早春に咲く黄色いお花でおなじみの福寿草。
名前も福々しくお正月飾りとしても使われていますね。
お正月飾りのお花として使う福寿草はいつまで飾ってても良いの?
開花時期や季節も調べてまとめました。
目次
福寿草ってどんなお花?
福寿草は「福を招き長寿」の意味があります
新年を祝う花としてもナンテンなどと共によく使われていますね。
「難を転じて福となす」で縁起が良いということなんですって。
こういうことを知って飾るとありがたみが増しますね。
福寿草
学名
Adonis remosa
科・属名
キンポウゲ科・フクジュソウ属
英名
amur Adonis
pheasant’s-eye
原産地
日本:北海道から本州の山野
花色
赤・黄・白・緑
別名
- アドニス
- 元日草(旧正月に花が咲いていたことから付けられた名前)
- 朔日草(ツイタチソウ)
- 賀正蘭
- 献歳菊
- 正月花
形態
多年草
草丈
10〜30㎝
花径
約3㎝
福寿草の季節・開花時期
福寿草の季節は冬から早春。
自然に咲かせると2月〜4月ごろ。
花の盛りは3月。
12月ごろから店先に並んでいるものは、ハウス栽培されたものです。
秋に花芽ができたものをひと月ほど寒さに当ててから、
室内などで管理することでお正月に咲かせることができます。
福寿草の花は面白い
福寿草の花はお日様に当たると、花が開き、日が陰ったり、日が暮れると花が閉じます。
なぜ、日が当たらないと花を閉じるのか?というと、
花の中の温度を保つ為なんですって。
どうしてそんな必要があるの?というと、
福寿草の咲く頃はとても寒い季節のため、虫があまり活動しません。
そこで、花の中の温度を上げることによって、虫たちをおびき寄せ受粉を効率良くしてもらっているのだそう。
お花もいろいろと知恵を絞っているんですね。
すごいですね。感心しますね。
福寿草のお正月飾りはいつまで?
福寿草のお花などの飾りは、お正月の飾りと同じように扱うと良いそうです。
年末は、27日、28日くらいから29日(二重苦)と31日(一夜飾り)を避けて飾り付けましょう。
年明けは、松の内までが基本となります。
関東と関西では日にちが違うので注意してくださいね。
関東は元旦から7日まで。
関西は元旦から15日までとなっています。
お正月の飾りはその日までで外し、紙に包んだりして清浄な場所に保管しておきます。
1月15日頃に神社で「どんと焼き」などをしていたら焼いてもらいます。
近くの神社などで行っていると思いますので問い合わせてみると良いと思います。
お花などの飾りは、そのままでは抵抗があるなら、アレンジを変えたりして飾っていても大丈夫ということです。
家族や身内に、お正月飾りは松の内までという方がいるなら、潔く処分するということもあるでしょう。
私の場合は、綺麗なお花はもったいないので、処分はしていません。
ここら辺は、自分の気持ち次第ということで良いと思います。
福寿草が群生する名所
福寿草が群生してみれるスポットをご紹介しますね。
- 長野県の松本市に「福寿草群生地」として有名な場所があります。
1.5haの斜面に50万株が3月の初旬からお彼岸の頃まで黄金色に輝くように咲きますよ。
- 福島県喜多方市山都町「沼ノ平地区」にも、日本最大級の福寿草の群生地があります。
約5haに100万株以上の福寿草が、3月中旬から4月中旬にかけて黄金色に染まります。
福寿草のまとめ
福寿草はおめでたいお花ということで、お正月の飾りとして、松、竹、梅などと共に寄せ植えされて売っています。
お正月が終わっても、処分するのはもったいないので、植え替えたりしましょう。
福寿草の栽培方法を少し書いておきますね。
福寿草はお花が終わってからも引き続き葉が成長します。
とても乾燥に弱く水分を必要としますので、毎日欠かさずに水やりをしましょう。
窒素分の多い肥料も定期的に与えます。
そして、6月ごろになって、葉が枯れてしまっても根っこは生きています。
用土が乾燥しないように水やりをしてくださいね。
暑い夏が苦手です。風通しの良い日陰で夏を過ごさせると、来年またお花を咲かせてくれます。
枯れている?と思っていても根は生きています。水やりも欠かさないようにしましょう。