ラベンダーのドライフラワーの作り方&飾り方のアレンジまとめ

ラベンダーのドライフラワー

ラベンダーのドライフラワーを見たことありますか?
落ち着いた紫の花穂、ぴんと伸びた茎。

ドライフラワーとして無造作に飾るのもナチュラルで素敵ですが、ちょっと一工夫するだけでぐんとおしゃれになったりかわいらしくなったりするから不思議です。

今回はラベンダーのドライフラワーの作り方から、おすすめの飾り方、折れた花の活用方法まで一挙ご紹介!

捨てるところがないといわれるラベンダーのドライフラワーを、思いっきり楽しみましょう!

ドライフラワー基本知識

ドライフラワーとは、その名のとおり生花の水分を抜いて乾燥させたもののことを言います。

最近よく聞くものにブリザーブドフラワーがありますが、これは生花に保存剤や着色料など薬剤を吸収させて作るものでドライフラワーとは別のものと考えてよいでしょう。

ブリザーブドフラワーは薬剤を吸収させているので保存状態が良ければ数年買った時と同じ姿です。

しかしドライフラワーはそういった処置をしないので花色も変化しますし、劣化もしますがそのこと自体が花本来の美しさを楽しむという、なによりの強みといえます。

 

ラベンダーのドライフラワーの作り方

基本的には今からご紹介する「基本の作り方」でOKですが、花穂が取れてしまったときや、茎が短い、折れたなど紐で縛れない場合の作り方もお伝えしますので、諦めないで丸ごとドライフラワーにしてみてくださいね。

基本の作り方

茎の長さが十分にあるときは一番シンプルな方法でドライフラワーを作ることができます。

1、ラベンダーを束ね、ひもで縛る
→ラベンダーが多い場合は数束に分けます。一束5~6本が最適。

2、風通しがよく、日が当たらない場所に花穂を下にして吊るす
→S字フックなどを利用すると、家や家具を傷つけず移動も簡単なのでおすすめです。

3、10日間~2週間しっかり乾燥させる
花を触って水分が抜けていたらドライフラワーの完成です。
このとき花がホロホロと落ちてくるかもしれませんが、捨てずにとっておいてください。

後ほど活用方法をご紹介します。

小さな花穂、落ちた花穂の場合

小さな瓶などに立てて乾燥させることもできますが、小さな花穂や折れてしまったラベンダーをきれいなドライフラワーにしたいのなら、シリカゲルを使った方法がおすすめです。

シリカゲルを利用した場合、自然乾燥に比べて花の色がより鮮やかに残る特徴があるので、小さなブーケなどにしたいときにもぴったりですよ。

【用意するもの】
・密閉できる容器(プラスチック容器など蓋ができるもの)
・粉タイプのシリカゲル(ドライフラワー専用も発売されていますし、手芸店などでも手に入ります)

ドライフラワー専用のシリカゲル
1、ラベンダーが入る大きさの密閉できる容器にシリカゲルを入れる
最初に入れるシリカゲルは底が隠れる程度で大丈夫ですよ。

【ポイント】
シリカゲルは必ず粉タイプを使いましょう。
粒だと花に密着しないためきれいに乾燥しませんし色も劣化します。

2、ラベンダーの花穂が重ならないように、寝かせて並べる

3、ラベンダーの花穂の上に少しづつシリカゲルをかける
ラベンダーの小さな花びらの隙間を埋めるように優しくかけていきます。

4、花がすべて隠れたらふたをする
最低でも2、3日はふたを開けずに乾燥させます。
乾燥具合を確かめる場合は、少しずつシリカゲルをかき分けて花穂を崩さないようにしましょう。

 

