胡蝶蘭の水やり頻度・タイミングは?季節別の最適な水やり方法

ブーケや記念日の贈り物として
重宝されているのが胡蝶蘭です。

喜び勇んで育てたものの、
なかなか花をつけない・枯れてしまうなどの
悩みもよく聞きますよね。

実はこれ、水やりの方法にヒントがありました。

今回は水やりの頻度から季節ごとの
水やり方法・気を付けるポイントなど、
胡蝶蘭の水やりの全てをまとめてご紹介します!

水やりの頻度とタイミング

まずは植えて直ぐや日常的な
水やりのタイミングを学びましよう。

植物はそれぞれに適した水分量やタイミングがあるので、
過度になり過ぎないようしっかりチェックしましょう。

買ってきた後・植えた後の水やり

自身で鉢植えの状態を購入したり、
プレゼントされた後の水やりは軽くで大丈夫です。

また自身で鉢に植えた場合も、
霧吹きでミズゴケを湿らす程度でいいでしょう。

最初だからとたくさん与えると
根腐れの原因になってしまうので、
いづれもミズゴケが湿る程度で大丈夫です。

胡蝶蘭の性質

胡蝶蘭は寒さに弱く、湿気好き。

土から水を吸収するのではなく、
空気中の水分を葉や根から吸収することが主です。

そのためジョウロなどでの水やりは控え、
霧吹きで葉などを濡らしましょう。

また湿気は60パーセント理想的です。

乾燥気味であれば胡蝶蘭の周りにも
軽く霧吹きしておくといいでしょう。

ミズゴケを確認しよう!

水やりを行う際、必ず気を付けなければ
ならないのがミズゴケです。

ミズゴケを触れて湿っている場合は
水やりをやめましょう。

ミズゴケに触れて、しっかりと乾燥している
場合に水やりを行います。

この時与える水もコップ1杯程度にしましょう。

大体2~3日ごとに確認を行ってください。

季節に分けた水やりの方法

次に季節ごとの水やり方法をご紹介します。

季節によって、水やりの頻度や気を付けるポイントなども変わるので、
注意しながら行いましょう!

春の水やり(3~5月)

春に水やりを行う頻度は
10日に1回程度にしましょう。

置き場所は暖かい所を心がけましょう。

  • 気を付けるポイント
  1. 夜の水やりは胡蝶蘭を冷やしてしまう
    危険性がある為、できるだけ避けてください。
  2. 直射日光は葉焼けを起こす原因となるので、
    カーテンのない窓際などはやめましょう。

夏の水やり(6月~9月)

夏に水やりを行う頻度は
1週間に1回程度にしましょう。

気温が上がり水分の蒸発が促される為、
乾燥のし過ぎは注意しましょう。

  • 気を付けるポイント
  1. 夏にエアコンを使用する場合、
    胡蝶蘭が直接当たらないようにしてください。
    乾燥のし過ぎで花を枯らす原因となります。
  2. 梅雨の時期には湿度が上がるため、
    水やりはミズゴケなどを確認しながら行いましょう

秋の水やり(10月~11月)

秋に水やりを行う頻度は
10日に1回程度にしましょう。

夜冷えが始まるこの時期は、
できるだけ日中に水やりを行います。

  • 気を付けるポイント
  1. 秋は夏の暑さが残り、時には冬のような寒さを伴います。
  2. また夏の湿気と冬の乾燥を伴う難しい季節です。
    胡蝶蘭の様子をしっかりと確認して、水やりを行いましょう。

冬の水やり(12月~2月)

冬に水やりを行う頻度は
2週間に1回程度にしましょう。

玄関などの空気が冷える場所は避け、
暖房の効いた室内に置きましょう。

  • 気を付けるポイント
  1. 冬の水は人間でも触るのは躊躇われますよね。
    その為、胡蝶蘭に水を与える場合は容器に
    入れて冷えが取れてから与え、夜の水やりはやめましょう。
  2. 空気の乾燥には注意が必要です。
    冬はその時期特有の乾燥と共に、暖房を付けたことによる乾燥もあります。
    加湿器や霧吹きなどで、胡蝶蘭の乾燥を防ぎましょう。

 

水やりで気をつけるポイントはここ!

それでは水やりで気を付けるポイントを見てみましょう!

意外な盲点もあるかもしれないので、
該当する人は直ぐに実行しましょう。

水のやり過ぎに注意!

胡蝶蘭がよく育たない・枯れる原因で
よく聞くのが根腐れです。

これらは大抵、水の与えすぎで起こります。

乾燥していればもちろんしっかりと
水を与えなければいけません。

しかし、不安だからと頻繁に水を与えると
かえって咲かなくなってしまいます。

また意外と盲点なのが、受け皿です。

水やりの頻度を気を付けているのに根腐れしている…

という人に多いのが、水やり後、
受け皿に出た水をそのままにしていることです。

必ず受け皿に溜まった水は捨てて根腐れを防ぎましょう!

ラッピングを外す

胡蝶蘭をプレゼントして貰うと、
可愛いラッピングが施されています。

メッセージがついていたり、リボンで彩られたりしていて、
そのまま飾っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、それが胡蝶蘭を綺麗に咲かせる
障害になっている場合があります。

ラッピングは大抵、鉢全体を覆うようにされていますよね。

それは胡蝶蘭の鉢の中を密閉して蒸した状態
してしまっているんです!

実はこれが根腐れの原因ともなり、
せっかくプレゼントされたのに枯れてしまう…

といったこともよくあるんです。

残念ですが、プレゼントで胡蝶蘭を貰ったら
ラッピングは外して、胡蝶蘭を楽しみましょう!。

 

まとめ

生育が難しいとされる胡蝶蘭ですが、
案外ズボラな人ほど花が咲くといいます。

それは水を頻繁にやりすぎないという
胡蝶蘭の性質故でした。

乾燥さえ気を付ければ、
実は忙しい人ほど向いているのが胡蝶蘭です。

特別な日ほどプレゼントも多い胡蝶蘭。

難しく考えず、気軽に生育しながら是非楽しんでください。