とても良い香りの花を咲かせる木として、
有名な木が3種類あります。
- ジンチョウゲ(沈丁花)
- クチナシ(梔子)
- キンモクセイ(金木犀)
これらが三大香木と呼ばれ、有名です。
ラベンダーなどがアロマで親しまれているように、
キンモクセイの香りの効果なども分かれば、もっと身近に感じられますよね。
あまり知られていないキンモクセイの香りの効果を調べてみました。
その他、キンモクセイの香水などの作り方も紹介します。
目次
キンモクセイの香りの効果 ”心”
リラックス効果があるといわれています。
ストレスやイライラ、不安などで心が安定しないときに、
キンモクセイの香りが落ち着かせてくれるかもしれません。
キンモクセイの香りの効果 ”体”
ダイエットに効果的だといわれています。
食欲を出させる脳内物質オレキシンを抑制する作用があります。
抗酸化作用により肌のアンチエイジングにも良いようです。
その他、腸内環境の改善や目の疲れを癒す効果などがあるようです。
その他の効果 ”潜在能力を引き出す!?”
かつてヨーロッパで、キンモクセイの香りは潜在能力を引き出すといわれていました。
これは、香りのリラックス効果などによるものかもしれません。
リラックスをして脳のα波が増えると、能力を発揮しやすくなります。
香りの防虫効果
キンモクセイの香りのγ-デカラクトンという成分は、防虫効果があるといわれています。
花の蜜や花粉を食べるハナアブ科のヒラタアブなどは好んで寄ってきますが、
モンシロチョウや蚊などは嫌う香りだとか。
キンモクセイの開花期は秋なので、
蚊避けには、キンモクセイの香水を作っておくといいかもしれませんね。
~キンモクセイの香りを取り入れる方法~
自宅でキンモクセイを育てている方は、
キンモクセイの香水やモイストポプリを自分で作ることができます。
手作り香水
簡単な香水の作り方を紹介します。
「用意するもの」
- キンモクセイの花
- 茶色の遮光瓶、または透明の瓶とアルミホイル
- 無水エタノール
- ゴム手袋
「作り方」
- 茎などの余分な部分を除いたキンモクセイの花を瓶に半分以上入れます。
- ゴム手袋をして、ビンに無水エタノールを一杯に入れます。
- ビンにフタをして冷暗所に置きます。透明のビンは、アルミホイルで包んでおきます。
- 2か月くらい経ったら完成します。
出来上がったキンモクセイの液と精製水をスプレーボトルに入れると、ルームスプレーなどになります。
使う分だけ精製水で薄めて、残りは原液のままで保存すると長持ちしますよ。
キンモクセイの香りが苦手な方も多いので、使うときは気をつけてください。
モイストポプリ
「用意するもの」
- キンモクセイの花
- 密閉できるビン
- 塩
「作り方」
- キンモクセイの花を朝摘んで、余計な茎などを取り除きます。
- 少しおいて置き、生乾きの状態にします。
- ビンに塩を少し入れ、その上に花を入れます。
- 塩と花を交互にビン一杯まで入れます。
- フタをして、冷暗所で1~2か月寝かせます。
モイストポプリは、なるべく日の当たらないところで保管します。
このモイストポプリは、香りを長く閉じ込めておくことができます。
香りを嗅ぎたいときは、フタを開けて香りを楽しみましょう。
キンモクセイの香りが苦手な人がいても、この方法なら自分だけでさっと香りを楽しめそうですね。
その他
キンモクセイの香りを手軽に取り入れたい方は、
キンモクセイの香りがする商品がおススメです。
通販サイト(↓)
Amazon:”金木犀 香水”
香水や練香水などがありますが、
練香水は匂いがきつすぎないので、柔らかな香りが好きな方におススメです。
キンモクセイの香りは好きだけど花粉でアレルギーが出る…という方でも、
キンモクセイの香りの香水などで楽しむことができます。
まとめ
キンモクセイの香りの効果などが分かって、身近に感じられるようになりましたか。
キンモクセイの香りが好き・アレルギーが出ない方は、
10月頃にキンモクセイがある公園やお寺・神社などでゆったりと香りを嗅いだり、
家で鉢植えなどでキンモクセイを育ててみたり、香水を作ったりしてみると良いですね。
家族などでキンモクセイの香りが苦手だったりする人がいる場合は、
公園などに嗅ぎに行ったり、キンモクセイの香りの商品を使ってみるといいですね。