あじさいの名所である古都京都。
毎年多くの観光客があじさい寺を訪ねて賑わいます。
そんな京都のあじさい寺は数多く存在し、一日で周るには余るほど。
そこで押さえておきたいあじさい寺の名所と、穴場スポットをまとめてました!
目次
京都あじさい寺と言えば三室戸寺!
まずは、京都のあじさい寺と言われれば、誰もがあげる三室戸寺です。
朝日新聞「日本一のアジサイの名所を満喫」(2009年6月23日)では、
”全国第三位”に選出されています。
そんな三室戸寺のあじさいは10,000株もあり、
種類もなんと50種類にも及ぶとのこと。
杉木立の間に隙間なくあじさいで埋め尽くされたその光景は、
神々らしさすら感じさせます。
恋結びのあじさい??
夜になると関西唯一であるあじさいのライトアップが行われます。
梅雨特有のしっとりとした夜に浮かぶあじさいは、
幻想的な景観です。
せっかく行くからにはしっかりとチェックしておきたいところですね。
また、こちらのあじさい寺で有名なのは、
なんとハート型をしたあじさいがあるということ。
TVや新聞にも取り上げられており、
特に赤いあじさいのハート型はとても珍しいとのことなので、
是非、恋の成就を祈って探してみてはいかがでしょうか?
三室戸寺のアクセスなど
- 住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
- 電話番号:0774-21-2067
- 京阪「三室戸駅」下車、徒歩15分
- アジサイの季節にはJR宇治駅・京阪宇治駅より臨時直行バス進行予定
- 拝観時間:8:30‐16:30(11月1日~3月31日までは8:30‐16:00)
- 拝観料:大人・500円/小人・300円
- その他:宝物殿・毎月17日公開(別途300円)
必ず行きたい名所、善峯寺!
京都に行ったら、必ず押さえておきたいのが善峯寺。
桜や紅葉といった京都の定番は勿論のこと、
あじさいも、先述した三室戸寺と双璧をなすと言っていいほどの景観を誇ります。
およそ3000坪の白山あじさい苑では、約10,000株の紫陽花が斜面一面を華やかに彩ります。
あじさいのパワースポット!
あじさい苑を進むと、高台に見晴台が設置されています。
ここからは、一面に広がるあじさいの海と、京都の市街が一望できます。
また、雨の日には霧の中にあじさいが浮かび上がるという、まるで天上のような絶景が。
パワースポットとも言われるあじさい苑で、
包みこまれるようなその光景に癒されること間違いなしです。
善峯寺のアクセスなど
- 住所:京都府京都市西京区大原野小塩町1372
- 電話番号:075-331-0020
- JR「向日町駅」から阪急バス「善峯寺」下車、徒歩8分。
- 阪急「東向日駅」から阪急バス「善峯寺」下車、徒歩8分。
- 拝観時間:8:00‐17:00
- 拝観料:大人・500円/高校生・300円/小中学生・200円
関西最古のあじさい寺!丹州観音寺
関西で最も古いあじさい寺として名高い丹州観音寺。
境内には100種類に及ぶ10,000株の、あじさいが色鮮やかに咲き乱れます。
まさにそこは「花浄土」
その景観を目の当たりにすると、まるで心の垢が洗い流されるようです。
最古のあじさい寺を思い出に
まず観音寺を訪れて目に入るのは、仁王門を囲むようして咲いたあじさい。
色とりどりのあじさいに囲まれる光景は正に見もの。
この光景を一目見ようと遠方からの参拝客も多く、
皆この光景を目の当たりにして思わずシャッターを切る人も少なくありません。
このあじさいは仁王門から続く参道から、
観音巡りの小道にかけてそこかしこと咲き彩っています。
瞬きも忘れてしまうその光景に思いをはせてみてください。
丹州観音寺のアクセスなど
- 住所:京都府福知山市観音寺1067
- 電話番号:0073-27-1618
- JR「山陰本線石原駅」下車、徒歩15分
- JR「福知山駅」から京都交通バス「観音寺」下車、徒歩10分綾部駅からバスで観音寺バス停まで15分
- 拝観時間:9:00‐17:00
- 拝観料:300円(あじさい期間のみ)
- その他:御朱印・300円
今京都で注目のあじさい寺はここ!
