品のある涼やかな色合いのポトスは室内でも
簡単に育てることができるので
インテリアとしても高い人気を持っています。
植物を育てることが苦手な人や手入れする時間のない人にも
日頃のお手入れもあまり必要がないポトスはお勧めです。
しかし、ポトスを栽培するのに必ず必要なのが”植え替え”です。
今回はポトスの栽培をもっと楽しんでもらうために
植え替えについて注意点やコツなどをご紹介していきます!
目次
”ポトス”ってどんな植物?
科名:サトイモ科エピプレムヌム属
学名:Epipremnum aureum
別名:オウゴンカズラ
原産地:ソロモン諸島・東南アジアの亜熱帯、熱帯雨林
観葉植物の中でも、丈夫で育てやすいことから
ガーデニングに扱われることが多いです。
耐陰性が高いため、年中室内の栽培でも元気に育ってくれます。
淡く可愛らしい色合いから、インテリアに用いられることも多く、
ヒーリングアイテムとしても人気を博しています。
伸びたつるを切って水にさしておくと、
根が出てくるほど生命力も高いため
植物の栽培が苦手な人にも向いているでしょう。
土の配合はどうする?
植え替えといえば、土は必須アイテムですよね。
園芸に使用する土といえば、赤玉土や腐葉土などが主流です。
ポトスの場合も同じく、迷ったらまずは園芸店にある
観葉植物用の培養土がお勧めです。
当然、観葉植物に適した配合がなされているので、
特に初めてポトスを育てる方は観葉植物用培養土を
使用してみるほうがいいでしょう。
慣れてきたら、観葉植物用培養土に赤玉土(小粒)を足して
水はけをよくしたり、”赤玉土(小粒)6:腐葉土4”などで配合した
オリジナルの土を使ってみるのもいいですよ。
品種や置き場所によって、土の割合も変わってくるので
自分のポトスに合った土の配合を探すのも楽しいでしょう。
植え替えをしよう!
それでは植え替えを行っていきましょう。
植え替えの時期や注意点をしっかりと確認してから
作業に入りましょう!
植え替えの時期
ポトスの植え替えは2~3年ごとには行いましょう!
”水の吸収が悪い””鉢底から根が出ている””購入から2年以上経過している”など
植え替えのサインが出ている場合は必ず植え替えをしましょう。
一年の中で最も適した時期は5月~7月になります。
生育期に入るころに行うことで、
植え替えによって受けるダメージを軽減することができます。
逆に生育期の終った寒い時期に植え替えを行うと
植え替えによって受けたダメージが回復せず
結果枯れなどに繋がるので注意が必要です。
用意するもの
- ひとまわり大きな鉢
- 消毒済みはさみ
- 新しい用土
植え替え方法
- 鉢に植わっているポトスを優しく取り出す。
- 根に絡んだ土をもみほぐしながら落とす。
- 黒ずんだ根をハサミでカットする。
- 新しい鉢の半分ほどまで土を入れておく。
- 新しい鉢の真ん中にポトスを置き、上から優しく土をかける。
(鉢の縁から下4センチほどが理想)
注意点とコツ
- 植え替え前にはポトス植わっている土を良く乾燥させましょう。
乾燥させておくことで植え替えもしやすく、
植え替え後の水をしっかりと吸収してくれます。 - 黒ずんだ根は傷んでいるので、植え替えの際に必ずカットしましょう。
傷んだ根を放置したまま植え替えると、元気な根も悪くなってしまうので
植え替えの際は土を落としながら良く観察してください。 - ポトスを鉢から出す際は、手で軽く根元を掘ってから出すと
ポトスを痛めることなく出すことができます。
無理に引っ張らず丁寧に株全体を掘り起こすように出しましょう。 - ポトスを増やしたいと考えている方は植え替えと一緒に
行ってみましょう!
適した時期も同じなため、分けて作業するよりも同時に進行することで
手間も省け、ポトスへの負担も軽減されるのでお勧めです。
植え替え後の手入れ方法
葉焼けのしやすいポトスは、植え替えから
1~2週間程度は強い日差しの当たる場所は避けましょう。
植え替えで受けたダメージで全体的に弱っているので注意しましょう。
また定期的に霧吹きで葉水を与えることで
極端な乾燥を防ぐことができるので是非行ってみてください。
植え替え直後にはたっぷりと水を与えて
生育期を迎えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
乾燥や日陰にも強く、生命力も高いポトスは
園芸初心者でも気軽に楽しく栽培できる嬉しい観葉植物です。
植え替えも特に難しくないですが、注意点やコツをしっかりとおさえることで
ポトスをこれから先、長く楽しむことにもつながります。
是非栽培を楽しみながら植え替えを行ってみてくださいね。