リンドウの花言葉!敬老の日に贈られる理由とは?

リンドウ青紫

リンドウの蕾が膨らんでくると、秋が来たな〜と思いますね。

リンドウの名前は「竜胆」(りゅうたん)の音読みが変化したものです。

別名は「おごりおとし」「竜の胃草」(たつのいぐさ)と呼ばれています。

竜の胃草というのは、根を噛むととても苦く「竜の胆」のようだ、
というところから名前がついたそうです。

リンドウ花言葉

リンドウ

リンドウの花言葉を調べてみたところ、10個ありました。

意味と由来など詳しく見てみることにしましょう。

誠実感・誠実な人柄・貞節

誠実感・誠実な人柄・貞節など、これらの花言葉は、雨や曇りの日、夜には咲かず、
太陽の光を浴びたときにだけ花が咲くという律儀なところから生まれたとされています。

 

なるほど、リンドウってお天気の時だけ花が咲くのですね。
太陽の光以外には心を動かされない?という感じなのかな。花言葉って面白いですね。

 

誠実とは、私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に接すること。

貞節とは、女性が夫以外の男性に身や心を許さないこと。

正義・勝利

正義や勝利は花が上を向いて咲く花姿から生まれたとされます。

また、リンドウの根が漢方薬の原料となり、
病気を治すところからこのような花言葉が生まれたようです。

確かに、高らかに顔を上げている様は、正直でまっすぐな感じがしますよね。

 

正義とは、人の道にかなっていて正しいこと。

勝利とは、戦いや争いなどで相手に勝つこと。

高貴

高貴という花言葉は、紫色の高貴な色とされているところから生まれました。

 

紫色について少し調べてみたところ、
南北朝時代に紫の地位が上昇し、5色の上に立つ高貴な色とされたとありました。

また、冠位十二階では位色という位を表す色が定められており、
この身分制度では自分の身分の色の冠を着用し、自分の階位より上の色は着用ができませんでした。

この冠位十二階では、紫は最上位の色でした。

※冠位十二階とは日本で604年に制定され、605年から648年まで行なわれた冠位のこと。

悲しんでいるあなたを愛する・淋しい愛情

リンドウの花が、群生して咲かずに一本ずつ咲く様子から生まれたとされています。

 

日本では、本紫色が寂しさ、悲しみをイメージする色となっており、
赤でもなく青でもない色、その曖昧なところから不明瞭な感じを抱かせ、
悲しい、淋しいという花言葉になったようですね。

気遣う心

この花言葉は、リンドウに苦味健胃剤としての効能があることから生まれたと思われます。

 

伝説として、「二荒縁起」に記されているお話をご紹介します。

昔、役小角(えんのおづの)という行者が、日光の山奥を歩いている時に、
兎が雪の中から草を掘り、なめていたのを不思議に思って尋ねてみたところ、
自分の主人が病気で困っているので、この草を探していたと。
小角がその草をなめてみたところ、苦く、病気によく効いたので、
これは、兎に化身した二荒神のお告げであると信じ、リンドウを霊草としていたという。

これは、まさしく主人を気遣う心から薬草を探していたというお話ですね。

愛らしい(loveliness)

愛らしいという花言葉は、西洋のもの。

やはり、リンドウの可愛らしい花の姿から生まれたのでは?と思われますね。

 

リンドウの花言葉色別の意味

白いリンドウ

色別にも花言葉があります。
プレゼントに使う時に参考にしてくださいね。

紫色

勝利・誠実・誠実・悲しんでいるあなたを愛する

白色

貞節・的確

 

敬老の日に送られるのはどうして?

敬老の日リンドウ

敬老の日にリンドウを贈ると喜ばれるって本当?

そうなんです。リンドウの花言葉の正義や勝利、
薬効効果があり病気を治すことから、
病に打ち勝つなどの意味を込めて贈られるんですって。

 

更に、リンドウの根が胃腸の生薬として利用されることから、
おじいちゃん、おばあちゃん「いつまでも元気でいてね」
という気持ちを込めて贈るのに、ぴったりのお花なんです。

[itemlink post_id=”7105″]

「白寿」という品種は白と紫色が混色したとても綺麗なリンドウ。

白寿とは、99歳のお祝いのこと。

百という字から一を引くと??「白」。

数字はというと「99」ですね。ということで数え年の99歳のお祝いが「白寿」なんですね。

その「白寿」のリンドウは、健康と長寿を願うという意味を持っており
まさに白寿のお祝いにぴったりのリンドウなんですよ。

 

フランスでの花言葉

フランスではリンドウの花をありがたくないときに、
皮肉を込めて「ありがとう」というときに贈るそうです。

フランスではリンドウの花を「Gentiane」ジャンシャンヌと呼びます。

名前の由来は、紀元前180〜67年にペストが流行り、ペストに苦しむ民をリンドウで救った
イリュリア王ジェンテウスに由来するそうです。

国によってもいろんな意味があって面白いですね。

 

リンドウの花言葉のまとめ

リンドウの花のイラスト

リンドウの花言葉は、寂しげなものもありましたが、
なかなか良い花言葉でしたね。

敬老の日に贈る花として、とても良いと思います。
メッセージカードに花言葉と意味などを書いて贈ると喜ばれること間違いないですね。

ただし、病気で入院している時には、鉢植えは「根付く」=「寝付く」と言われて嫌がられますので、
切り花で贈りましょう。

[itemlink post_id=”7105″]

もう一つ、リンドウの切り花は、つぼみのまま咲かないことが多いです。
しっかりとお花が咲いているものを選ぶと良いでしょう。