睡蓮の花言葉!滅亡の由来と白,ピンク,赤の色別の意味

睡蓮は近年、自宅でも気軽に栽培できることや、
ビオトープの作成に活用されていることから
人気のある植物です。

色とりどりの可憐な睡蓮たちが日差しを浴びながら
水面で優雅に浮かぶ姿はまさに見もの。

そんな睡蓮の花言葉をご存知でしょうか?

また、睡蓮には多くの色彩が存在します。
その色一つ一つ特有の花言葉もあるんです!

そこで今回は睡蓮の花言葉を
色別も含めてご紹介していきたいと思います!

睡蓮の花言葉

睡蓮の代表の花言葉は6つあります。

更に睡蓮には知られざる隠れた花言葉もあるんです!

6つの花言葉と、隠れた花言葉、
更にその花言葉の付けられた由来を見ていきましょう。

6つの花言葉

睡蓮の代表とする花言葉は以下の通りです。

「清純な心」「甘美」「優しさ」「信頼」「純情」「信仰」

この様に睡蓮の花言葉はその美しい姿の通り、
可憐で魅力的な花言葉になっています。

更にこのうちの一つ、「信仰」という花言葉ですが、
睡蓮は朝に花を咲かせ、
夕方には花を閉じてしまうという性質があります。

この為に、古代エジプトでは太陽のシンボルとして
扱われていました。

エジプトの装飾や神話で多く使用されています。

このことから、「信仰」という花言葉を
付けられたと言われています。

日の出と共に咲き、日没と共に閉じる姿は、
古代エジプトでは“太陽の使い”そのものだったのかもしれませんね。

隠れたもう一つの花言葉

前述の花言葉は睡蓮の姿を思わせる美しい花言葉ばかりでした。

しかし、睡蓮には隠れた花言葉が存在します。

それは「滅亡」です。

6つの花言葉とは大きく異なるこの「滅亡」という花言葉。

ダークな印象を与える一方で、儚さも感じさせます。

それでは一体この「滅亡」という花言葉が
付けられることになったのでしょうか?

次を見てみましょう!

「滅亡」の由来

睡蓮の学名は“ニンファー(Nymphaeaと言います。

これは水辺の妖精“ニンフ(Nymph)”
由来していると言われているんです。

この花言葉「滅亡」は、
妖精・ニンフが大きく影響しているようです。

ギリシャ神話に登場するかの有名な英雄“ヘラクレス”
捨てられたニンフが惨めさのあまりナイル川に身を投げてしまいます。

その時ニンフは水辺の妖精へと姿を変え、
人が来ると睡蓮に変身し、
誰もいないうちは妖精の姿で過ごしました。

また、睡蓮を折ろうとするものは睡蓮に潜む魔物に
水中へと引きずりこまれてしまうのでした。

この恐ろしい神話が「滅亡」という
花言葉の由来と言われています。

神秘的な印象を持つ睡蓮ですが、
ギリシャ神話に出るほど、エジプトやギリシャでは
崇められていたようです。

また睡蓮はナイル川に多く咲くことから
“ナイルの花嫁”という別名もあり、
こちらもこの英雄ヘラクレスとニンフの神話
に関連していますね。

色ごとの花言葉

睡蓮には様々な色の花がありますが、
その中でも固有の花言葉を持つのは

白・ピンク・黄の3色の睡蓮です。

それぞれどんな花言葉があるか見てみましょう。

白の睡蓮

睡蓮の花と言えばやはり“白”
言えるほど定番中の定番ですよね。

そんな白の睡蓮の花言葉は

「純粋」「潔白」です。

白という色合いから、シンプルで美しい花言葉は正に
睡蓮の姿そのものを表すようです。

ピンクの睡蓮

ピンクの睡蓮は淡い透き通るような色をしたものから、
くっきりとその存在感を感じさせるほど濃い色をしたものまで
種類豊富な色の花です。

そんなピンクの花言葉は「信頼」

力強さも感じさせるピンクにはぴったりですね。

黄の睡蓮

妖艶な魅力が睡蓮の中でも特徴的な黄色。

そんな黄色の睡蓮の花言葉は「優しさ」「甘美」

こちらは睡蓮共通の花言葉とも重なりますが、
その軽やかな色合いと魅惑的な様子を
この2つの花言葉が引き立たせています。

 

怖い花言葉を持つ植物

これまで睡蓮の花言葉を紹介してきました。

更にここでは睡蓮以外にも怖い花言葉を持つ
植物を紹介しますね!

  • シロツメクサ

花言葉「復讐」

子供のころ、花冠を作るのに使った人も多いのではないでしょうか?

「忘れないで」という花言葉も持っているシロツメクサですが、
裏返った気持ちが“復讐”ということの様です。

  • クロユリ

花言葉「呪い」

戦国武将の佐々成政の妾・早百合が
密通をしているという噂が流れ、
これを聞いた成政は早百合を殺してしまいます。

その際、早百合は「立山に黒百合の花が咲いたら、佐々家は滅亡する」
と呪いの言葉を残して死んだともいわれています。

クロユリの花言葉はこの一連の事件からつけられたそうです。

  • ガマズミ

花言葉「無視したら私は死にます」

ガマズミの秋の赤い実が人々の目を引き、
まるで注目を促しているかのように見えることから、
この花言葉がついたそうです。
  • ハナズオウ

花言葉「裏切りのもたらす死」

かのイエスキリストを銀貨30枚で裏切ったユダが、
裏切りを後悔したことにより自殺をした木こそ
ハナズオウの木でした。

ハナズオウの花言葉はこのことから
きているようです。

 

まとめ

水面に浮かぶ幻想的な姿が印象的な睡蓮。

「清純」や「優しさ」など、見た目通りの
美しい花言葉がある反面、
「滅亡」という真逆の意味を持つ花言葉も持っていました。

色彩ごとに違う花言葉もあり、
睡蓮一つ一つの魅力を花言葉が引き出しています。

是非、栽培する際にはこれらを組み合わせて
素敵な睡蓮を咲かせてみてはいかがでしょうか?