個性的な姿に高級感のあるパキラは仕事場や
自宅など汎用性の高い観葉植物です。
育てやすいことで有名ですが、通常の植物と同じように
水やりをしていたら枯れてしまったということもしばしば。
パキラはその生態にあった水やりの頻度があり、
そのタイミングや量を守ることで元気な姿を保つことに
繋がっていきます。
今回はパキラの水やりについて、頻度や量、
季節ごとのタイミングなどをまとめてご紹介します。
目次
パキラとは
科名:パンヤ(アオイ)科
学名:Pachira
原産地:熱帯アメリカ
熱帯育ちのパキラは乾燥や暑さに強く、
日陰に置いていても育つほど丈夫な為、
室内栽培用の観葉植物として活用されています。
水やりの頻度も少ないときは週に1回程度でいいため
忙しい人や初心者にも育てやすく特に
女性に人気の観葉植物です。
反対に寒さには弱く、5度以下になると
室内でも枯れてしまいます。
細かな手入れが必要ない分、
注意点もあるのでしっかりと
確認しながら栽培していきましょう。
水やりの重要性と与える量を知ろう
パキラの枯れてしまう原因の中でも
水やりは多く関係しています。
頻度や量を間違えると根腐れなどになり最悪、
株ごとダメになってしまうため注意が必要です。
また観葉植物を育てるにあたって、
必ず用意するべきなのが
- ジョウロ
- 霧吹き
です。
ジョウロは通常の水やりで使用するため、
通常用意されている人が多いですが
霧吹きがない人は早めに用意しましょう。
パキラは乾燥に強い植物ですが、
葉が乾燥していると黄色や茶色に変色してしまいます。
そこで、霧吹きを使用して葉を濡らすことで
葉の乾燥を防ぎみずみずしく元気な葉を
保つことができます。
またジョウロで水やりをする場合、
1度にたっぷり鉢底からあふれるように与えましょう。
また受け皿の水は必ず捨てるようにしてください。
季節で変える水やりの仕方
日本は四季折々を楽しむことのできる国ですが、
反面冬や夏など気温の変化も大きいことが
ネックになってきます。
季節によって乾燥具合や気温の変化があるため、
水やりの方法も変える必要があります。
冬から春にかけて(1月~4月)の水やり
頻度:1週間に1回。
寒さのささるこの時期は休眠期の為、
水の吸収も遅く鉢土の中が湿りがちです。
あげすぎないように注意しながら
与えるようにしましょう。
根腐れはこの時期に起こりやすい為、
鉢土が湿っているときには水やりは避けましょう。
梅雨から秋にかけて(5月~9月)の水やり
頻度:1週間に2~3回。
生育期に入ったパキラは水を良く吸収し、
気温も高い為乾燥しやすい時期です。
その為、この時期は1年の中でも
最も水やりの頻度が多くなる時期と言えるでしょう。
ただし、梅雨の時期は空気も湿気が多くなるため、
土がしっかり乾燥していることを
確認してから与えるようにしましょう。
晩秋から冬にかけて(10月~12月)の水やり
頻度:5日に1回。
冷たい風の出てくるこの時期は、
成長がゆっくりになってくるため、
水やり頻度も少なくなります。
外で栽培している人は室内へ入れるようにしましょう。
また葉が乾燥しやすい時期でもあるので、
葉がしおれてきたら葉水を与えるようにしましょう。
注意点やコツは?
それでは水やりについての注意点とコツを
ご紹介していきます。
コツをつかむとずっと水やりが楽になる上、
注意点を意識することでパキラを枯らす
頻度も少なくなりますよ。
割りばしで土の乾燥を確認しよう
土の状態だけ見ても、鉢土が中まで乾燥しているか
分からないって方もいますよね。
そこでおすすめなのが割りばしです!
土に割りばしを挿して、抜いた時に割りばしが
湿っていなければ水やりのタイミングです。
割りばしがなければ竹串などでも活用できます!
直ぐに確認したい場合は、指でもわかるので試してみましょう!
受け皿の水は捨てよう
根腐れを起こす原因の一つに受け皿に
溜まったの水をそのままにしていることです。
パキラの水やりはたっぷり与えることが必須ですが
受け皿を使用している場合、鉢底から必ずあふれてきます。
水やりの際、受け皿に溜まった水は
自然乾燥させる人もいますが、
パキラにとっては害でしかありません。
たっぷり水を与えたら、
必ずすぐに捨てるようにしましょう!
植え替えをしよう!
パキラを購入してから2~3年たっていて、
植え替えをしていない場合、
根詰まりを起こしていることがあります。
鉢の中が根でいっぱいになり根詰まりを
おこしていると水が吸収されていきません。
また根がこれ以上生長できず腐ってしまうことも。
植え替えをすることで水をしっかり
吸収し、元気な株になります。
まとめ
パキラの水やりは頻度や量を守ることで
元気な株を保つことができます。
他の植物を育てているとタイミングを合わせてしまいがちですが、
パキラの適量を適切なタイミングで与えるようにしてください。
パキラの元気な姿を保つ最大のコツは
水やりにありますよ!