冬に咲くことで知られるクリスマスローズの
開花時期を知っていますか?
開花時期が過ぎても、なかなか花が咲かず、
不安な人もいるのではないでしょうか。
栽培自体は難しくないクリスマスローズですが、
注意点や逆転など見落としがちな面もあります。
せっかくのクリスマスローズ、丁寧に育てて、
綺麗に庭を彩りましょう!
目次
クリスマスローズについて
科名:キンポウゲ科
学名:Helleborus
別名:レンテンローズ ヘレボラス
原産地:ヨーロッパ 西アジア
草丈:30cm~60cm
クリスマスローズは、ヨーロッパの気候で
クリスマスの頃に咲くことから
クリスマスローズと呼ばれています。
本来はヘレボラス・ニゲルという品種の花です。
日本ではこのヘレボラス属のもの全体を
クリスマスローズと呼んでいます。
クリスマスローズは花もちも良く、草木の枯れる
寒い冬場に開花することが大きな人気の理由の一つです。
毎年花をつける多年草で、5年程度の頻度で株分けを行うことで、
半永久的に楽しむことができます。
開花時期はいつ?
クリスマスローズの開花時期は
一般的に1~4月となっています。
早いものでは12月頃から咲くものもあり、
全体を通して冬場に咲くことが一般的です。
花付きで鉢植えが販売されるのは、
3~4月頃と開花の中盤から終盤にかけてとなっています。
どうして花が咲かないのか
それでは開花時期なのに花が咲かないのは
なぜなのか、原因をまとめてみました。
もし開花で困っていたら、参考にして自株の様子と
合わせて対策をしてくださいね。
- 肥料が足りない
クリスマスローズの花付きの悪い原因で
多いのが肥料が足りていないことです。
植えたばかりだったり、植え替え直後などは
避けるべき肥料ですが花を咲かせるには肥料は必須のアイテム。
もし1か月以上与えていない場合は、
液体肥料を少量与えてみましょう。
頻度は1週間から10日に1度が目安です。
ただし、夏場など気温の高い時期は
肥料焼けを起こしやすいので肥料を与えるのは控えましょう。
- 株分けをしていない
6~8年以上株分けを行っていない場合、
花付きが悪くなる時があります。
花は咲かないのに葉ばかりが茂っている場合は
これが原因の可能性があります。
定期的に株分けを行うことで長く楽しめるので、
是非試してみてくださいね。
- 環境の悪さ
耐寒性は高いものの、暑さには弱い
クリスマスローズ。
また乾燥も嫌うため、室内で育てている場合、
暖房の風が直接当たることで花付きが悪くなることも。
廊下や玄関先など、風通しの良い
涼しい場所へ移動しましょう。
- 根詰まりしている
鉢植え栽培で注意したいのが根詰まりです。
クリスマスローズは生育が早く、
小さめの鉢で育てているとあっという間に
根詰まりしてしまいます。
根詰まりは植え替えや株分けを
行うことで解消されますよ。
この時、少し大きめの鉢に植え替えることで、
頻繁に根詰まりをおこす事を防げます。
- 苗を買ったばかり
小さなポット苗を購入して秋ごろ植えた場合、
翌シーズン以降に開花する場合があります。
「開花見込み株」として販売されているものは、
3~5年後にで開花することも。
上記のことが当てはまらない場合は、
翌シーズン以降の開花に備えて丁寧に育ててください。
まとめ
冬場に咲くことで、寂しい庭を華やかに
彩ってくれるクリスマスローズ。
開花時期も長く、株本体の寿命も長いことから、
愛情をもって育て上げることができます。
開花時期が過ぎても花が咲かない場合は、
上記を参考に是非綺麗な花を咲かせましょう!