パキラは大きいもので2mにもなる背の高い観葉植物です。
リビングや玄関先に置くことでインテリアの役割や
風水にも活用されており、高級感のある姿に人気も高いパキラ。
背の高いものやアレンジの施されているものなどは
高額で販売されておりなかなか手の出せないものもあります。
生長の早いパキラは日頃しっかりとお手入れすることで
高く大きくすることができます。
今回はパキラを大きくしっかりと育てるための
お手入れ方法を基本から注意点などを含めてご紹介します!
目次
基本の育て方
なんといってもまずは基本的なお手入れ方法を
しっかりと把握しておくことが一番の近道でしょう。
日頃のお手入れを丁寧にしておくことで大きく育ち、
また病害虫にも強いパキラにすることができますよ。
水やりの方法
パキラは本来丈夫で枯れることは少ないのですが、
枯れる原因の多くが水のやりすぎによる
根腐れの場合が多いんです。
乾燥に強いパキラは過度に水やりをする育て方を
した場合は鉢の中で根腐れを起こしてしまいます。
パキラの水やりのポイントは土の表面が乾いた場合には
鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えることです。
特に室内で育てる場合は、暖かい季節でも
水が蒸発しないことがありますので、
必ず土が乾いたことを確認してから
水を与えるようにしましょう。
また、室内では受け皿を使用しますが、
受け皿の水は捨てましょう。
植え替えの方法
パキラは購入してから2年以上経過する場合には
鉢の中で根詰まりを起こしている可能性があります。
室内で正しい育て方をしていても元気がないと感じたら
鉢底から根がはみ出していないかチェックしてみましょう。
根がはみ出していたら植え替え時です。
株を鉢から抜いたら、古い根や土を
手でほぐしながら取り除きます。
一回り大きい鉢に観葉植物用の土を入れ植え替えます。
植え替え後は養生のため室内の
日の当たらない場所で2週間ほど管理しましょう。
植え替えは大変なイメージがありますが、
パキラを室内で長く美しく保つ場合には必要なことです。
パキラを増やす方法
パキラを増やそうと思ったら挿し木がおすすめです。
挿し木とは植物の繁殖方法のひとつで、
根や茎や葉など植物の一部を
土や水に挿し発根させるやり方です。
パキラの場合は挿し木にする枝を切り取り、
発根促進剤を切り口に塗ったあとで土に挿します。
清潔で肥料分のない挿し木用の土を
使用することも育て方のポイントです。
早ければ10日から2週間ほどで根が出ます。
新芽が出てきたら根が出ている合図になりますので、
そのまま経過を見守ってください。
パキラが枯れかかってしまったら基本の育て方に加えて、
挿し木にも挑戦してみましょう。
種から育ったものを購入しよう
パキラは実生(種から育てた)ものと
挿し木で育てたものの2種類が市販されています。
特徴として実生のものは幹が太いので
見つけやすいでしょう。
100円ショップなどで販売されているものは
挿し木の可能性が高いです。
そしてパキラが大きく生長しやすいのも、
実生のものになります。
挿し木では大きくならない、というわけではないですが、
生長の早さも挿し木のものと比べると実生の方が早いので
大きなパキラにしたい場合は実生の苗を探して購入しましょう。
実生苗は株元が膨らんでいるので、
すぐに見分けることが出来ますよ。
肥料で大きくしよう
パキラを大きくするには日頃の管理も
大切ですが、是非肥料も使ってください。
肥料は植物が生長するための必要な
養分を補ってくれる栄養ドリンクです。
更なる生長を促し、株全体もイキイキと
健康的に保つ役割をしてくれます。
また上手に肥料を与えることで丈夫な株が
できるため、病害虫に強い株になります。
注意点とコツ
- 暗すぎる日陰は避けて!
耐陰性のあるパキラは日陰でもしっかりと
生長してくれますが、全く日が差さないような
暗い場所で栽培すると、
間延びしてしまい幹は細くなっていきます。
耐陰性があるといってもやはり植物なので
日光でできる限り浴びせることが大事です。
日光に当てることでぐんぐん生長していきますよ。
- 幹の先端がカットされている
本体であり芯でもある幹の先端が
カットされてはいませんか?
ヒョロっと伸びた幹は見栄えの悪さから
市販される際にカットされていることがあります。
先端をカットするとそこからは伸びることがなく、
カット部分の下から枝が出て生長します。
この枝が年月を経て太く強く育つと幹と
何ら変わりない姿になるようですが、
そこに至るまでには時間がかかるでしょう。
もし2~3年以内で現在より高く大きく育てたいと
思われていて、既存のパキラの先端がカットされている場合は
残念ながら購入しなおしか挿し木をして
育てなおしをおすすめします。
編み込みをしてみよう!
高く大きなパキラに良く見られるのが
三つ編み状に編み込まれた幹のパキラです。
個性的な姿や葉が上の方にしかない為、
管理もしやすいので出来上がった状態で
購入される方も多いでしょう。
しかしせっかく育てるのであれば是非手作りの
編み込みパキラを作ってみるのもいいですよ。
発芽したパキラを2~5本植えて、幹が伸びるたびに
徐々に編み込んでいくことでできていきます。
ただしこれには種から育てるか、種から育てて
発芽直後の苗が必要になってきます。
編み込みされたスラっと高く大きなパキラは
インテリアプランツとしてより
一層魅力のあるものに仕上がるでしょう。
まとめ
パキラはその生命力の強さから、
細かな手入れの必要がない植物です。
しかし日頃からパキラをしっかり観察し、
適切なお手入れをすることでしっかりと
元気で大きなパキラに仕上げることができます。
日々のお手入れを見直しながら大きく
立派なパキラを育ててくださいね!