冬の花、といえば思い浮かぶのはシクラメンではないでしょうか。
店頭にもたくさん並びますね。
シクラメンの苗からは育てたことがあるけれど、種まき?って方も多いと思います。
実は種まきもできるのです。
種を取り扱っているところは少ないですが、通販で購入することができますし、
花の咲いた後に種ができるので、採種したものを涼しいところで保管しておいて春か秋に蒔きます。
あなたも種から育てるシクラメン、挑戦してみませんか?
目次
シクラメンの種まきの時期はいつ?
シクラメンの種まきは春と秋に出来ます。
ただし、暑さに弱いので、9月〜11月の秋がオススメです。
春に蒔くのでしたら、5月〜6月に種まきをして夏を涼しいところで管理します。
シクラメンを種から育てるコツってあるの?
シクラメンの種蒔きは、暑さ寒さに弱いため、発芽に適した気温である事が大切です。
シクラメンの種まき用土
種まきの用土にバーキュミライト中粒を3割程度混ぜたものを用意します。
用土を軽く湿らせてよく混ぜておきます。ビチョビチョに濡れた状態にはしないこと。
軽く湿らせておくことで水をかけた時にスムーズに水を吸収します。
シクラメンの種まきのポイント
発芽適温:15℃〜18℃
暑さに弱いので、秋になって涼しくなった9月〜11月頃に種まきすると失敗が少ない。
寒さにも弱いので5℃以下にならないようにします。
シクラメンの種は嫌光性なので暗いところが好きです。
土が乾きすぎると芽が出ないですが、また過湿も嫌いますので水もあげすぎないように。
シクラメンの種まき方法
- 育苗箱に用意した土を入れておきます。
- 種が重ならないように等間隔に蒔き、霧吹きで水やりします。
- 覆土はしないで新聞紙をふんわりとかけて、2週間おきます。
途中、乾燥してきたら霧吹きで水やりしましょう。 - 2週間後、種がふっくらとしてきたら、種の約2倍の厚さにバーキュミライトで覆土します。
霧吹きで水を与えます。新聞紙を上にかけておきます。 - 15℃〜18℃を保つようにして発芽するのを待ちます。
途中、乾燥してきたら霧吹きで水やりをしましょう。 - 約2週間〜3週間で発芽します。
- 発芽したら、新聞紙を取り除き、明るい日陰に置きましょう。
- 本葉が3〜5枚になったらビニールポットに植え替えます。
- 暖房の効いた暖かすぎる部屋ではなく、15℃〜20℃になるようなところで育てます。
シクラメンの種を入手して蒔く
e-taneyaでは100粒単位でいろいろな品種が売っています。
一袋が大量なので、お友達と一緒に買うなどするのがオススメです。
Gardener’s Shop Ivyでは外国産のシクラメンを取り扱っています。
ただし、一袋に入っている種の量が少ないです。
シクラメンの種を採種して蒔く
発芽率はあまり良くないですが、種がついたら蒔いてみるのも楽しいです。
種の採取と種まき
シクラメンの花が咲いた後、そのまま放っておくと受粉して約2ヶ月後くらいで種がつきます。
最初は緑色ですが、種が結実してくると茶色くなって割れます。
割れた実からはゴマ位の種が15粒ほど取れますよ。
上手く種がとれたら、水洗いしてカラカラになるまで乾燥させてから、風通しの良い冷暗所で保管します。
ただし、種をつけると株が弱り花が咲かなくなります。
花ガラは1、2個残して、種は少しだけ取るようにしましょうね。
秋は、9月ごろから種まきできます。
近頃は残暑が厳しくいつまでも暑い日が続きますよね。
気温が高すぎても低すぎても発芽率が悪くなりますので早く蒔きすぎないようにしましょう。
成功率を上げるため少しずつ日をずらして蒔いてみると良いと思いますよ。
自分で採種したシクラメンはどんな花が咲くの?
原種のシクラメンの種は、親と同じ花が咲きます。
交配させた園芸品種からは、親とは違う花が咲きます。
どんな花が咲くのか咲くまでわからないというのも、ワクワクしますね。
シクラメンを種から育てるのまとめ
シクラメンの種まきは温度と湿度の管理さえできれば簡単です。
苗を購入したシクラメンにもし種ができたなら、種まきを試してみては如何でしょう。
原種なら、同じものが咲きますし、園芸品種なら、親と違う花が咲きます。
どんな花が咲くのか楽しみですよね〜。
シクラメンを種から育ててみようかなと思ったなら、是非、チャレンジしてみてくださいね。