目次
千日紅の種類・品種一覧
千日紅の仲間は熱帯アメリカに100種類程分布します。
主な原種は2種類あります。
- センニチコウ(千日紅)
- キバナセンニチコウ(黄花千日紅)
千日紅は1年草、黄花千日紅は多年草です。
この2種類のそれぞれの園芸種を紹介していこうと思います。
草丈の低いものや高いもの…
どんな別名や色があるのか?などを確かめてみてください。
気になるものがあったらぜひ育ててみてください。
切り花やドライフラワーにもできますよ。
《原種》センニチコウ(1年草)
センニチコウ(千日紅)
「ヒユ科」
学名:
Gomphrena globosa
(ゴンフレナ(センニチコウ)属グロボーサ種)
別名
センニチソウ(千日草)
色
紅紫●ピンク●白
草丈が50cm程になる1年草です。
夏の暑さや乾燥に強いですが、寒さに弱いです。
開花時期は、7月~11月頃。
2cm程の花(正確には苞葉という葉)をつけます。
秋に花が終わると枯れてしまいます。
千日紅の園芸種も1年草ですが、草丈がもっと低いものや横に広がるものなど色々あります。
色は白や赤紫系です。
千日紅の園芸種(1年草)を7種類紹介します。
草丈が低めで15~30cm程!バディーシリーズ
草丈が15~30cm程の矮性(わいせい)種。
鉢植えでも育てやすいサイズです。分枝性が良く花が多くつきます。
”バディーレッド”●
”バディーピンク”●
”バディーホワイト”
その他、草丈20cm程の矮性(わいせい)種もあります。
”バディドワーフパープル”●
”バディドワーフホワイト”
「ドワーフ」とは「(伝説上の種族の)小人」という意味で、
(草丈が低い)矮性種を意味しているようです。
バディシリーズの品種をミックスしたものも売られています。
”バディミックス”
低い草丈で株の横幅は50cm程!ちなつ(千夏)シリーズ
草丈が20cmほどの矮性種。
分枝が多く、株は横に50cmほどまで広がります。
花は1.5cmほどの小ささ。
用途が広く、花壇やハンギングバスケットにも適しています。
”ちなつパープル”●
”ちなつホワイト”
これらを混ぜ合わせた”ちなつミックス”
切り花にも適した種類、ネオンシリーズ!
草丈は50cm程。
茎が硬いので倒れにくく、切り花にも向いている品種です。
”ローズネオン”●
”ネオンラベンダー”●
”ネオンホワイト”
これらを混ぜ合わせた”ネオンミックス”
草丈80cm程の種類!オードリーシリーズ
この品種は草丈80cm以上になる高性種です。
茎が硬く、切り花にも適しています。
”オードリーパープルレッド”●
”オードリーピンクインプ”●
”オードリーホワイト”
2色のグラデーション!高性種”バイカラーローズ”
草丈は80cm程の高性種。
桃紫色で中心が白の2色のグラデーションが綺麗です。
”バイカラーローズ”●
その他、草丈20cm程の低い矮性(わいせい)種もあります。
”ドワーフバイカラー”●
2種類(4色)が混じり合わさった”フェアリーミックス”
”フェアリーミックス”
草丈は80cm程の高性種。
オードリーシリーズの3種類(パープルレッド●・ピンクインプ●・ホワイト)と
”バイカラーローズ”●が混ざっています。
高性大輪種
高性大輪種は、草丈60cm程で少し大きい花を咲かせます。
”高性大輪 赤色”●
”高性大輪 桃色”●
”高性大輪 白色”
これらのミックス”高性大輪混合”
《原種》キバナセンニチコウ(多年草)
キバナセンニチコウ(黄花千日紅)
「ヒユ科」
学名:
Gomphrena haageana
(ゴンフレナ(センニチコウ)属ハーゲアナ種)
別名
キバナセンニチソウ(黄花千日草)
アメリカセンニチコウ(ソウ)
色
黄橙色●
宿根多年草です。
千日紅よりも葉が細いです。
草丈は60~80cm程、1m近くまで伸びるので、花壇などに向いています。
花(苞葉)は3cm程です。
黄花千日紅の園芸種を2種類紹介します。
宿根多年草ですが寒さに弱く1年草扱いが多いです。
ドライフラワーにも適した”ストロベリーフィールド”
”ストロベリーフィールド(ズ)”●
草丈は80cm程。
品種名はイチゴ畑(↓)という意味です。
このイチゴのような赤い花をつけます。
黄花千日紅(原種)の花色は色が地味で人気がなかったのですが、
きれいな赤色のこの品種は人気になりました。
花の色もちも良く、ドライフラワーとしても人気なようです。
他にも色違いがあります。
”ラズベリーフィールド”●
”オレンジフィールド”●
黄花千日紅からかけ離れた赤紫色”クイズカーマイン”
”クイズカーマイン”●
草丈は70cm程になります。
黄味のある赤色の黄花千日紅からかけ離れた色で、赤紫色の花です。
上品な可愛さがあります。
その他の品種・別の種類の似た花
スパイシーな香りと花火のような花!”ファイヤーワークス”●
学名:「Gomphrena sp.」…「sp.」とは、学名が判別できない・まだないということです。
千日紅などと同属にされています。
草丈は1m近くまで伸び、大株になります。
品種名は花火という意味で、その名の通り、バチバチと飛び散るような千日紅に似た花を咲かせます。
そして、スパイシーな香りがするようです。
「赤葉(銅葉)千日紅」”レッドフラッシュ”
千日紅と同じヒユ科ですが、別属で、仲間ではありません。
銅のような色の葉と、千日紅のような白花を咲かせます。
草丈20~50(~100)cm程の多年草で、開花時期は9~11月頃。
”センニチコウボウ(千日小坊)”
ヒユ科ですが別属で、草丈60cm程になる多年草。
10~11月頃に赤紫色の千日紅に似た花を咲かせます。
「ワレモコウ」
バラ科の草丈1m程になる多年草で、7~10月頃に赤茶色の千日紅に似た花(正確にはガク)を咲かせます。
「オランダセンニチ」
キク科の草丈30cm程の多年草。7~9月頃に黄~茶色の千日紅に似た花を咲かせます。
まとめ:千日紅の種類は2種類
千日紅の種類は2種類。
- 「千日紅」
- 「黄花千日紅」
この2種類の原種を元にした園芸品種が沢山あります。
千日紅の品種の方が多いです。
黄味のある花を育てたい場合は黄花千日紅の品種がおススメです。
グロボーサ系と書かれている品種は草丈が低い千日紅の品種(高性種も有り)、
ハーゲアナ系は草丈が高い黄花千日紅の品種です。
草丈が低い品種は鉢やプランター植えにしやすいです。
「タキイのネット通販」や、
「小林種苗株式会社」↓などで千日紅と検索して色々な品種を確認してみるといいですよ。
http://kobayashi-seed.com/shopbrand/011/061/X/
用途に合わせて(または好きな色の)千日紅の品種を選んで育ててみるといいですね。