が乾きにくいので水のあげすぎに注意が必要です。
ですが、あまりにも日光が当たらないとモンステラも元気に育たないので気を付けてください。
それから、エアコンや送風機などの風が当たるところだと、葉などが乾燥しやすいです。
なるべく当たらない場所が適切です。
自然の風は適度に当たる方がいいです。
近くの窓を少し開けて風通しを良くすると、土が乾きやすくなり、根腐れしにくくなります。
鉢の大きさ
モンステラが植わっている鉢の大きさが大きいほど、水やりの頻度は減ります。
大きい鉢だと、土の表面が乾いていても中の方まで乾いていなかったりするので、
葉の様子や割りばしなどを土に挿した感じなどで乾燥具合を見極めてください。
もっと簡単に乾き具合を知るには、
水分計というものを使う方法もあります。
土に挿しておくだけで、土の乾き具合を確認できるようです。
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また、鉢の種類でも土の乾きやすさが変わります。
素焼き鉢とは違って陶器鉢は保水性が高く乾きにくいです。
水のあげすぎ?乾燥しすぎ?を見分ける方法
モンステラを育てていて、
置き場所などが良いのに元気がないとき…
水やりが原因かもしれません。
水やり不足のサイン?
葉が丸まってきたり、しおれたりしたら、
水不足かもしれません。
水やりすぎのサイン?
黄色や黒に変色して腐ってきたりしたら、
水やりのしすぎかもしれません。
日々の管理方法を見直して、水やりの頻度を変えてみてください。
こんなときには植え替えを!
モンステラを買ってからそのまま同じ鉢で育てていたり、
植え替えしてから2年以上経っていたり、根が鉢底から出ていたりしたら…
植え替えをしてみましょう。
根が詰まっていると根腐れしやすいです。
夏に株を取り出して根をかるくほぐしたりして、一回り大きい鉢に植え替えます。
植え替えでは新しい土を使ってくださいね。
土は古くなると固くなったり崩れたりして、水はけが悪くなったりします。
植え替えも必要に応じておこなってモンステラを育ててください。
まとめ:モンステラの2つの水やり方法
モンステラの水やり方法をまとめます。
ジョウロでの水やりは、
- 春~夏→早春の寒い時期は控え目にし、少しずつ頻度を増やす。
- 秋~冬→少しずつ頻度を減らす。
水やり頻度を増やすといっても、
土が乾ききらないうちにやることは避けましょう。
寒い時期やジメジメしているときは、土が乾いて何日かおいてから、
暑くて良く乾く時期は、土が乾いたら早めに。
霧吹きでの水やりは、
季節に関係なく、こまめにやって葉の乾燥や害虫を防ぎます。
モンステラの葉の縁からは水が出てくることがありますが、
それは元気な証拠です。
特に早朝や梅雨時期に、葉から水を蒸散しきれないときに葉の縁の孔から排水します。
モンステラは湿気気味を好みますが、
育てるときは水やりのしすぎに気を付けてください。
少しくらいの乾燥には耐えます。
明るい日陰に置いて、
適切な水やりなどでモンステラを元気に育ててください。