プルメリアのお花はいい香りなんですけど、具体的にはどんな匂いなんでしょう。
お花の種類によっても違うのでしょうか?
香水としての効果はどんなものがあるのか、知りたいですよね。
香りの効果にちょっと興味が湧いてきたので、調べてみましたよ。
目次
プルメリアの香りとは?
プルメリアの香りが香料として使われ始めたのは、16世紀ごろとされています。
香りとして利用されるのは、シロバナインドソケイ(Plimeria alba)です。
プルメリアは甘いフローラルの香り。
花色によっても、香りに少し違いがあります。
白い花
柑橘系、ジャスミンのような香り。
バニラのような香りのする品種もあります。(カオ・カンチャナポン)
ピンクの花
柑橘系、優雅な甘い香りのものが多い。
黄色の花
ピーチのような甘い香り。
レインボーの花
香りは薄めで甘い香り。
赤色系
レモンの香り。(ドナルド・アンガス・レッド)
プルメリアの香水の効果・効能は?
プルメリアの花の精油はとても貴重で、とても高価。
なので、一般的に販売されているものは、他の香りや合成香料を混ぜているものもあります。
アロマテラピーとして効果を望むのであれば、購入される際に、どんな抽出方法なのか、
どのぐらいの割合でプルメリアが入っているのかを確認されることをお勧めします。
プルメリアの香りの効果・効能
プルメリアは、精神面・美容面・健康面において効果が期待できます。
精神面(リナロール・ネロリドールの鎮静作用による)
- 気分を上昇させる。
- 気持ちを高める。
- 集中力を上げる。
- 緊張感や不安を和らげる。
- ストレスの軽減、緩和させる効果。
- 多幸感、幸福感。
- 心を癒し、活力を与える。
美容面
- 血の巡りが良くなることで、乾燥から肌を保護し、潤いがでる。
- 皮膚を健全に保つ。
- 肌のバリア機能が良くなるため、皮膚トラブルにも効果あり。
健康面(ネロリドール等)
- 血液の循環が良くなるので、冷え性の改善が期待できる。
- 歯痛、頭痛などの鎮痛作用。
- 抗ウイルス作用により風邪の予防に。
- 抗アレルギー作用により、花粉症などの緩和作用。
- 高血圧の降下作用。
- 健胃。
- 利尿作用。
- 女性ホルモンに作用するので、更年期障害、PMS、月経トラブルにも効果が期待できる。
プルメリアの香りを使ってはいけない人
低血圧の人は血圧の降下作用があるので注意しましょう。
妊娠中、授乳中の人。
プルメリアの香りの楽しみ方
香りを楽しむ方法ってどんなものがあるの?
- アロマランプを使って、お部屋に香りを漂わせる。
- アロマペンダントに香りを染み込ませて香りを楽しむ。
- アロマバスとして、浴槽に数滴落としてからよくかき混ぜて入浴する。
- アロマキャンドルで、香りを楽しむ
- 香水やミストで楽しむ。
プルメリアの精油の抽出方法について
プルメリアの精油は溶剤抽出法という方法で抽出されているものがほとんどです。
この方法で抽出されたものは水蒸気蒸留法のものと比べると安全性に不安があります。
溶剤抽出法は、熱や水によって精油成分が壊れてしまう植物に使う方法。
溶剤抽出法によりできる精油をアブソリュートといいます。
このアブソリュートで作られる精油は熱や水で精油成分が損なわれないので、とても良い香りがします。
しかし、この抽出法は、ベンゼンなどの有機溶剤に花を入れて芳香成分を溶かして、
さらにエチルアルコールを使って芳香成分を抽出するというもの。
ちょっと難しいのですが、有機溶剤を使っているので、成分が残留している場合があるので、
お肌に直接塗らないことが基本となります。
水蒸気蒸留法は、原料となる植物、花を蒸留釜に入れて水分と、油分に分離させて抽出する方法。
純度100%の精油が取り出すことができます。
ただし、成分によっては熱と水に反応して壊れてしまうので、この方法で抽出できないものもあります。
プルメリアの花はどうやらこの方法では抽出できないようです。残念ですね。
プルメリアの花の香りのまとめ
いかがでしたでしょうか。
プルメリアのお花の香りは、色別や品種によっても少し違うようです。
実際にお花を見て香りを確かめて購入できるのが一番良いですよね。
もし出かけた先でお気に入りのプルメリアを見つけたら、メモしておいておきましょう。
私も、お気に入りの花などを見つけたら写真を撮って残しています(笑)
いつか買うときのためにと・・・。
プルメリアの精油も注意することがいくつかありましたね。
低血圧の人や妊婦さん。授乳中の人は使わないでくださいね。
アロマテラピーで精油を化粧品に混ぜて使うのも注意しましょうね。
では、プルメリアの甘い上品な香りを楽しみましょう。