目次
朝顔の花が咲かない原因と対策方法
朝顔のつぼみはあるのに咲かない…ということがあるとがっかりですよね。
あるいは、枯れそうな状態…
でも、原因を見つけて対策すればなんとかなるかもしれません。
花が咲かない原因と対策方法から紹介します。
原因は日照時間の長さ?
朝顔は、日照時間が短い(夜が長い)と花が咲く短日植物です。
朝顔は、夜が9時間以上になると開花します。
花が咲かない【原因】
日照時間が長くて夜が短い時期だからかもしれません。
それと、
夜、近くについている電気で朝顔がぼんやりと照らされると、
朝顔は昼間だと勘違いして、花が咲かない原因になってしまいます。
【対策方法】
夜は朝顔を暗い場所に置きます。
明るければ朝顔に遮光シートをかぶせます。
朝顔に遮光シートなどをかぶせたり暗いところに置いたりして、
夜以外にも暗い時間をつくって開花させる方法もあります。
朝顔にとって暗い時間を9時間以上にします。
(でも、光は適度に当てないと健康的に育ちません。)
開花を見逃した!?
朝顔は、1日花です。
1つのつぼみは1回咲いたら枯れて種をつけます。
花がしぼむ時間帯はだいたい、
花びらが薄い日本朝顔は午前中のうちにしぼみ、
花びらが厚めの西洋朝顔や曜白朝顔はお昼頃や夕方頃になるとしぼみます。
花が咲かない【原因】
”このつぼみ咲かないな…”と思って見ていたつぼみは、
もう咲いた後かもしれません。
朝顔は暗いところで9時間程過ごすと開花するので、
夜中から咲いてしまって、早めにしぼんでしまうこともあり得ます。
【対策】
他のつぼみが咲くか観察するようにしましょう。
肥料の成分・量は適切?
肥料は窒素・リン酸・カリウムなどの成分が含まれています。
この3つは、植物にとって重要な3大栄養素です。
それぞれの成分に役割があります。
- 窒素…葉や茎
- リン酸…花や種
- カリウム…根
成分ごとに植物のそれぞれの部位の成長を促進する役割があります。
花が咲かない【原因】
葉が生い茂っていて元気なのに花が咲かない場合は、
窒素が多くリン酸が少ない肥料を与えているのが原因かもしれません。
肥料の多すぎ・少なすぎは原因になってしまいます。
【対策】
葉が元気なときは、窒素の多い肥料は控えましょう。
花の成長を促進するリン酸の多い肥料を与えます。
全体的に成長が悪ければ窒素・リン酸・カリウムなど程よく肥料を与えましょう。
水やりの過不足は?
朝顔を大きく育てていると、葉が多い分、沢山の水分が蒸発します。
夏は特に水分を失いやすいです。
花が咲かない【原因】
水不足かもしれません。夏は特に乾燥しやすいです。
逆に、水の与えすぎもだめです。
【対策】
乾燥してからたっぷりと水やりをします。
夏は、乾いていたら朝・夕に水やりしてください。
特に、グリーンカーテンにしている大きく育った朝顔は乾燥しやすいので気をつけてください。
朝顔が枯れそうな原因と対策方法
葉が黄色くなってきて枯れそうになってくると心配ですよね。
朝顔が枯れそうな原因と対策をまとめるので、確認してみてください。
枯れそうな【原因】
- 日光の過不足
- 水の過不足
- 土の性質が良くない
- 根腐れ/根詰まり
- 肥料の過不足
- 開花後に種をつけるため
枯らさないための【対策】
①直射日光を避けて程よく日に当てる。
②土が乾いてから過不足なく水やりをする。夏は暑い昼間は避ける。
③保水性/排水性などの良い土を使う。
④根腐れしていたら水やりや肥料を控える。
根詰まりをしていたら大きい鉢やプランターに植え替える。
⑤適切な量・成分の肥料を与える。
液肥を薄めて1週間に1回ほど与えたり、
緩効性肥料を月に1回ほど与えたりする。
葉の元気がなければ窒素の多い肥料を選ぶ。
⑥種を収穫しない場合は花がらを摘む。
花が咲くと種をつけるため、全体が弱ってきます。
まとめ
色々な原因や対策方法がありますが、
朝顔の花が咲かない大きなポイントを2つまとめます。
1つ目は日照時間!
朝顔は短日植物で、9時間以上夜(暗闇)にいると花が咲く。
2つ目は肥料!
- 窒素(葉や茎)
- リン酸(花や種)
- カリウム(根)
窒素が多すぎると花が咲かなくなる。
リン酸の多い肥料を与えてみる。
どうでしたか。
朝顔の花が咲かない・枯れそうな原因を確かめて対策をして、
朝顔を元気に育ててください。
きれいな花が咲くといいですね。