おすすめの飾り方厳選5つ

リースや花束としての飾り方はごくごく一般的ですので、ここではちょっと一工夫。
だれかに見せたくなるラベンダーやハーブの飾り方をご紹介します。

ドライフラワーを作る過程からインテリアになじませてみたり、小物と合わせたり……。
今すぐマネしたくなる飾り方をご紹介します。

ハンドメイドのナチュラルはしごで香るインテリア

ラベンダーのはしご

小枝を麻ひもで結んだだけ!ナイスアイディアのナチュラルはしご。
ラベンダーをドライフラワーにしながらおしゃれ空間の出来上がりです。

束にしたラベンダーで小枝をはさむように飾っているので、取り外しの時に花穂を痛める心配もありません。

たくさん並べて飾りたい!個性派容器とラベンダー

電球容器、絶対マネしたい

なんとこれ、100均で売っている電球型容器なんですよ!
お気に入りのハーブと一緒に入れて色合いも楽しみたいですよね。

底にシリカゲルを少量入れておけば、蒸れの防止にもなるのでおすすめ!
小さな瓶はいつくか並べて飾るとおしゃれに映るので、ぜひ複数個まとめ買いしてみてくださいね。

お気に入りを1本から!壁が華やかになるアレンジ

壁一面ハーブでウキウキ

いつも目に入る壁がこんなに鮮やかになるなんて!
いろんな種類のドライフラワーを作りたい欲張りさんにもおすすめです。

マスキングテープで留めているので賃貸住宅でも壁を傷めず楽しめます。
季節ごとの花で試すと、簡単に壁の模様替えができますね。

香りごと閉じ込めて。マグネット付きケース

マグネット収納

ハーブやスパイスも、マグネット付きケースを使えば見た目も楽しいインテリアに早変わり。
蓋を開けるたび、香りに癒されます。

いろいろなドライフラワーを少しづつコレクションしてみたくなっちゃいますね。

まるで雑貨屋さん!図鑑風に飾れる木箱

木箱も使い方次第!

こちらも育てたお花で作りたい木箱を使ったインテリアです。
100均などでも手に入る木製の箱に黒板加工をしています。

黒板加工は黒板スプレーで簡単にできます。
最近では黒板テープというマスキングテープも出ていて実際チョークで書き込みもできる優れもの!

標本のように立体的で自慢したくなること間違いなしです。

 

また、ラベンダーには沢山の種類がありますので、色々なラベンダーで作ったり飾ってみると、また違う楽しみ方ができると思いますよ。

ラベンダーの種類の見分け方と特徴!写真で品種別にまとめ

 

落ちた花でも作れる!

ドライフラワーを作る過程で花穂の首が折れてしまったり、落としてしまって散ってしまったりすることがあります。
そんなときには捨てないで、こんな飾り方はいかがですか?

小さなお皿やジュエリーケースで

折れた花穂をシリカゲルでドライフラワーにしたら小さなお皿に乗せるだけ。
それだけでもおしゃれに見えるから不思議です。

ラベンダーのアロマオイルを2、3滴落とせば簡単芳香剤の出来上がり。
匂いが気になるトイレや寝室にもおすすめですよ。

いつもラベンダーと一緒。ハンドメイドピアス

ガラスボールのピアス

貴和製作所というところが作っているガラスボールにぎゅ、ドライフラワーを詰め込んだだけ!
ほんの少しのラベンダーでハンドメイドのピアスができるなんて、夢のようです。

次の日ほんのり香るジュエリーボックス

ポプリを詰めて

いつも使うジュエリーボックスにラベンダーのポプリを詰め込んでみませんか?
夜寝るときに外して収納しておけば、次の日の朝ラベンダーの移り香がほんのり。

爽やかな一日になりそうです。

 

ポプリの作り方はこちらで詳しくご紹介していますので、気になる方は参考にしてくださいね。

⇒ ラベンダーのポプリ&サシェの作り方!簡単な手順をご紹介!

 

捨てるところなしで活用法いっぱい

ラベンダーの香りが一番強いところ、どこかご存知ですか?

実は茎なんです。

もちろん花穂も葉も香りますが茎が一番なんて意外ですよね。
ですからラベンダーは捨てるところがないと言われています。

ドライフラワーにしている最中に折れたり落ちたりした花や茎、葉を2~3㎝ほどに刻んだらネットに入れて集めておきましょう。
ある程度たまったら荒塩を入れて口を閉じます。

それをお風呂に入れれば香り立つハーバルバスの完成!
身体も心も癒される時間が過ごせますよ。
(肌が弱い方、敏感肌の方はかかりつけのお医者さんに相談するか使用を控えてくださいね)

ネットは100均でも売っているお茶の葉を入れるものが目も細かいので、ラベンダーのかけらが流れ出すこともなく安心です。

大事に育てたラベンダー、余すところなく楽しんでください。