ニチニチソウの増やし方を紹介します。
ニチニチソウの摘心や挿し木を適切に行って、
花・枝数や株を増やしてみましょう。
それぞれの時期と方法を紹介します。
また、近縁種ツルニチニチソウの増やし方も簡単にまとめておきます。
目次
ニチニチソウの増やし方
あまり考えずにやってしまいがちな、
摘心や挿し木の時期と方法を紹介します。
摘心(枝数・花を増やす)
「時期」梅雨明け頃~。
本葉8枚くらいの小さい苗のうちがベスト。
ニチニチソウは蒸れに弱いので、
梅雨時期に葉が茂りすぎないように気を付けましょう。
若い苗のうちに摘心をして、充実した株にしてくださいね。
早い時期にやるほど、夏~秋に花を沢山楽しめますよ。
「増やし方」
枝(茎)先の芽を摘み取る(切り取る)摘心をおこなうと、
その下の葉の付け根から脇芽が出て、枝や花数が増えます。
どんどん生長している枝の先端の芽を切り落としましょう。
~切った枝の活用方法~
挿し木にすることができます。
挿し木
「時期」5月~8月
ニチニチソウは寒さに弱いので、
20℃以上の暖かい時期がいいようです。
一年草扱いの場合は、5月頃など早めがいいですね。
「増やし方」
葉が6枚くらい付くように枝を切って、一番下の葉は取ります。
小さいポットなどに赤玉土などの用土を入れて挿します。
大きい葉は横半分にカットすると、乾燥しにくくなります。
葉が増えてきたら植え付けましょう。
植え付け時の鉢・プランターの土は、
草花培養土か赤玉土6:腐葉土4。
元肥で緩効性肥料も与えるといいです。
花壇などに植えつける場合は、
必要であれば腐葉土などを入れて水はけを良くしておきます。
あとは、肥料が少なければ肥料をあげます。
20cmくらいの間隔で植え付けましょう。
ニチニチソウは連鎖障害が起きるので、
一度沢山育てたところでまた育てるときは、土壌改良剤を使うといいですよ。
ちなみに、寒さに弱いニチニチソウを越冬させるとき、
そのまま室内に入れておくと場所を取りますよね。
小さいポットなどに挿し木したり、小さい容器に水挿しをして室内で越冬させる手段もあります。
水挿しをしたときは、その水を飲まないように気を付けてください。
ニチニチソウは細胞分裂を阻害する有害な成分があるようです。
ニチニチソウは種まきでも増やせる?
ニチニチソウの種を取って種まきしても増やせます。
ですが、花びらの形や大きさなどの変化が大きい品種は、
種が取れにくいものもあります。
近縁種のツルニチニチソウの増やし方
4~6月頃に咲くツルニチニチソウ。
ツル性で多年草です。
ツルニチニチソウの増やし方も簡単にまとめておきます。
挿し木
「時期」5~7月・9月頃
ツルニチニチソウは寒さにやや強く、
多年草扱いなので、秋にも行えます。
「増やし方」
ツルの先端を10センチくらいの長さに切って、
下の葉は取り、水に数時間挿して水揚げします。
そのあと用土に挿します。
植え付けは、10月頃までに行いましょう。
花壇などに植え付けるときは、
余裕をもって間隔を30cmくらい空けるといいですよ。
その他の増やし方
ツルニチニチソウの近くに鉢やプランターなどを置いて、
増やしたい場所でツルの途中に土を被せます。
できればU字型の針金などで、埋めたツルを固定するといいです。
土を被せたところから根が出ます。
そしたら親株からツルを切り離すだけです。
ジメジメとした梅雨時期などを避ければ、
簡単に増やせそうです。
まとめ
ニチニチソウの増やし方は挿し木で、簡単に増やせます。
どんどん増やして、花壇の縁取りをするのもいいですね。
ツルニチニチソウは繁殖力が良いので、小さいスペースや地植えにはあまり向いていません。
広いスペースがある場合は、少しずつ増やしてみてくださいね。