千日紅の切り戻し剪定の仕方!最適な時期と失敗しない方法は?

千日紅の切り戻し剪定の仕方

千日紅

千日紅は乾燥気味を好む花です。
生い茂ったまま梅雨を過ごすと蒸れて弱ってしまいます。

また、日に当たらない部分も弱ってしまいます。

花を沢山増やしたり、病害虫を予防したりするためにも、
切り戻し剪定は効果的です。

千日紅の切り戻しの時期と方法を紹介していきます。

切り戻しの時期

雨

6~9月の間に切り戻しをします。

1年草の千日紅の場合は、早めがいいです。
遅くに切り戻すと、その後に花を楽しむ前に枯れてしまうかもしれません。

梅雨前の剪定はおススメです。

切り戻しの方法

失敗しないためには、
切り戻しをする茎に葉を何枚か残して
葉の1センチくらい上の部分で切り戻します。

全体的には半分くらいの高さまで切り戻しても大丈夫です。

花が枯れていたり、葉が変色したり虫がついていたりする茎を積極的に切り落とすと良いですね。

健康な部位から切って、病気の部位は最後にまとめて切り落とします。
ハサミを通じて病気が広がらないようにするためです。

剪定時に確認したい病害虫

梅雨時期は、湿気が苦手な千日紅は弱り気味です。
そんな時に、病害虫が発生していたら…千日紅の生育が心配になってしまいます。

梅雨時期の切り戻し剪定時に確認したい病害虫を簡単に紹介します。

「立ち枯れ病」

高温多湿の時期にだんだん生育が悪くなり、
下葉が黄色くなって枯れてきてしまいます。

「斑葉病(はんようびょう)」

過湿になると葉に斑点状で表れる病気です。

「ナメクジ」

葉などにぬめりのある筋があったら、ナメクジがいます。
ナメクジは葉などを食べてしまいます。

鉢の下や近くの石の下などを確認・駆除してください。

 

千日紅は挿し木で増やせる?

千日紅は1年草と多年草があります。

多年草なのが、黄花千日紅(キバナセンニチコウ)です。

キバナセンニチコウ

キバナセンニチコウは、温かい時期の切り戻し剪定時に挿し木をしてみてもいいかもしれません。

「ファイヤーワークス」という品種は挿し木がしやすいようです。

1年草の千日紅は花後に枯れてしまうので、
挿し木よりも、種を採って翌春に撒いて増やす方がいいです。

 

切った花はドライフラワーに!

千日紅はドライフラワーに向いています。

切り戻しで切り落とした花を捨てる前に、
乾燥させてドライフラワーにしてみてください!

丸くて可愛い花なので、沢山ドライフラワーにしてリースなどを作っても可愛いです。

しばらく色褪せない綺麗で可愛いドライフラワーが楽しめます。

 

まとめ

千日紅の性質を考えると、
蒸れないように梅雨の頃に切り戻しをするのはおススメです。

切り戻しは、茎に葉をきちんと残して、切りすぎなければ失敗しません。

切ったところから脇芽が伸びて花も増えます。

適切な切り戻しをして千日紅を元気に育ててください。