クリスマスの定番であるポインセチアですが、
翌年以降も楽しむためには植え替えは欠かせない作業です。
植え替えは根詰まりや枯れの原因を解消して、
株全体が元気に育つことを促してくれます。
一見難しい植え替えですが、今回は植え替えの方法はもちろん、
植え替えに欠かせない土や肥料などにもついてご紹介します!
植え替え後や作業中の注意点もまとめたので
しっかりチェックして植え替えに励んでくださいね。
目次
ポインセチアとは
科名:トウダイグサ科
学名:Euphorbia pulcherrima
別名:ショウジョウボク
原産地:メキシコ
樹高:30cm~5m
主な開花期:11月-1月
ポインセチアは”クリスマスフラワー”と呼ばれるほど
クリスマスの定番として人気をはくしています。
一般的な赤色や白、近年では
ピンク色や青色まで見られるほど、
その色彩の幅も広く重宝されています。
染料で着色している青色などを除き、
定番カラーである赤色などは、
短日処理という作業を経て赤く変色させていきます。
このことなどから、栽培は比較的難しいと分類され、
翌年以降の栽培では植え替えや剪定は必須です。
特に成長の早いポインセチアには
植え替えは根詰まりの予防としても有効です。
植え替え方法
それでは早速植え替えを行ってみましょう!
ポインセチアの植え替えはさほど難しくありません。
時期が来たら逃すことなく行いましょう。
植え替えを行うタイミング
植え替えは1~2年ごとに1度行いましょう。
鉢の中が根でいっぱいになっている時が
植え替えの合図です。
水切れがや生育が悪かったり、
葉が枯れてしまう場合は、
根詰まりの場合もあるので
植え替えの時期がきたら行いましょう。
植え替えの時期
4月~5月が植え替えの時期です。
生育期に入るこの頃に植え替えることで、
根の疲労を防ぐことができます。
時期を外しての植え替えは生長を妨げて
枯れる原因ともなりかねないので注意しましょう。
また植え替えを行う前に剪定をしておくことで
ポインセチアの生長を促すことができますよ。
用意するもの
- 既存よりひとまわり大きな鉢
- 培養土(赤玉土7:腐葉土3)
- 鉢底土
手順
- 新しい鉢に、鉢底土→培養土の順で
鉢の半分ほどまでを入れていく。 - ポインセチアの株を鉢から取り出す。
この時、根幹を崩さないよう気を付ける。 - 根についた古い土を1/3~1/2程度落とす。
- 新しい鉢に植え替える。
この時、深植えはせず、古い土と同じ高さになるように植える。
気を付けるポイント
- 肥料
ポインセチアの植え替え後は肥料が必須です。
植え替えは、植物はたくさん体力を使います。
その為、肥料を与えないと、
弱い株の場合枯れてしまうことも。
生育期に植え替えを行うポインセチアには、
植え替え後に肥料を与えることで
生育を更に促してくれるでしょう。
- 毒
ポインセチアには微量ですが毒が含まれています。
この毒は樹液に含まれているため、
うっかり触れてしまわないよう注意する必要があります。
特に剪定後の植え替えの場合、切り口から樹液が出て
触れてしまうことがあるので、
ゴム手袋をしたり長袖を着るなどの対策を心がけましょう。
植え替え前に剪定しよう!
ポインセチアの栽培で、
植え替えと並んで欠かせないのが”剪定”です。
ポインセチアの剪定は”切り戻し剪定”と呼ばれ、
2~3節程度を残し枝葉をすべて切り落とすことが特徴です。
これを行うことで新しい枝葉へ養分が
行き渡り生長を促してくれます。
そして行う時期が3~5月と植え替えと同時期の為、
植え替えと同時に行うことが殆ど。
また剪定は、剪定→植え替えの順番に
行うことが一般的です。
これは枝葉を落とすことで株が小さくなり、
植え替えがしやすくなることと、
剪定で勢いづいた生長を植え替えで衰えさせない為です。
その為、植え替えを予定している人は必ず
剪定を行ってから植え替えをしましょう。
詳しく知りたいかたは
をご覧ください。
まとめ
クリスマスにポインセチアを楽しむためには
それまでのお手入れが必要不可欠です。
- 時期を逃さず植え付ける
- 手順を守って丁寧に植え替える
- 注意点をおさえてしっかりと対策をする
このことを守って作業することで、
ポインセチアを元気に育てることができます。
手間のかかる作業ですが、クリスマスに期待して
楽しみながら作業に励んでくださいね!