京都にはあじさい寺が数多く存在しますが、
その中でも今注目な場所が「柳谷観音・楊谷寺」です。
柳谷観音は、眼病平癒の祈願所として名高い寺院ですが、
あじさいや紅葉の隠れた名所として注目されています。
その数、4,500株27種類にも及びます。
また、毎年行われるあじさい祭りでは、屋台やアイドルのイベントステージ、押し花教室など、
老若男女問わず楽しめるイベントも開催されています。
幻のあじさい
柳谷観音には幻のあじさいと呼ばれる
「シチダンカ」という種類のあじさいが咲いています。
シチダンカは、日本特有の花であったあじさいを世に広げたシーボルトが「日本植物誌」で紹介しました。
しかし、それから約130年後の1959年に兵庫県で発見されるまで、
日本人の誰の目にも止まることなく探し続けられてきたあじさいです。
現在では日本の多くの地で栽培されているシチダンカですが、
幻のあじさいという響きが神秘的な趣を感じさせます。
柳谷観音・楊谷寺のアクセスなど
- 住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
- 電話番号:075-956-0017
- 毎月17日(縁日)には阪急「西山天王山駅」・JR「長岡京駅」からシャトルバスあり
- 阪急「西山天王山駅」・JR「長岡京駅」からタクシーで15分
- 拝観時間:9:00‐17:00
- 拝観料:通常拝観料無料・あじさい祭り開催期間のみ500円(中学生以下無料)
見逃せない!お勧めスポット!
京都にきてあじさい鑑賞だけでは物足りないという人にお勧めなのが、
「森林公園 スイス村」です。
こちらはそもそも、宿泊可能なレクリエーション施設になります。
あじさい寺ではありませんが、
実はスイス村に咲くあじさいの数はなんと約20,000株!!
あじさいがひしめくように咲く縦貫林道からの風景は、
これぞ絶景というもの。
また、海と山に近いスイス村では自然を身近に感じることができ、
そば打ちや魚釣り、フルーツ狩りなどの体験もできます。
スイス村内でのキャンプ場やバンガローで宿泊もできる為、
カップルからファミリーまで幅広くお勧めできます。
宿泊先に迷っている方は、こんなところもいかがでしょうか?
スイス村のアクセスなど
- 住所:京都府京丹後市弥栄町野中2562
- 電話番号:0772-66-0036
- 宿泊者のみJR「峰山駅」から送迎あり
- 一泊大人1名4,000円~(バンガローやキャンプ場など施設によります)
開花時期や見頃は?
あじさいは例年通りにいくと6月上旬が開花時期となり、
7月中旬までが見頃になります。
その中でも6月中旬になると境内のあじさいが一斉に咲き誇り満開の時期を迎えると、圧巻の眺めとなります。
三室戸寺のライトアップや柳谷観音・楊谷寺のあじさい祭りなどは、
土日の開催となる為、あじさいの咲く短い期間の土日を狙っていきたいところです。
狙い目の6月中旬の土日は
6月10・11・17・18日となります。
しかしここは同時に混雑ピークの時期ともなりますので、
混雑を避けたい方は6月上旬、もしくは7月上旬の平日がお勧めです。
京都あじさい寺のまとめ
いかがでしたでしょうか?
紅葉や、和のイメージの強い京都ですが、
あじさいだけでもこんなに魅力がたっぷりなんです。
寺院ひとつひとつにもこだわりや独自の雰囲気があり、
飽きの来ないあじさい鑑賞を楽しめそうですね。
是非あじさいの町京都の散策を思う存分満喫してください。
また、あじさい寺で有名な鎌倉の名所は、
こちらの記事で紹介していますよ。