アネモネの花言葉!紫,赤,青などの色別の意味や由来は?

青いアネモネ

アネモネは赤色、紫色、白色、桃色などいろいろな色があってカラフルで可愛いお花ですよね。

アネモネの可愛いお花にはどんな花言葉があるのでしょう。

 

ギリシャ神話ではアネモネにちなむ悲しい伝説もあり面白いです。

色別の花言葉や由来も調べてみました。

アネモネを贈る時に参考にしてくださいね。

アネモネの花名の由来

白いアネモネ

アネモネの花の名前は、ギリシャ語のanemos「風」の意味を持ちます。

英名では、windflowerと呼ばれるそうです。

どちらも、風に吹かれてそよぐように咲く姿から付けられたようです。

 

和名は、牡丹一華、花一華。牡丹に似た花からそう呼ばれるようになったそうです。

「一華」とは、一つの茎に一つの花を咲かせるものに付けられます。

 

アネモネの花言葉一覧

アネモネの花言葉は、切なく悲しいギリシャ神話が由来のものが多いです。

アネモネ全体の花言葉

悲しい花言葉5つ。

  • はかない恋
  • 恋の苦しみ
  • 薄れゆく希望
  • 嫉妬のための無実の犠牲
  • 見放された

 

悲しくない花言葉4つ。

  • 純情無垢
  • 可能性
  • 無邪気
  • 期待

紫色のアネモネ

紫のアネモネ

  • 悲しみ
  • あなたを信じて待つ
  • 信じて従う

青色のアネモネ

  • あなたを信じて待つ
  • 待望
  • 固い誓い

赤色のアネモネ

赤いアネモネ

  • 根気
  • 辛抱
  • 君を愛す、あなたを愛しています

白色のアネモネ

白いアネモネ

  • 真実
  • 期待
  • 希望
  • 真心

ピンク色のアネモネ

ピンクのアネモネ

  • 待望

 

アネモネはプレゼントに向いている?

こうしてみてみると、アネモネをプレゼントする時には、色に注意ですね。

ピンクや赤色、白色、青色のものはきちんと花言葉を添えれば、大丈夫でしょう。

 

ただし、赤色には、「あなたを愛しています」という愛のメッセージがある一方、
「根気」や「辛抱」といった辛いイメージ
の花言葉がありますので、誤解されないように
しましょうね。

 

紫色は微妙な感じがします。

遠距離恋愛などで、「あなたを待っています」というメッセージを伝えるなどには使えるでしょう。

 

アネモネの花は、全体としての花言葉に悲しいものがあるので、
伝えたいメッセージは必ず花言葉に添えて贈りましょう。

 

アネモネの花言葉の由来

ギリシャ神話 美と愛の女神アフロディーテ

花言葉の由来となったギリシャ神話とは、どんなものがあるのでしょう。

花の女神フローラと風の神ゼピュロス、アネモネの「三角関係」

花の女神フローラと風の神ゼピュロスは仲睦まじい夫婦でした。

ところが、花の女神フローラに仕える可憐なニンフのアネモネに、風の神ゼピュロスが恋をしてしまいます。

そのことを、知ったフローラは嫉妬のため、アネモネを追放してしまいます。

ゼピュロスは、フローラとの仲を壊さないために、アネモネへの気持ちを捨てることにしました。

 

神殿を追われたアネモネは花のニンフとしての力をなくしてしまい、悲しみに泣きくれていました。

ゼピュロスは可憐なアネモネを完全に忘れ切ることができず、不憫に思い、アネモネを花の姿に変えたという。

 

このお話から、「嫉妬」、「恋の苦しみ」「はかない恋」、「嫉妬のための無実の犠牲」、「見放された」、「純情無垢」、「悲しみ」などの花言葉が生まれたのではないでしょうか。

アッシリアの女王スミュルナと王ティアースの「禁断の恋」

アッシリアの女王スミュルナは、実の父である王ティアースに恋をしてしまいます。

そこで、スミュルナは異国の女性に変装して、父王ティアースを騙し、子供を授かります。

 

二人の間に生まれた子供はアドニスと名付けられ、とても綺麗な美少年に成長します。

その美しさのために、嫉妬され悲しい運命をたどることになります。

 

このお話から、「恋の苦しみ」「あなたを愛しています」などの花言葉が生まれたと思われます。

美と愛の女神アフロディーテと軍人アレスの「嫉妬の恋」

キューピット

美と愛の女神アフロディーテの情夫であったとされる、軍人アレスとの話。

美と愛の女神アフローディテの息子であるキューピットの放った矢が、誤ってアフロディーテの胸に当たってしまいました。

胸の傷が癒える前、最初に見た美少年アドニスに恋をしてしまいます。

 

そのことを知ったアフロディーテの情夫である軍人アレスは、嫉妬のためにイノシシに変身しアドニスを殺してしまいます。

その時にアドニスから流れた血がアネモネの花になったという悲しいお話。

また、アドニスの死を知ったアフロディーテが流した涙がアネモネの花になったとも言われています。

 

このお話から、「はかない恋」「嫉妬」「恋の苦しみ」などの花言葉が生まれたとされています。

キリスト復活の花

古代ギリシャやローマでは、アネモネの花に永遠の命を願い、
今でもヨーロッパの一部の地域では、キリスト復活の花(Easter flower)とされています。

 

キリストの復活を願うということから、「期待」、「希望」、「真心」、「あなたを信じて待つ」、
などの花言葉が生まれたのではないでしょうか。

 

アネモネの花のまとめ

アネモネ花束

アネモネの花言葉いかがでしたでしょうか。

アネモネのお花は、贈り物に使う時には注意が必要だということがわかりましたね。

全体のイメージとして、悲しく切ない花言葉が多いのでアネモネが好きという人以外には、
違うお花を選ぶのが賢明かもしれません。

愛の告白なら、赤いバラだと失敗がありませんね。

 

花言葉を上手に使ってお花を贈りましょう。